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ジェニファー・カークのブログより「果たせなかった夢」(後編)

アメリカの元フィギュア選手、ジェニファー・カークのブログより、5月29日付の記事「An Unrealized Dream」の後編です。(前篇は→こちら



from The Skating Lesson: sports teach us more than winning and losing
Posted on May 29, 2012 An Unrealized Dream


「果たせなかった夢」(後編)

不幸なことに、そんな罪悪感がよけい摂食障害を悪化させることになった。1日3時間の氷上練習に加えて、ジムで2時間トレーニング、しかもほとんど何も食べていなかった。これほどカロリーを摂取しないでいると、張りつめていたゴムひもはパチンと切れて、自己管理なんてものはどこかへ飛んでいってしまう。私の体は燃料を必要としていた。このことが、激しい大食い、嘔吐、そしてさらなる飢え、というサイクルを引き起こしていた。

大食いしているとき、食べ物を胃袋いっぱいにつめこんでいるときには、私は幸せだった。満たされ、愛されていると感じていた。食べ物は胃だけでなく心まで満たしてくれたのだ。私にとって愛とは、常に条件次第のはかないもの、何か成果をあげなければもらえないものだった。子供のころ、私が上手にスケートできたり大会で優勝したりすると、母はお菓子やプレゼントをくれて、ものすごくやさしく接してくれた。けれども、転んだり表彰台に乗れなかったときには、きつくしかられ、口をきいてくれなくなった。17歳で母を亡くしたあとも、私はミスをすることを恐れた。ミスをすれば愛が取り上げられてしまうと思い込んでいたからだ。一方、食べ物は母とちがって、私が勝とうが負けようが気にすることはない。ミルキーウェイが舌の上でとろけ、オレオが歯と歯の間でさくっとくだけるときのあの幸福感は、いつも変わらないものだった。けれども、すべての糖分を摂取しつくし、ごみ箱がお菓子の包み紙でいっぱいになると、私はすぐさまその愛と幸せの感覚を、とりすぎたカロリーとともに排出した。胃の中の食べ物を吐きだし、また空っぽの感覚に戻るのは気持ちがよかった。それは苦痛に似ていた。そして苦痛は、いつも愛をもたらしてくれるものだったのだ。

今ふりかえると、私が自分の体を痛めつけるようになったのは、母のしつけのせいが大きかったことがわかる。大人が子供に、あなたの価値は成績によって決まるのよと言い続ければ――言葉に出して言うかどうかにかかわらず――子供は間違った価値観をもつようになる。こうしたしつけを受けた子供は、いい成果をあげなくては、自分には愛ややさしさを受ける価値がないのだと思いこんでしまうのだ。しかも、何か失敗すれば、それは親の失敗になってしまうから、子供は自分が負けたくやしさとともに、親をがっかりさせてしまったという、もっとやっかいな苦痛に対処しなくてはならない。こうして子供は、自分の価値やもらえる愛は、成績によって決まるんだと信じ込むようになる。特にフィギュアスケートというのは、選手にはコントロールできないところで成績が決まってしまうスポーツなので、選手はスケート以外で何かコントロールできるものを探し求めるようになるのだ。私自身も、自分の幸せなんかよりもスケートとその成績のほうが大事だと思い込んでいた。だから、誰かに打ち明けたり助けを求めたりは絶対にできなかった。私の価値は、メダルをとれるかどうか、周囲の人を満足させられるかどうかにかかっていると信じ切っていたのだ。

