まーた長らくご無沙汰してしまいましたが、とりあえず年始以来今年2度目の更新(笑)です💦
ジュンファンくんをホストとした韓国ソウルのアイスショー「アイスファンタジア2019」まであと10日。このショーで初披露される新しいエキシビションプログラムの情報が発表されました!
こちらの記事によると…
ジュンファンのマネージメント事務所「ブラボー&ニュー」は8日、「チャ・ジュンファンの新しいエキシビションプログラム『Boy with a star』をアイスファンタジア2019のスペシャルステージで紹介する」と発表した。
「Boy with a star」はKpopを代表するボーイズグループの「ビックス(VIXX)」のメンバー、Hyuk(ヒョギ)が作詞作曲・歌を手掛けた楽曲。今回のスペシャルステージではチャ・ジュンファンとヒョギとでコラボ演技をおこなう予定。
チャ・ジュンファンは「今回のアイスショーのために準備した新しいガラプログラムは、いつも関心と声援を惜しみなく送ってくれるファンのみなさんへの小さな恩返しの意味です」「ビックスのヒョギさんと一緒に呼吸を合わせ、演技と歌がリンクの上の感動に昇華されるようにしたい」とコメントした。
…平昌五輪から1年、インタビューのたびにファンへの感謝の言葉を口にしてきたジュンファンくん。このプログラムは国内外で声援を送ってくれるファンへの「小さな恩返し」なんですね〜。若いのに心遣いがすばらしい💛
それにしてもヒョギ氏を選んだのはジュンファンくん自身の選択なのかな? 去年のショーではBTSの曲でノリノリのグループナンバーを滑りましたが、あれは振付のミーシャ・ジーのアイディアだったはず。今度の「Boy with a star」が誰の振付・選曲かはまだ発表されていませんが、とてもしっとりした抒情的な曲で、ヒョギ氏の美しい声が胸にせまってきます。私、K-POPは超ドシロートでVixxも”存在は知ってる程度”💦なんですが、ジュンファンくんはそんな私を上回る芸能音痴のはず(去年の時点でTwiceを「よく知りません」と…)。でも「最近はポップスも聴いています!♪」と言ってましたしね。
それにしても、ほんとに素敵な曲。アイドルグループの一員でもこれだけの歌唱力とソングライティング力をそなえているんですね。さすがです。
↑右下の歯車マークで日本語字幕を表示できます。
去年のこのショーで初披露された「There's Nothing Holdin' Me Back」は、ジュンファンくんの新たな音楽性と表現面での成長を見せてくれた名プロでした。これはそのシーズンのエキシプロとなりましたが、今回の「Boy with a star」がアイスファンタジアだけの限定披露なのか、それとも今季のエキシプロになるのかはわかりません。できれば多くの人に見てもらうためにも、今後滑り続けてくれるプログラムになったらいいな、と思います。
私は二日目のみですが参戦予定です〜💛 とりあえず初披露が楽しみすぎます!
🍀 🍀 🍀 🍀 🍀
最後に「アイスファンタジア 2019」についてざっとまとめておきますね。
これは昨年の「アイスファンタジア 2018」に続いて、2度目の開催となる新しいアイスショー。
ジュンファンくんを主役とうたっているわけではないけれど、彼が2018年に平昌五輪で活躍した2か月後に初開催されたショーで、今年も彼を中心として世界のスケーターたちが出演します。
主催はジュンファンくんの事務所「ブラボー&ニュー」。スポンサーはLG電子で、ショーの正式名称は「人工知能LG ThinQアイスファンタジア 2019」となっています
●開催期間・場所:4月19日から21日まで毎日1公演。ソウルの木洞室内スケートリンクで開かれます。
2019年4月19日(金)20:00〜22:00
2019年4月20日(土)15:00〜17:00
2019年4月21日(日)15:00〜17:00
●出演:チャ・ジュンファン、ジェイソン・ブラウン、ボーヤン・ジン、エフゲニア・メドベデワ、ケイトリン・オズモンド、紀平梨花、テッサ・バーチュー&スコット・モイア、ジン・ヤン&ペン・チェン、エラジ・バルデ、ベセディン&ポーリシェク(アクロバット)
●振付:ブライアン・オーサー、シェイリーン・ボーン(去年のミーシャにかわって今年のグループナンバーはシェイリーン振付でしょうか?こちらも楽しみすぎるー)
●テレビ放送:放送予定はまだ出ていませんが、去年は2日目の公演が韓国KBSで生中継されたので、今年もあるかも?
