国際B級大会、怒涛の派遣選手発表!
日本スケート連盟から、今年の国際B級大会に派遣する選手がいっせいに発表になりました!
これがもう怒涛の選手数! 日程もかなり詰んでますので、ちょっと整理しておかないと(私の)頭がパンクしてしまいそうなので、ISU主催大会の四大陸や世界選手権とともに、簡単にまとめておきたいと思います。
今後、発表があり次第、追加していく予定です。

(国際B級大会とは、ISU=国際スケート連盟が承認するフィギュアスケートの大会のこと。ISU主催の世界選手権やグランプリシリーズなどより格下とされる。得点はISUのパーソナルベストには反映されないが、ポイントはISUのワールドスタンディングに反映される)


以下、すべて日本スケート連盟の公式サイトより

■四大陸選手権大会 [ISU主催]
2013年02月06日 〜 2013年02月11日(大阪府大阪市大阪市中央体育館)
日本人選手:盒 大輔、羽生 結弦、無良 崇人、浅田 真央、鈴木 明子、村上 佳菜子、クリス・リード&キャシー・リード、ブリナ・オイ&水谷 太洋、平井 絵己&マリオン デ・ラ・アソンション

■バヴァリアンオープン
2013年02月07日 〜 2013年02月10日(ドイツ・オーバストドルフ)
日本人選手:織田 信成、中村 健人、西野 友毬

■チャレンジカップ
2013年02月21日 〜 2013年02月24日(オランダ・ハーグ)
日本人選手:小塚 崇彦、石塚 玲雄、樋口 新葉

■世界ジュニアフィギュアスケート選手権大会 [ISU主催]
2013年02月25日 〜 2013年03月03日(イタリア・ミラノ)
日本人選手:田中 刑事、日野 龍樹、宮原 知子、本郷 理華

■世界フィギュアスケート選手権大会 [ISU主催]
2013年03月10日 〜 2013年03月17日(カナダ・ロンドン)
日本人選手:盒 大輔、羽生 結弦、無良 崇人、浅田 真央、鈴木 明子、村上 佳菜子、クリス・リード&キャシー・リード

■クープ・ド・プランタン
2013年03月22日 〜 2013年03月24日(ルクセンブルク・ルクセンブルク)
日本人選手:町田 樹、庄司 理紗、川原 星、紀藤 裕香、加藤 利緒菜、坂本 花織

■ガルデナスプリングトロフィー
2013年04月01日 〜 2013年04月03日(イタリア・ガルデナ)
日本人選手:小塚 崇彦、今井 遥、山隈 太一朗、中村 優、山隈 恵里子、横井 ゆは菜、新田谷 凛

■トリグラフトロフィー
2013年04月03日 〜 2013年04月07日(スロベニア・イェセニッツェ)
日本人選手:村上 大介、本田 太一、山本 草太、大庭 雅、松田 悠良、佐々木 彰生、本田 真凛、三原 舞依

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 す、すごいですねぇ。ワールドや四大陸の選にもれてしまった小塚くん、織田くん、町田くんはもちろん、村上大介くんや佐々木彰生くん、ジュニアの本田太一くんやノービスの山本草太くんまで!女子もたくさん!日本選手ファンにはうれしい限りですが、海外の選手にとっては「うわあ!」って感じでしょうか(^_^;)

各国の出場選手はまだほとんど発表されていませんが、小塚選手が派遣される2月のチャレンジカップに、ブライアン・ジュベール選手が出場決定だとか!→FB  さっそく熱い戦いの予感… ヾ(゚□゚;)ノ 
 


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カテゴリ:2012-13シーズン | 15:39 | comments(2) | trackbacks(0) | - | - |
カートとPJのポッドキャスト グランプリファイナル男子編+全日本予想!
超〜遅ればせですが、カートとPJのポッドキャスト、ここまできたらやらないわけにはいかない!と勝手に決めて、今回もトライしてしまいました。
6回目の今回は「グランプリ・ファイナルふりかえり」。なんとおまけで「全日本予想」(!)までついています。