引退を決める2、3か月前、父とコーチたちが私の摂食障害に気づいた。だがかれらは、私にケアや治療を受けさせようとはまったくしなかった。このことで、私はますます確信した。フィギュアスケートは私の人生のそのほかのことよりずっとずっと重要なのだと。かれらがなぜ私を競技から離れさせ、治療を受けさせることをしぶったのか、ある程度は理解できる。(トリノ)オリンピックまでもう1年を切っていたし、トップアスリートのレベルになると親もコーチも選手の育成に莫大なお金を費やしているからだ。親は子供のキャリアのために何十万ドルもかけてきたし、競技レベルが上がるにしたがって雇うコーチも変わってくる。それでもなお、やはり親やコーチは、選手の生活がどうなっているのか注意を払うべきだし、選手のキャリアよりもまず健康を考えるべきだと私は思う。同時に、選手が悩みを打ち明けられるよう、何でも話せる関係をつくって、常に選手と連絡がとれるようにするべきだ。もしも私と父やコーチたちとの間に、もっとコミュニケーションの手段があったら、私が自分の体にどんな仕打ちをしていたか、どれだけ苦しんでいたか、伝えることができたんじゃないかと思う。

親やコーチだけが選手の健康問題の責任者だとは言いたくない。とくに、私の両親やコーチを責める気はない。だって、これは私がやったことだから。自分の体を傷つけたことはすべて私の責任だ。でも、これだけは言いたい。親も子供も――私たちみんな――知るべきなのだ、その人の行動や成績よりもその人自身が一番大事なのだと。私は引退する1年前から大人としての責任を担いながら暮らしていたが、本当に大人になれたのはスケートをやめたときだった。引退なんて間違っていると数えきれないほど言われたけれど、私は自分自身を信じて治療を受け、自分の健康と未来を守ることにした。スケートをやめるのは怖かったけれど、そのおかげで自分を信頼すること、自分を大切にすることを教わったのだ。

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カテゴリ:北米女子 | 04:33 | comments(9) | trackbacks(1) | - | - |
ジェニファー・カークさん、ビデオブログ開設!
現役時代には人知れず摂食障害で苦しんでいたという、アメリカの元フィギュア選手、ジェニファー・カークさん前回、前々回の記事では彼女のブログ(→こちら)の記事を訳させていただきましたが、そんな彼女が、今度はビデオブログを立ち上げました!
摂食障害のことを知ってもらい、今苦しんでいる人たちを助けたい、との理由から、YouTubeのチャンネルを開設したとのこと。さっそく昨日6月4日付でメッセージビデオをアップしています。その内容を、ざっとですがご紹介したいと思います。


美しいですね〜 そして、ブログの壮絶な記述からちょっと心配だったのですが、とても元気そうなのでちょっぴり安心しました!

「こんにちは、私のyoutubeチャンネルにようこそ!

まずは、ブログの最新記事にたくさんのコメント、メッセージ、応援の声をいただき、ありがとうございました。誰でも読めるインターネットでああいうことを書くのはちょっぴり怖かったけれど、たくさんのメッセージをいただいて本当にうれしかったです。また、勇気をもってご自分のお話を書いてくださった方にも感謝します。みなさんのメッセージを見て、この対話を続けていかなくてはならないんだと思いました。

摂食障害は、じつはフィギュアスケートのような個人競技にはよく起こることですが、患者は孤独を感じるものです。自分だけが苦しんで、誰も理解してくれないと思いがちです。でも、悩みは誰にでもあります。治すためには、自分の経験を話して、苦しんでいるのは自分だけじゃないとわかることが大切なんです。

摂食障害には悪いイメージがつきまといますが、それは人々がこの病についてよく知らないからなんです。だから、私はみなさんと対話をしたい。人々に摂食障害について知ってもらうだけなく、若いスケーターやアスリートやそれ以外の若者をこの障害から守りたい。こんなことで苦しむ理由など、どんな人にもないからです。そして、今この障害で苦しんでいる人には、助けは得られること、助けを求めるのは恥ずかしくなんてないことを知ってほしい。人生で一番大切なのは、健康と幸せなんです。