韓国KBS2で15:20〜16:45「2019世界フィギュアスター招待アイスショー〜木洞」として放送されるようです。ただしショーは15時からなので、少々ディレイで編集が入った放送になるのかもしれません。
●ライスト:KBS公式サイトで会員登録すれば見れるそうです(2TVをクリック)。または登録しなくても串で見られると思います
串が不要なのは→こちら PC推奨です。あまりきれいじゃないけどおそらく見られると思います。(万が一見れなかったらごめんなさい💦)
●チケット:韓国のAUCTION.というサイト→こちら で買えます(韓国語と英語で切り替え可能。日本語不可)
Seat Fantasia (Seat F) : 154,000 KRW
Seat S : 77,000 KRW
Seat A : 44,000 KRW
Seat B : 33,000 KRW
*去年はアーチストが立つのはLEDスクリーンの前あたり、スケーターの群舞はF2〜3あたりが正面であることが多かったです。
●参考:ヒョギ氏twitter→● アイスファンタジア公式インスタ→●
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]]>もう松の内もすぎてしまいましたが、2019年、明けましておめでとうございます!
今やすっかりジュンファンくんのファンブログと化してしまい(こう見えても以前はスケオタブログだったのですよ…今は昔💦)、しかも常に情報に遅れまくりのヘタレブログですけど、いつも訪れてくださる方には本当に感謝しております。
今年はジュンファン情報を充実させるとともに、少しは他選手のことも書いてみたい(っていつも言ってますけど💦)と思っていますので、どうぞよろしくお願いいたします。
…と言いつつ、新年1発目もジュンファンくんインタビューです!w
思えばほんの1年前まで、試合のとき以外はほぼ砂漠が数か月続くのが当たり前だったジュンファンくん界隈ですが、今やメディアへの露出やインタビューやらが目白押し。多忙で大変でしょうけれど、ありがたいことです。ジュンファンくん、1年で本当に大きくなりましたよね。
「新年インタビュー」と銘打ってますが、インタがおこなわれたのはランキング大会終了後のクリスマス・イブ。かなりのロングインタビューですが、主な部分を要約してみたいと思います。相変わらずグーグル翻訳頼みなので、意訳程度だと思っていただけたら幸いです!(もしも誤りがあったらご指摘ください〜m(__)m
「2018年、五輪にかなう記憶はありません」→元記事
クリスマス・イブの12月24日、マネージメント会社の社屋でのインタビュー。
「2018年には平昌五輪を皮切りに7つの試合に出場して、よい結果を得ることができました。大変でしたが、大きな経験と学びがあった1年でした」とチャ・ジュンファン選手はふりかえった。
1年前は最悪な状況で迎えた2018年だった。スケート靴が合わず、膝や股関節を負傷したせいで、五輪選抜試合でイ・ジュンヒョン選手に大きく出遅れた。五輪の夢はかなわないかに思えた。
「今季がよくなることを願う気持ちはなかったです。昨季あまりにも不振だったので、ただがんばる姿を見せたいという気持ちだけでした」
だが、最後の選抜戦でドラマチックな逆転劇を演じ、五輪のチケットをつかむ。五輪での記憶は少年ジュンファンを大きく成長させた。
「2018年は印象的なできごとがいくつもありましたが、やはり五輪ですね。どんな記憶も五輪にはかないません。今でもときどき、来年は平昌五輪があるような気がするんです」
五輪でつかんだものは「経験」と「心構え」だという。
「五輪前はただ勝ちたい気持ちが強かったですが、五輪を経験したことで、結果を心配するよりも、どんな結果が出ようとベストをつくすことが重要だと思うようになりました」
「ジュニアに1年いて、すぐに16歳でシニアに上がったため、経験が不足していました。試合前の待機時間やウォームアップのときに何をすればいいかさえ知りませんでした。五輪や他の試合を経験した今は、やるべきことのルーティンができましたし、体調を合わせたり集中したりする方法も学びました」
羽生がいなかったとはいえ、GPFで銅メダルは偉大な結果だ。だが、本人はメダルを意識する余裕はなかったという。