このポッドキャスト、日本からのアクセスが多いらしく、今回は日本人ファンへのあいさつから始まってます。で、カート、「僕が早口すぎると言われてるらしいね。」なんて言ってるくせに、今回も相変わらず、というかいつも以上の早口ぶり!…なので、すみませんが、例によって男子シングルを中心に、私が聞き取れた範囲だけで掲載していますので、そのつもりで読んでいただけたら幸いです!
(もし間違いなどありましたら、教えていただけるとすごくありがたいですm(__)m)

ポッドキャストへのリンクはこちら→CBC After Show - Grand Prix Final



「カートとPJ、2012年グランプリ・ファイナルを語る」

(0:33〜)
k:まず初めに、ようこそ日本!

pj:日本にはたくさんのポッドキャスト・ファンがいるのよね、カート?

k:ぼくら、日本で大ヒットしてるみたいだよね。日本人ファンの間で、僕が早口すぎるという噂があるようなので、今度…から……は………こんなことしてたら話が終わらないよ! トレイシー・ウィルソンはパーティに出かけていて、今日はいない。彼女は人気者だからね。さて、グランプリ6大会を経て、ついにファイナルだ。4つのカテゴリーのうち、どれが最高だったかな…ああ、男子だね!

pj:ええ、すごかったわ。

k:アンビリーバブルだったよ。まずこの話から始めよう。実は僕には何も言うことはないんだ。気持ち的にすごく入り込んでしまって…。思い出していたんだ、自分が若い現役選手だったころ、どう感じていたのかを。クワドがどんな感覚だったか、試合で着氷した瞬間のパワー…。今回、男子選手たちはそれをやったんだよね、信じがたいよ。きみも圧倒された?

pj:ええ、もちろんよ。私がすごく感動したのは、クワドがどれほど高いものなのか、認識を新たにさせられたってこと。以前はわかっていたわ、クワドと言えばあなただった。ところが、今の彼らはあなたより高いんだもの、カート。

k:(笑)正直、僕のアクセルとトゥは他の選手よりちょっぴり高かったと思うよ。(←この辺自信ありません、すみません…)でも、今の彼らがいかにクワドをコントロール(制御)しているかといったら! それと、羽生やハビエルの鮮やかな着氷。4回転してあれほど柔らかく降りてきて、顔の表情までつけて…クレイジー、クレイジーだよ。

pj:以前のクワドは大文字のQから始まるジャンプだったのよね。入りに長い時間をかけて跳ぶ、大げさで特別なものだった。でも、今の彼らは違うわ。ねえ、あのコントロール力はお道具の違いなの?

k:うん、彼らは僕らより若い脚を持っているからね(笑)…嘘だよ、お道具のせいじゃない。きみの質問に正直に答えると、1つの世代から次の世代へ渡されていくものなんだと思う。僕も、もしブライアン・ボイタノがクワドを跳ぶのを見なかったら、クワドに挑戦することはなかったと思うんだ。挑戦しようとさえ思わなかっただろう。そうやって前の世代から学んでいくものなんだ。
(3:17〜4:50中略)



k:このファイナルでは、困難な状況におちいった選手が、みごとに立ち直っていいスケートをした、すごくおもしろい瞬間がいくつもあった。試合で転倒からリカバリーしてプログラムに戻るのは、パーティでいきなり「やあ、カート!」って呼びかけられて「ああ、ええと誰だっけ…そうだ、やあ!」ってのと同じなんだ。この大会の男子のリカバリーぶりはすごかった。まずは高橋大輔。クワドで転倒したが、立ち上がってリンクの反対側まで滑り、次のクワドを、それもみごとなやつをきめた。パトリック・チャンも同じだ。クワドにトライするだけで相当な力と集中力が必要なんだけど、彼らは立ち上がって再びトライするんだ。崇彦も、みんなそうだった。
(6:15〜23:25中略)