この問題について、みなさんに声や質問を寄せていただき、対話をするために、私はこのチャンネルをつくりました。ブログにお寄せいただいた質問には、私が摂食障害を克服したプロセスを問うものや、子供の病に悩む親御さんからの質問もありました。こういった質問に答えていきたいと思います。どんなことでもいいので、動画のコメント欄に、質問やディスカッションしたいことがらを書き込んでください。自分でビデオを撮ってここに投稿してもらってもいいですね。みなさんが質問に答えてくださってもOKです。みんなでみんなを支え合い、苦しんでいる人を引っぱり上げる、そんなコミュニティーにしていきたいと思っています。

ブログにすばらしいメッセージをくださったみなさん、改めて本当にありがとう。とても感動しました。皆さんと出会うことができて私は幸せです。ぜひ引き続き、みなさんの声を寄せてくださいね!」

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 これは本当にすばらしいこと!「新しいキャリアに挑戦して、自分の経験を役立てていきたい」とブログでも書いていましたが、そのポジティブな姿勢に、あらためてすごいなあと思います。

興味のある方は、ぜひぜひコメントや質問を寄せてみませんか?(上の動画を再生して、右下隅のYouTubeボタンをクリックすれば、YouTubeのページに飛べます)
摂食障害で悩んでいる方も、そうでなく彼女の活動に興味がある方も、聞きたいことがありましたらぜひ!ただし、もちろん悪ふざけはNGで!(なんだか動画のコメ欄にさっそくそんなヤカラが出没していて、ちょっと心配…)

あ、質問・コメントは英語でしょうねぇ。もし私のなんちゃって英訳でもよろしければ、ここのコメ欄に書いていただければ英訳させていただきますよ!(ただし短文に限りますが…汗)

JUGEMテーマ:フィギュアスケート
 
カテゴリ:北米女子 | 13:23 | comments(0) | trackbacks(1) | - | - |
ジェイソン・ブラウンの新プロは…プリンス!
おなじみのicenetworkで、共同で記事を書いているSarah BrannenさんとDrew Meekinsさんという記者さんたちがいます。そのふたりがTwitterで、「ジェイソン・ブラウンに取材したのがもうすぐ記事になるよ」とつぶやいていたので、「すわっ!もしかしてシニアに移行か!?」と勝手にドキドキしていたのですが…新プロ情報でした(笑)。
こちらの記事→The Inside Edge: Evora's extraordinary lunchをスクロールしていくと、下のほうにあるPrinceという数段落がそれです。…そう、新しいプログラム、あのプリンスなんですって!!



By Sarah S. Brannen and Drew Meekins

いつも明るいジェイソン・ブラウン。月曜日に彼が私たちに語ったところによると、来季のショートの曲は、プリンスの"The Question of U"になるという。フリーはリストの「愛の夢」。振付はどちらも、ブラウンのプログラムをずっと手がけてきたローヒーン・ウォードが担当する。

「スケーティンク・スキルを指導してくれてるコーチのひとりに、元ダンサーのロブ・ピールという人がいるんだけど、彼が言ったんだ。『きみはこの曲を滑るべきだ』って。すごくおもしろいんだ。だってローヒーンはまさにプリンスみたいな人だから。彼とこの曲の振付をしていくのは楽しいよ。彼の動きを見るのに夢中になっちゃって、自分がやるべきことを忘れてしまうほどなんだ!」
「すごくかっこいいプログラムだよ。みんなに好きになってほしいな。お客さんも乗ってくれるといいな。これまで滑ってきたプログラムよりおしゃれなんだ。今までとは全然違うジャンルで、スムーズでクールなのさ」

ブラウンによると、彼とローヒーン・ウォードの間で、「愛の夢」は正統的なオーケストラ・バージョンを使うと、月曜日に最終決定したばかりだという。
「ある日、ローヒーンがやってきて、『きみが何を滑るべきかわかった!これだよ!』と言うんだ。いくつか違うバージョンを聞いてみたんだけど、彼はとても明確なビジョンを持っていた。僕も(オーケストラ・バージョンを聞いて)だんだん好きになってきた。で、『これでやってみましょうよ!』って言ったんだ」

ブラウンと彼のコーチのコリ・アデは、来季はもっと大人っぽいイメージを打ち出したいと思っているという。彼は高校生活の2年目を終えたばかり。スケートの調子はいいという。今週末、ウィスコンシン州Pleasant Prairieで開かれる2012 Southport Summer Classicという大会に出場を予定している。
 
「もう3日後なんだ。おかしいよね、まだフリーのプログラムが完成していないっていうのに! これからの3日間でローヒーンと一緒に完成できたらいいな。それと、(8月2〜5日の)Glacier Fallsにも出る予定です」

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さらに筆者のSarah & Drewさんが、こんなこともつぶやいてくれました!

「ジェイソン・ブラウンからもう一言、『今のところ…髪はポニーテールのまんまだよ!』」

ジェイソンといえば、美しいポジションとまだ3Aはないけど完璧なジャンプ、必ず歓声がおこる美スピンで、今年の世界ジュニア銅メダルに輝いたアメリカ男子のホープ。今季のショートは大好きなプロでした。



すばらしい音楽性!曲のリズムにずばずばはまる音はめのよさがすごいです!!
で、新しいSP、プリンスの"The Question of U"というのはこんな曲。


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カテゴリ:北米男子 | 11:41 | comments(4) | trackbacks(0) | - | - |
高橋大輔&ニコライ・モロゾフ、復活!? 【追記】ああ、やはり事実でした!!
もうご存知の方も多いでしょうけど、昨日、フィギュア界に激震が走りました。
私が知った第一報は、ドイツ人記者の方がやっているロシア語のフォーラム(→こちら)でした。そこで、記者のWerner氏が6月14日付でこんなことを書いたのです。ロシア語からの自動翻訳ですが、

  「高橋大輔は今日からソチ冬季五輪までニコライ・モロゾフとともにトレーニングする」

ええっ!まさかそんな…モロゾフ・コーチは、確かに高橋選手を世界的なスケーターへと成長させた功労者ではありますが、ご存知のようにあまり後味のよくない別れ方をしました。その後、高橋選手はモロゾフ以外のコーチ、振付師のもとで世界王者、オリンピックメダリストにまでなったわけで、最初は「今さらモロゾフはないでしょー、デマじゃないの?」というのが正直な感想でした。それに、モロゾフはソチ五輪にむけてロシア選手強化に専念していくはずで、新たな外国人選手はとらないのでは?と。

ところが、今日(6月14日付ですが日本時間では今日ですね)になって、ロシアのスポーツ紙「R-Sport」のサイトにこんな記事が出ました。(→こちら
(すみません、ロシア語から英語への自動翻訳です。日本語に変換するとわけわからない文章になってしまうので英語のほうがまだましかなと…。また、かなり直訳調ですが、お許しくださいm(__)m)



Figure skater Takahashi returned to the Russian coach Nikolai Morozov


Little Falls (USA), June 14 - RIA Novosti, Alena Leonova. Ex-world champion in figure skating Japanese Daisuke Takahashi will be prepared for the Olympic Games in Sochi in 2014 under the leadership of Nikolai Morozov, the Russian coach said the agency "R-Sport."
Takahashi up to May 2008 has already trained with Morozov. Japanese figure skater - the world champion 2010, world championships silver medalist in 2007 and 2012, bronze medalist of Olympic Games 2010 in Vancouver.
"We, along with Daisuke decided to resume cooperation, - said Morozov told" F-Sport. "- I would be interested to work again with the skater. In addition, I believe that the presence of such a master in our group will benefit other students in my preparation for the Olympic Games in Sochi. "
Morozov's group, which includes members of the Russian national team Alena Leonova and Sergei Voronov, dancers Elena Ilinykh / Nikita Katsalapov, as well as other well-known Russian and foreign skaters, is currently in training camp in America.