pj:ツイッターからの質問よ。「ファイナルの結果を受けて、パトリック・チャンのコーチ変更についてどう思いますか?」

k:うーん、よっぽど正確な情報がない限り、そういう質問には答えるべきじゃないと思うな。もしも毎日のように彼のリンクに行って練習を見ることができたら、答えることにするよ。シーズンはじめにも言ったけど、ものすごく過酷なカテゴリーで世界選手権を二連覇している選手には、ちょっとのんびりする時間があってもいい。スケーターはロボットじゃないんだし。この大会でもNHK杯でも、彼はいいスケートをした。まだ力をフルには発揮してないけれど、かなり近くはなっている。それにパトリックが満足してるなら、僕も満足なんだ。でも…ここが限界だな。僕は彼の友達だし、彼のことをあまりにもよく知ってるからね。もしも僕がただのファンだったら、「パトリック大好き!彼のスケート最高!」っていう熱心なファンだったら、「コーチ変えてよ!」って思うかもしれないけど。でも、最近は演技を見るたびによくなってきてるよ。

pj:すばらしい答えだわ。

k:ただファンがこの状態に慣れていないだけなんだ。ボードにぶつかったり変なミスをやらかすことはあるが、いくらミスはあっても、それでもクワドで8点稼ぐし、他の選手よりずっと強いんだけどね。今はハビエルがジャンプに磨きをかけてきてるし、羽生もちょっぴり大人になってきた。大輔はまだトップをゆずらないし、崇彦はクワドを自分のものにしつつある。パトリックを競争集団にひっぱり戻そうとしている選手たちのグループがいる。人々が思ってるほどパトリックが悪い状況にいるわけではないんだ。

pj:私も同意だわ。

k:つまり、パトリックは今、プレッシャーをみんなで分け合うことができているんだ。以前は彼ひとりにプレッシャーがのしかかっていたけどね。彼は今でもなお、勝ち続けようと思っているだろうか?もちろんだ。ファンは勝ちを期待するだろうか?もちろんだよ。でも、彼だってほかのみんなと同じ人間なんだ。コーチを変えたほうがいいかどうかは、パトリックにしかわからない。

pj:重大な決断をくだすことができるのはパトリックだものね。質問がもうひとつあるわ。

k:今の質問が簡単すぎたとでも言うのかい?

pj:(笑)今度はチャットからの質問。「全日本選手権の予想は?」
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カテゴリ:2012-13シーズン | 10:47 | comments(16) | trackbacks(0) | - | - |
グランプリ・ファイナル2012 男子SP結果と動画


グランプリファイナル2012、第1日目が終わりましたね!深夜にストリーム&オンリザ観戦されたみなさま、お疲れ様でした!
女子はテレビでご覧になった方が多いと思うので、とりあえず男子SPの動画だけ貼っておきます。(動画は今の時点であがっているものです。動画主さま、さっそくありがとうございます!)


プロトコルは→こちら













詳しい感想などはまた改めてってことで…とりあえず、大ちゃん、スターだった!パトリックとゆづ、ミスがあっても強し!小塚くん、今季一番力強かった!ハビくんとまっちー、明日がんばろ!

・・・おやすみなさいm(__)m

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カテゴリ:2012-13シーズン | 03:04 | comments(4) | trackbacks(0) | - | - |
グランプリ・ファイナル2012プレビュー GoldenSkateより
ついこの間、劇的にNHK杯が終わったと思ったら、もうグランプリ・ファイナル&ジュニア・グランプリ・ファイナル。スケートファンやってると、時間ってどんどん過ぎていきますよね〜汗。
おなじみのGoldenSkateでは、このビッグイベントについて、ものすごく長いプレビュー記事がアップされました。全文訳す能力は私にはとうていない……ので、すみませんがシニアの男女についての部分のみ、ソチ到着の写真(現時点であがっているもの)とともに、ご紹介したいと思います。

もと記事はこちら→2012-13 Junior Grand Prix and Grand Prix Final of Figure Skating Preview


【シニア男子】

もし世界王者のパトリック・チャンと、スペインの「クワドモンスター」ハビエル・フェルナンデスがいなかったら、このファイナルは「ミニ全日本選手権」になっていただろう。6人のうち残りの4人はすべて日本選手、それぞれが独特の魅力を持った選手ばかりだ。