「フィギュアスケーター高橋、ロシア人コーチ・ニコライ・モロゾフの元へ戻る」

フィギュアスケートの前世界王者、日本の高橋大輔は、2014年ソチ五輪に備えてロシア人コーチのニコライ・モロゾフにつくことになる――R-Sportの記者にモロゾフがそう語った。
高橋は2008年5月までモロゾフについていた。2010年の世界選手権で優勝、2007年と2012年には銀メダル、2010年のバンクバー五輪で銅メダルに輝いた日本人フィギュアスケーターだ。
「我々は協力を再開することを、大輔とともに決定した」モロゾフはそう語った。「彼と再び組むのを楽しみにしている。その上、彼のような熟達した選手がうちのグループにいるのは、ソチ五輪への準備において、ほかの選手たちのためにもなるだろう」
モロゾフ率いるグループには、ロシア代表チームのメンバーであるアリョーナ・レオノワとセルゲイ・ボルノフ、アイスダンスのエレーナ・イリニフ&ニキータ・カツァラポフのほか、ロシアや海外の有名選手たちがいるが、現在はアメリカの練習拠点でトレーニングしている。



じつは私…上のロシア語フォーラムのことを知ったときに、記者のWerner氏にあつかましくもメールで問い合わせをしていたんです。事実なのかどうか、本人たちはコメントしているのか…。たぶん返事はもらえないだろうと思って、なかば勢いだったんですが、その後すぐにご返事が! こんな内容です。

"yesterday Nikolay Morozov told me by phone that he'll fly today to Japan where this decision will be announced by Japan TV."
「昨日、ニコライ・モロゾフが電話で私に話したところによると、彼は今日、日本に向けて飛行機で発つそうです。そして、この決定は日本のテレビでアナウンスされるだろうとのことです」

事実かどうかは確信はありません。でも、勢いで記者の方にメールしてしまって、こんな情報をもらってしまい、私のところで止めておくのもどうかと思ったので、ここに書かせていただきました。もし万が一誤りがありましたら大変申し訳ありません。
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カテゴリ:高橋大輔 | 10:28 | comments(6) | trackbacks(0) | - | - |
遅ればせながら…DOI観戦記
ドリーム・オン・アイス2012、二日目の6月16日(土)昼公演、行ってきました!
すぐに観戦レポを…と思ったのですが、なかなか取りかかれず。いざ書いてみようとすると、もはやうろ覚えなところも…ヾ(゚□゚;)ノ やっぱりメモとりながら観ないとだめですね、反省。
なので、すみませんが個人的に印象深かった演技についてだけ書いてみようと思います。ジャンプなどの要素の記憶もあいまいなので、あまり触れられていません。あくまで私の主観です。見る方によって、また公演によって印象は違うと思いますので、どうかそのへんはおゆるしを…。


村上大介選手のInstagramより。日本男子+パトリック大集合〜!


カロリーナとあっこちゃんも〜。ダイスくん、ありがとうございます!


宇野昌磨 (Bad Boy Good Man)

曲はハイテンポのスイングっていうんでしょうか、こちらです。場内アナウンスによると、「ちょっと悪い男の子を演じます」とのこと。キレのあるステップに、しょうまくん名物のクリムキン・イーグル。お客さんにも笑顔でアピール。オープニングのあとのトップバッターなので緊張すると思うのですが、すでに貫録さえ感じさせる余裕のエンターテナーぶりでした。気になる身長は…正直よくわからず。やっぱりちっちゃかったけれど、体型的に去年よりシュッとした縦長な感じになっていたので、少し伸びたのかな?

田中刑事 (Afro Freak)

新しいSPだそうです。曲は、鹿児島の枕崎を拠点に活動しているARTSというスカバンドの「Afro Freak」→youtube。スカってフィギュアでは珍しいんじゃないでしょうか?このハイテンポな「スチャスチャスチャスチャ」にのって、刑事くんが躍る踊る!つなぎもステップも、とにかく踊りまくり!
白シャツに黒パンツ&サッシュベルト、首まわりには黒い蝶ネクタイを外した状態っていうんでしょうか、2本ぶら下がった状態です。このダンディーな衣装で、お客さんに目線くれまくり。私の席はちょうど試合でいえばジャッジ席あたりだったんですが、かなりジャッジキラーな目線なんじゃないでしょうかっ!? 高校生にこう言うのもなんですが、とにかく「セクシー」としか言えないんじゃかと…><
ただし、かなり体力を消耗するらしく、最後のスピンはヨロヨロ…。これでジャンプとスピンがきっちり入ったらかなり盛り上がるプロになりそうですが、とにかく大変そうだーっ!がんばってほしいです!
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カテゴリ:観戦・ショー・イベント | 12:07 | comments(2) | trackbacks(0) | - | - |
キム・ヨナ情報いろいろ〜五輪、Artistry on Ice、スペシャルオリンピックス
ここのところ、立て続けに韓国のキム・ヨナ選手についての情報が入ってきましたので、さくっとまとめておきたいと思います。

まずは、気になる2014年オリンピック出場について…中国紙China Dailyに掲載されたこちらの記事より。
"Kim focused on now, for now" by Wang Zhenghua in Shanghai (2012-06-20)

「キム、今は今のことだけ」
2010年五輪金メダリスト、韓国のキム・ヨナは日曜日(6月17日)、上海で開催されたアイスショー「Artistry on Ice」に出演した。今年のArtistry on Iceは6月9日に台北で開幕、北京、深センを経て上海で幕を閉じた。

――現オリンピックチャンピオン、2014年については未定

韓国フィギュアのスター、キム・ヨナがこの週末語ったところによると、2014年冬季五輪に出場するかどうかまだ決めていないという。それでも、2018年に韓国で開かれる冬季五輪では、出場するトップ選手たちを母国に迎えることを楽しみにしているという。
キムは中国でのアイスショーに初めて出演するため上海を訪れていた。彼女は、2014年のソチ五輪について話をするのはまだ早すぎると言った。それでも、2018年の平昌五輪では、トップ選手たちの演技を見る機会を楽しみにしているという。
平昌五輪に出場する選手たちみんなが、それぞれの夢を実現できたらいいなと思います
そう語るキムは、親善大使として平昌の五輪招致活動にもたずさわっていた。

現在21歳のキムは、オリンピック、世界選手権、四大陸選手権、グランプリファイナルで金メダルを総なめにした初の女性スケーターとなり、韓国では最も有名なアスリートのひとりだ。
自分の成功の理由について、大切なのは精神的な強さだと、キムは語った。
「私はたくさんのタイトルを取りましたが、多くの試合で負けてきました。フィギュアスケートでは、精神的なタフさがとても大切です。私は自分をベストの状態にもっていけるように細心の注意を払っています」
また、遺伝的な体質のおかげでもあるという。
コーチたちがいうには、私の筋肉や体の構造はスケートにうってつけらしいんです。私はいい道具をもって生まれてきたんですね。才能よりもこちらのほうが大きいかもしれません。早い段階でコーチたちがそれを見出してくれ、伸ばしてくれたのは、幸運だったと思います。自分がそんなふうに生まれついたとは知らないままでいる人が多いですから」

キムの2010年の収入は970万ドル。世界で最も稼いでいる女性アスリートのリスト入りを果たした。今でも広告業界では引っ張りだこのスターだが、メディアでは彼女が引退するのではないかという憶測が広く飛びかっている。
キムは自分が主催する韓国のアイスショー「オール・ザット・ショー」には出演しているが、海外での営利目的のショーに出ることはめったにない。日曜日の「Artistry on Ice」では、マイケル・ブーブレの「All of Me」と、アデルの「Someone Like You」という2つの新しいプログラムを演じた。
「All of Me」では黒いスーツに黒いネクタイと帽子をつけ、幅広いスキルを披露した。
「中国では3度試合に出場したことがありますが、アイスショーは初めてです。だから緊張しています。中国の熱心なファンに会えてうれしいですし、2つの新プログラムでみなさんの応援に応えられたらと思います」