今、勢いにのっているのは日本の「神童」羽生結弦だろう。現世界選手権銅メダリストの17歳。ソチでは18歳の誕生日に、世界最高点を出したショートをすべることになる。ここまでの試合で彼は、よく練り上げられたプログラムに4回転ジャンプを組みこみ、着氷することができることを証明してきた。ノッているときの彼は誰にも止められない。

羽生はワシントン州ケントで開催されたスケートアメリカで銀メダル、故郷の仙台で開かれたNHK杯では同じ日本の高橋大輔をくだして感動的な優勝を果たし、2度目のファイナル出場をつかんだ。この両方の試合でショートの世界最高記録を更新し、今や世界トップクラスのスケーターであることを印象づけた。


乗り換え前後でしょうか?ファンから渡されたっぽい(?)ウサちゃんと。(スポーツ報知より)

ファイナルで羽生の最大のライバルになるのは、カナダのパトリック・チャンだろう。シーズン最初のスケートカナダではミスが目立ったが、2週間後に優勝したロステレコム杯では本来の調子をかなり取り戻したように見えた。
 
「ジャパンオープンではひどい演技をしてしまったけど、その後は試合ごとによくなっているよ」21歳のチャンはそう語った。「スケカナはちょっとまし、ロシアはさらによくなった――特に自信を取り戻せたこと、そして技術的な面でね。両方のプログラムがしっくりくるようになって、前より滑りやすくなってきたよ」
 
チャンはさらに言った。「ロシアのあとは、ファイナルが決まってうれしかった、行けるかどうかわからなかったからね。行けると知って、肩の荷が下りてほっとしたよ」

ここ数シーズン、チャンにはミスをしても勝てる余裕があったが、今年はそうはいかないだろう。ライバル選手たちが追いついてきたからだ。グランプリ・ファイナル3連覇をねらうなら、盤石のスケートをしなくてはならない。
 
「とてもおもしろい試合になると思うよ」カナダ選手権を5度制しているチャンは言った。「ソチに行けるというだけで楽しみだよ。今後のために、ものすごく有利になるだろうしね。もちろんベストの演技がしたいと思ってる。いい選手、強い選手がそろったからね。彼らの目の前でいいスケートをすることが大切になると思う、おそらくこれがオリンピックの最終グループになるだろうからね」

男子最年長となる26歳の高橋大輔は、2010年に世界王者、昨季のニースワールドで銀メダリストになったときの強さを失っているように見える。中国杯とNHK杯でともに銀メダルに終わったことが、この円熟したパフォーマーの勝利への欲望に再び火をつけることになったかもしれない。高橋は羽生やチャンと戦うのに必要なものをすべて持っているが、優勝をねらうなら4回転を決めること、そしてほかのジャンプでも着氷に気をくばることが必要になる。


おお、あいかわらずのファッショニスタぶり。このハット、ここのところのお気に入りですね。マフラー素敵(欲しい)。しかし今シーズンの大ちゃん、やせましたね。顔がほっそい。(毎日新聞より)

2011年世界銀メダリストの小塚崇彦も、メダル争いから外せない選手だ。チャンと同じく、小塚は基本的なスケーティングの名人であるだ。だが、彼が時に失ってしまうのは、自分に対する自信だ。名古屋出身の23歳の小塚が、もしもミスを犯してしまったら、昨季のワールドで11位に終わったように、惨敗につながってしまう可能性もある。

リラックスした、いい表情〜。おお、マフラー(珍しく)おしゃれじゃないですか!? (共同ニュースより)

スペインのハビエル・フェルナンデスは、スケートカナダでチャンに対して驚きの勝利を飾り、2010年ロシア杯以来グランプリシリーズで負け知らずだったチャンに土をつけた。だが、21歳のフェルナンデスは、強敵ぞろいのNHK杯では苦戦し、羽生、高橋、アメリカのロス・マイナーに次いで4位に終わった。昨年のファイナルで銅メダルだった彼は、NHK杯以降ファイナルへの準備を整え、再び表彰台をねらえる状態になっていると伝えられている。
 