日曜日のショーを主催したSECAのLi Sheng会長は、キムに出てもらうまで2年かかったと話した。
「キムさんが出演したのは上海公演だけですが、Artistry on Iceにとって、いえ、中国のフィギュアスケート史において、画期的なことです」とLiは言う。
日曜日の公演は、台北、北京、深センに続くArtistry on Iceの最終公演であり、中国ペアの申雪&趙宏博のお別れ公演でもあった。

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 結論は…「まだわからない」ってことなんですね。まあ、当然なのでしょうけど、2018年五輪についての型どおりのコメントが悲しいなあ。彼女のコメントはいつも立場に縛られている感じがして、読んでいてつらくなってきます。
日本ではドリーム・オン・アイス最終日だった6月17日、彼女は初めてArtistry on Iceに出ていたんですね。(それにしても会長の絶賛コメントがすごい!)その時のファン撮影による動画がもうアップされています。

"All Of Me"


"Someone Like You"


公式HPによると、どちらのプログラムも振付はデビッド・ウィルソン。春のオール・ザット・ショーのために昨年9月に振付を開始したとのこと。 "All Of Me"のほうはヨナ本人の選曲だそうです。ジャンプはひとつもないけど、さすがに雰囲気ありますねえ。ずっと帽子を目深にかぶって、最後の最後に長い黒い髪をたらす、という演出もにくいです。 "Someone Like You"では2Aと3Sを跳んでいますね。


…そして、今日は「スペシャルオリンピックス」のニュースが→こちら

スペシャルオリンピックス成功目指す キム・ヨナら


【ソウル聯合ニュース】来年初めに韓国で開かれる「スペシャルオリンピックス冬季世界大会」の成功を目指し、フィギュアスケート選手のキム・ヨナが、フィギュアスケート世界選手権5回優勝のミシェル・クワンさん(米国)と力を合わせる。
 スペシャルオリンピックスは知的障害者のスポーツ祭典。来年1月29日から8日間、江原道の平昌市と江陵市で開かれる大会には、世界約120カ国・地域から約3300人が出場する予定だ。
 大会組織委員会は21日にソウルで開いた記者会見で、大会閉幕式でのキムとクワンさんによるアイスショー開催を検討していることを明らかにした。大会の広報大使を務めるキムはこの席で、「確定はしていないが、クワンさんと一緒に公演できれば光栄」と話した。
 スペシャルオリンピックス国際本部(SOI)競技委員会の理事で、現場視察などのために来韓中のクワンさんも同席。アイスショーに前向きな姿勢を示した。

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 「スペシャルオリンピックス冬季世界大会」とは、世界各国の知的障害のあるアスリート(選手)たちが参加する、4年に1度のスポーツの祭典のこと。
2013年1月29日から2月6日まで、韓国のピョンチャン(平昌)で開催。本大会には113ヵ国から3,300人以上の選手団が参加するそうです。
「大会閉幕式でキムとクワンさんによるアイスショー開催を検討している」…これはまたすごい企画ですね!

ヨナ選手については、もはや社会的な存在になりすぎてしまい、一人のフィギュア選手、一人のオリンピックチャンピオンとは考えられなくなっているところがあります。そこのところは、また追い追い、過去のインタビューなどをふりかえりつつ、考えてみたいと思います。
しかし、相変わらず美しいですね!肌も髪もきれい。本人のいう「めぐまれた体に生まれてきた」っていうのは、確かにそのとおりですね、フィギュア選手以外としても。

JUGEMテーマ:フィギュアスケート
カテゴリ:アジア(日本以外)男子&女子 | 13:57 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
プルシェンコの新フリーは「ロミオとジュリエット」!by宮本賢二!
大輔さん&モロゾフ・コーチ再タッグの衝撃も冷めやらぬうちに、またまたフィギュア界の政界再編(?)のニュースが飛びこんできました。なんとプル様の新プロを、あの宮本賢二氏が…!!
おなじみのicenetworkより6月22日付のこちらの記事です。