「練習はとてもうまくいっているよ」とフェルナンデスは言った。「(NHK杯以降)練習できたのはわずか4日間だったけど、ロシアへの準備はすっかりできている。2本のプログラムをしっかり滑りきることと、表彰台に乗ること。この両方ができたらすごくハッピーだろうね」
 
今回の出場者のサプライズは間違いなく、これまで無名だった22歳、日本の町田樹だ。シーズンはじめにスケートアメリカの銅メダルで自信をつけたらしい彼は、数週間後の中国杯で初のグランプリ優勝を手にした。2010年四大陸選手権で銀メダルをとっていた彼は、フレッシュでエキサイティング。ライバルとの戦いに必要な道具もすべて備えている。弱点は大舞台での経験の少なさだ。
 
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カテゴリ:2012-13シーズン | 13:13 | comments(9) | trackbacks(0) | - | - |
カートとPJのポッドキャスト「NHK杯」から鈴木明子&羽生結弦&浅田真央の話
ここのところ、ちょっと私用で遠出してまして、いつも以上に更新が遅れてしまいました。いつも同じことばかり言って恐縮ですが、せっかく訪れてくださった方にはほんとにすみません…。

さて、すっかりおなじみのカナダCBCの「Aftershow Podcast」。
第5回目となる今回は「NHK杯ふりかえり」です。今回、トレイシー・ウィルソンさんはお休みで、カート・ブラウニングとPJ・クウォンさんの2人だけです。
待ってました!と言いたいところですが、今回は女子の結果について、やはりちょっと突っ込んだやりとりが展開されていました…。この中から、明子ちゃん、羽生くん、真央ちゃんについて話している01:50~10:00の部分だけご紹介したいと思います。このあともまだまだ白熱した議論が続いていくので、本当は最後まで訳せたらよかったのですが、今回も10分ほどで力つきてしまいました…涙。
(例によって、細かいところ、聞き取れなかったところは少し抜いたり省いたりしています。もし誤りなど発見されましたら教えていただけたらありがたいですm(__)m)

ポッドキャストへのリンクは→こちら

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「カートとPJ、2012年NHK杯を語る」

K:さて今週だ。日本で行われたNHK杯で、君が一番好きな瞬間はどの瞬間だった?

PJ:鈴木明子ね。私はあのフリーが大好き。彼女の良さを十分に発揮させるプログラムだと思う。彼女は時々ほかの選手の影に隠れてしまうのよね。もちろんワールドメダリストではあるけれど、目立つ演技をする選手や、華やかなキャリアの選手に比べたら…

K:14歳で、新鮮な選手とかね。

PJ:そのとおりよ。



K:明子は27歳。だけど僕にとっては新鮮だ。

PJ:でも時々忘れられてしまうことがあるの――ところで、彼女のフリーの衣装はとても素敵だった。あの衣装、本当に大好き。

K:だよね。

PJ:ほんとにゴージャスよね――でも、パスカーレ・カメレンゴがすばらしい仕事をして、彼女の長所を強調するプログラムをつくりあげた。

K:アイスダンスの振付師として有名な人だよね。

PJ:シングル選手ともすばらしい仕事をしているわ。特にフリーの後半、彼女は勢いにあふれ、スピードに乗っていた。そして喜びにみちた強さがあった。それが私にとって一番の瞬間だったわ。

K:もし彼女のフリーをまだ見てない人がいたらyoutubeとかにあると思うよ。そう、とても美しい瞬間だったね。彼女があそこで示したのは、大げさに腕を振り回したりしなくてもいいということ。僕は「身ぶりのための身ぶり」というのが嫌いなんだ。ジャッジにアピールするために腕を振り回す選手も多いけどね。

PJ:そうね。

K:彼女の動きの高潔さ、落ち着きが僕は好きだ。最初の10秒と最後の10秒がすばらしいブックエンドなんだ。振付の明瞭さがすばらしく美しい。ここでちょっと興味深いことがある。このフリーはあまりにもすばらしいから、全体の3分の2あたりで明子は仕事モードになるんだよね。ジャンプに集中していくんだ。プログラム後半のジャンプは得点が1.1倍になった。だから今季は、スピンをふたつ続けて、少し休んでから後半のジャンプに取りかかるっていうのがトレンドになっている。賢い作戦なんだけど、この後半のジャンプのときに、彼女はほんの少しプログラムとのコンタクトを失ってしまうんだ。文句をつけるほどじゃないんだけど、あれほど見事な演技を見せられると、振付とのコンタクトがもろくも消えてしまうのが見えてしまうんだ。でも、その後またコンタクトをちゃんと取り戻すけどね。