イタリア・ピンツォーロのリンクでのスリーショット。なんだか不思議に笑えてしまうお写真。お三方ともご満悦の様子w

「プルシェンコ、フリーはシェイクスピア」
“ジェーニャ”イタリアで宮本賢二とともに“ロミオとジュリエット”振付中

エフゲニー・プルシェンコは、来季の新しいフリープログラムになじみ深い作曲家を選んだ。ニーノ・ロータによる、おなじみの1968年の映画版「ロミオとジュリエット」の曲だ。金曜日に、ロシアのR-Sportが伝えた。

世界王者に3度輝いたプルシェンコ、そのコーチのアレクセイ・ミーシンによると、プルシェンコは現在イタリアのピンツォーロで、日本人振付師の宮本賢二とともに新しいフリープログラムに取り組んでいるという。宮本は元アイスダンサーで、これまではほとんど、高橋大輔や安藤美姫をはじめとする日本人スケーターの振付を手がけてきた。

「振付はとてもうまくいっている」とミーシンはR-Sportに語った。「ジェーニャの機嫌にもスケートの調子にも、私は非常に満足しているよ」(ジェーニャというのはエフゲニーのロシア語の愛称だ)

現在29歳のプルシェンコは以前にもニーノ・ロータの曲を使ったことがある。2004-05シーズンと2005-06シーズンのフリー「ゴッド・ファーザー」だ。2006年のトリノ五輪では金メダルを獲得している。

ミーシンはまた、プルシェンコが2月に受けた膝の手術は大成功だったとも語った。
「彼は健康そのものだ。彼を悩ませているものは今、何もないよ」

プルシェンコは、2010年の(バンクーバー)冬季五輪でエヴァン・ライサチェクに続いて2位となって以降、1シーズン休養していた。その後2011-12シーズンに復帰すると、9度目のロシアタイトルと7度目のヨーロッパタイトルを獲得した。

4月には、パスカーレ・カメレンゴが、プルシェンコとミーシンとともに4日間、サンクト・ペテルブルクにある彼らの練習拠点に滞在し、ショートプログラムの振付をおこなうとともに、スケーティングの修正も指導した。



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なんと「ロミオとジュリエット」!なんという王道の選曲!こちらの記事によると、振付を宮本氏にと提案したのはミーシン・コーチだったようですが、選曲もやはりミーシン氏?それとも宮本氏なんでしょうか?



17歳ぐらいだったと言われるロミオを、30歳になろうとするプル様がどう熱く、甘く演じるのか…?非常に恐ろし…いえ、ワクワクします!来季のロステレがますます怖い…いえ、楽しみですね!

しかしそこで、どうしても気になってしまうのが、プルシェンコの新プロを手がける2人の振付師がカメレンゴ氏と宮本氏であるということ。だって…高橋大輔選手のドリームコンビじゃないですか!
もちろんお2人とも数々のスケーターの振付をされてはいますが、バンクーバーの「eye」と「道」はいまだに私にとって夢のようなプログラムなもので…。しかも、カメレンゴ氏にいたっては「大輔のソチのプロについてはもうアイデアがある」みたいなことを言っていたのに…。

ま、でもスケーターと振付師の意外な取り合わせから、どんな傑作プロが生まれるのか、それはすごく楽しみだし、宮本氏が世界的に有名になるのはうれしいこと。宮本氏にはもっと海外のスケーターとも仕事してほしいなあと思っていましたから。オフシーズンのドキドキハラハラは、まだまだ続きますね!(大輔さん、早く情報くださーい

JUGEMテーマ:フィギュアスケート 
カテゴリ:ロシア&ヨーロッパ男子 | 03:36 | comments(4) | trackbacks(0) | - | - |
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