PJ:もうひとつ、彼女についてちょっと不満を感じるのは、試合での不安定さなの。スケートカナダでもNHK杯でも、ショートは5位だった。何やってるの?て感じよ。ショートが5位だったせいで…

K:今回も優勝を逃したよね。

PJ:そうよ。どちらもフリーは1位だったのに。

(4:24〜4:46 中略)

K:じゃあ、手短かに僕の一番好きだった瞬間、行こうか。そのあとでまた明子の話に戻ろう。僕の瞬間は羽生結弦。それは彼が勝った時ではなく、彼が転んだ瞬間なんだ。

PJ:なんだかわかった気がするわ。



K:彼はスピンでよろめいた。疲れていたんだね。彼は感情的になりやすい数日間を過ごしていたから。故郷の仙台に戻っていた。震災の日、彼はリンクにいて、揺れの中恐怖を感じながら四つん這いでリンクから這い出した、その仙台に戻ってきて、優勝した。驚くべき瞬間は、彼のバッテリーが切れかかっていた終盤にやってきた。ジャンプで転んでから、フライングスピンでよろめいた。なんとかエッジはつかんだものの、立ち直るパワーは残っていない。そっと手をついたあと、静かに転倒してしまった。そこから、ものすごく素敵な笑顔(the sweetest smile)を浮かべながら立ち上がったんだ。カメラが狙っていたのかどうかわからないが、その顔がアップでカメラに抜かれた。その時、思ったんだ。「ここにスポーツがある」って。

PJ:なるほど。

K:それはふくれっ面じゃかった。ふくれっ面をすることもあるよ。彼は転倒すると演技に戻るまで長い時間がかかることが多いんだ。でも今回はミスをしても演技をし続けた。転倒の影響をまったく引きづらなかったせいで、見る者がこのプログラムを愛し続けることができたんだ。あそこにいた子供たちにはものすごくいい勉強になったと思うよ。僕は一緒にショーに出る子供たちに必ず言うことがある。地元の子たちは、スポットライトを浴びて世界チャンピオンなんかと滑るのは初めてだから、緊張しまくって、ああ転んじゃったってなってしまう。それで僕は言うんだ。君がリンクで必要としているものは衣装と笑顔だけだよって。

PJ:そうね。

カ:やるべきことをやろうって。だからそう、それが僕の一番好きな瞬間だった。とてもいい教訓を与えるものだったし、僕が彼のファンであり続けることができるようにしてくれた。よくやったよ。


羽生くんについてのカートの話だけ抜いた動画がありました。the sweetest smileというセリフを、ばっちり羽生くんのスローモーションに合わせてあるという芸の細かさ。ううむ、スローで見るとよけいsweetですねえ。
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カテゴリ:2012-13シーズン | 12:48 | comments(15) | trackbacks(1) | - | - |
2012年NHK杯 男女SP結果+動画
2012年NHK杯、アイスダンスと男子、女子のSPが終わりました!すみません、いまだ勉強中のダンスはまた改めてということで、とりあえず男女の結果だけ。それぞれ上位3人の動画だけ貼らせていただきます。


男子SPプロトコル→こちら







 トップ3人はみんな、すばらしい演技でした。さくっと感想のみ。

スケアメの神演技はもしかしてちょっぴりまぐれかも、とか思ってしまっていた羽生くん、本当にごめんなさい。あなたは正真正銘のスタースケーターでしたね。完璧ジャンプに加えてスピン、ステップすべてに余裕があって、スケアメの得点からするともっと点が出てもいいと感じるくらいでした。(ん?もう感覚おかしくなってますかね?w)このプロ、最初は身の丈に合わないというか、振付けのジェフのテイストと違うんじゃないかという印象があったけど、完全に「ゆづるの散歩道」。プロをどんどん進化・深化させていける力はものすごいものがあるよなあ。

高橋くん、プロの前半の振付をフレンズ・オン・アイスの時のオリジナル・バージョンに少し戻して、ねっとりしたグルーブが戻ってきた気がします。正直、やりにくい曲だろうなあと思うけれど、強引にねじふせてしまうのはもうさすがとしか言いようがないです。

ハビくん、いやもう、演技を見るたびにどんどん洗練されていく気がします。最初の4回転の美しいこと。率直に言うと、もっと点が出てもいいと思いました。ぶっちゃけ、これがN杯でなければ2位だったんじゃないかという気がします。(←あくまで私の感覚です。あしからず!)トップ3で唯一アウェー、そしてキスクラに1人で座らされながらも、羽生くんの演技後に拍手を送っていたのがとっても印象的でした。優しい人は強いです。



女子SPプロトコル→こちら







 真央さんのステップの躍動感、ハンパなかったですね。今季のフリーの「白鳥の湖」も、EX「メリー・ポピンズ」もそうですが、バレエだったりミュージカルだったりという作品を、たった1人で演じて見せてしまう力がここまであったとは!このSP、あまりキュートなので「ジュニアっぽい」という意見もあるようですが、いやいや、ジュニアにはこの演技はできませんよねぇ。正直、多少点は出過ぎかなあという気がしないでもないですが、納得の1位でした。

大人っぽくなった未来ちゃん、可憐だけど確かな技術と芯の強さが感じられるジジュンちゃん。ふたりもすばらしかった。特に未来ちゃんの復活はうれしい。

でもね、明子ちゃん…スケカナでも点が抑えられ気味でしたけど、ホームの日本でもそうなんですね。SP「キルビル」、どうもジャッジにウケがよくないのでしょうか?ルッツが1回転になったのは確かに大きなミスだけど…。まあ、2位までそれほど点差はないので、フリーで十分追い上げ可能だと思うのですが。

……というわけで、大好きな選手たちがそれぞれ極上の演技を披露してくれたというのに、なんだか悲喜こもごもで、やるせないというか、どっと疲れてしまった男女SPでした。あああ、フィギュアスケートってフクザツ…。

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カテゴリ:2012-13シーズン | 02:20 | comments(4) | trackbacks(0) | - | - |
カートとPJのポッドキャスト「エリボン」から〜アボット、無良、リプニツカヤ、ワグナーなど
いつもながら更新とどこおりまくりです。うう、仕事が遅い上にいろいろ時間がとれなくて…ううっ。

そういうわけで、もうNHK杯まぎわという頃に申し訳ないですが、カナダCBC主催のフィギュアスケート・ポッドキャストの第4回「GPSエリック・ボンバール杯ふりかえり」です。
今回もPJ・クウォンとトレイシー・ウィルソンをゲストに迎えて、縦横無尽にいろんな話を展開しています。

最初におことわりしておきますが…すみません、今回は細かいところは省いてしまいました!&私がおもしろいと思った箇所(そして聞き取れた箇所…涙)だけをご紹介しています。それと、今回トレイシーさんの声がちょっとハスキーでPJさんの声と似ていたため、混同しているところもあるかもしれませんが、なにとぞご容赦を…。

ポッドキャストへのリンクはこちら→CBCSKATE After SCBCSKATE After Show - Grand Prix of France



「カート、PJ、トレイシー、2012年エリボンを語る」
(2012年11月18日)

K:今回はGPSエリック・ボンバールをふりかえるポッドキャスト。僕は「フランス杯」という名前のほうが好きなんだけどね。

(中略 4:30までペアのデュアメル&ラドフォード組の話)

K:さて、ジェレミー・アボット。試合には負けたけど男子で一番のハイライトだった。少なくともトレイシーと僕はそう感じたよね。彼はまだポテンシャルを試合でフルに生かせていないスケーターのひとりだと思う。いいやつだし、僕は彼がその瞬間を迎えるのを待ってるんだけど、問題はクワドなんだよね。彼自身、今大会ではクワドを入れないと言っていたのに、結局戻してしまった。結果といえば、フリーで跳んだクワドで転倒して、ショートで2位との間につけていた5点もの差をふいにしてしまった。無良ジュベールを意識したのかどうかわからないけど、リスクを犯してクワドを入れたせいで、3点差で金メダルを逃してしまったんだ。ううっ!



T:ショートの後、彼は言ってたのよね。「じつはスケート・アメリカ以来クワドは着氷していないんだ」って。スケアメって8月よ!最終的には跳ぶ必要があるから入れたんでしょうけど、体調に問題があったのになぜ無理にクワドを入れたのかしら。

PJ:ジャーナリストのリン・ラザフォードがツイッターで言っていたわね。「基礎点の高いクワドなしで勝つのは難しい。無良のクワドは12.01、一方ジェレミーのは2.2だった」って。約10点もの差よ。

T:もしアボットがクワドを抜いて、今自分にできることをやれば優勝できていたかもしれないわね。でも、(無良)崇人についてはひとこと言わなくっちゃ。驚くべきスケートだったわ。TV放送でも話したわよね、選手の中には氷上に立ってポーズをとって、とても冷静にエネルギーを抑えながら滑る人もいるけど、彼はそうじゃない。力をぬいてエネルギーを抑えたりなんかしないの。プログラムの最初から最後まで攻めていたわ。彼にとって画期的なすばらしい演技だった。彼にも賛辞を送りたいわ。

K:無良にはそれができるチャンスがあまりないしね。日本選手は国際試合で力を発揮するチャンスがあれば、そのチャンスをフルに生かさなくてはならない。国内の競争がとても激しいからね。



T:アボットはクワドを跳べないとわかっていたのに、なぜクワドを入れたのかしら?

K:単純に言ってしまえば、「クワドなしのスケーター」と思われたくなかったのかもしれない。自分では着氷できる可能性を感じていたのかも。実際過去には跳んでいたんだしね。彼は最前線の選手のリストに残っていたかったのかもしれない。それによって、プログラムの残りの部分をだめにするリスクがあっても。

T:佐藤有香振付による、とても、とても美しいプログラムよね。

PJ:もうひとつ考えられるのは、彼はたとえここで優勝しても、ファイナルには行けないのよね。それなら失うものは何もないわ。

K:そう、そういった個人的な感情かもしれない。それかその両方か。…じゃあ、戦略の話をしよう。クワドを跳ぶべきか否か。PJが得点の話をしたよね。ジェレミーのフリーは、フィギュアスケートに精通している人が大喜びするように作られたプログラムなんだ。最後のトリプルサルコウの入りなんて、とても難しいんだよ。そんなところに難しい入りのサルコウを入れてどれだけ得になる?リスクに比べると得点的なメリットは少ないんだよ。でも、それはとても美しい瞬間なんだ。トリプルアクセルからステップを挟んですぐもう一度アクセルを跳ぶところもある。このフリーには地雷がたくさんあるんだよね。僕はこのプログラムが大好きだし、それをやろうという彼のガッツも大好きさ。もし彼がこのプログラムを完璧にやりおおせたら、この先ずっと酒をおごってもいいぐらいだ(笑)。

T:戦略という話でいえば、たとえばフローラン・アモディオ。振付師のモロゾフの戦略で、プログラムのある部分まで来ると、スローダウンして息をととのえるの。力を回復してから、残りの3回転をすばやく跳んでいくのよね。でも、そのジャンプはステップと連動していなくて、ただ滑っては跳び、滑っては跳びなの。一方アボットは、ジャンプの前後にとても複雑なステップがついている。パトリック・チャン高橋大輔ならこのことが得点にはねかえってくるけれど、アボットはジャンプミスのせいで今はまだあまり評価されてないのよね。

K:でも、それをやる価値はあるよ。

PJ:私もそう思うわ。

K:勝ちをねらいに行くっていう点では賢いとは言えないけど、スケートファンとしては、ジェレミー・アボット、君はすばらしいよ。
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