「とにかくファイナルに進出したい一心でした。GPS第6戦(フランス大会)が終わるまで本当に緊張してすごしました。フランス大会の最終日には一睡もできなかったんです。ファイナル進出は五輪後に立てた自分だけの目標でした。まだそこまでの選手ではなかったから、母やコーチの先生にも言っていませんでした(笑)」
だが、ひどい風邪と靴問題による痛みで、練習ができたのはGPF前の1週間だけだった。あまり期待をせたずにリンクに立つと、SPで4位となった。この時点で冷静さを見出したという。
「フリーの6分間練習では最初のジャンプ(4T)の調子がよかったのに、本番では転倒してしまい、とても腹が立ちました。これ以上後退はできない、という言葉を繰り返して、心を落ち着かせました。(結果的にメダルを取ったが)なかなか更新できていなかったPBをファイナルの舞台で更新できたのが一番うれしかったです。」
「自分がすごく才能がある選手だと思ったことは一度もないです。他の選手にくらべて技術が劣っているから、その分努力しようとしました。この4年間カナダで、朝起きて練習し、食事をして練習し、治療を受けてまた練習し、という生活をくりかえしてきました。こういう生活が大変でないといえば嘘になりますが、やめたいと思ったことはありません」
GPFのリンクでは、オーサーコーチから、「トップ6人が集まるこのグループに、きみはよく似合うよ」と激励されたという。
「ファイナルともなると選手間の心の競争もあるので、自信をもって大会にのぞむように、という意味だと受け止めました」
現在17歳。ピークを迎えていると思われる3年後の北京五輪のことを聞かざるをえない。
「4年前、平昌について聞かれたときと似ていますね(笑) 今はまだ北京はとても遠くにあります。目の前の試合のほうが重要ですし、今年と同じようにこれからも毎年成長したい気持ちだけです。でも、そうですね、毎年成長できたら競争力のある選手になれるんじゃないかとは思います」
すでに四大陸選手権出場を決め、残るシーズンの目標は1月のナショナルで決まる世界選手権出場だ。
「もう今季の目標以上のものを達成したので、成績的には特に期待はありません。でも、ファイナルは楽しもうと思っていたのに楽しむことができなかったから(笑) 今度は新しい経験を楽しみたいです」
「身長は前より伸びていますが、記事で書かれたように180センチはないですね(笑) 178ぐらいかなと思います。背が高いと不便ではないかと聞かれますが、そんなことはないです。もちろん背が伸びているときは技術的なタイミングが変わるのが少し不便ですが、転んでしまうなら慣れるまで滑ればいいことです。背が高くても低くても上手な選手でありたいです。個人的には背が伸びるのはイヤではないですね(笑)」
ずっとふさふさ頭をキープしているが、ヘアスタイルを変えてほしいというファンもいる。そう言うと彼はとまどった顔をした。
「カナダでもコーチに、違うヘアスタイルにしてみたら? シニアに上がったのだから変えてみたら?と言われましたが、子どもの頃からこの髪型なので突然短くなるのも変かなと思います。もし誰かに違う髪型をすすめられたら? どうしようか100日ぐらい悩むでしょうね。とりあえず今年は変化なしです」
・・・・・・・・・・・・
ジュンファンくんのインタビューを読むといつも、自分の芯がすごくしっかりした人だなあと思います。大げさな言葉や否定的・後ろ向きな言葉はけっして使わず、ただ淡々と、しっかりと現在を生きている、そんな印象が強いです。成長期にはバランスが崩れたり怪我があったりかなり苦労したはずですが、「転んでしまうなら慣れるまで滑ればいいことです」とあっさり言ってのける。オーサーは「五輪選抜の間は地獄だった」「彼は何度も泣いた」と言っていましたが、そんなことはおくびにも出さない。ある意味ガンコなまでに自分のスタイルをつらぬき、すべておだやかな笑顔に隠してしまえる強さは、本当にすごいと思います。
🍀 🍀 🍀 🍀 🍀
ランキング大会後にあがっていたインタビューもうひとつ。こちらもかなり〜長いインタですし、上の記事とかぶる点も多いので、ざっと要点だけ。
しばらく更新できないつもりだったのに、ツイッターで見かけたオーサー氏インタビューがあまりに興味深すぎて…仕事も雑用もたまってるのにぃー💦…いや、ありがたいことです😄
聞き手はアメリカ人フィギュアジャーナリストのジャッキー・ウォンさん。北米の試合は会場で、その他の国の試合はPC前から、ノンストップでぶっ続けに実況してくれる、ありがた〜いお兄さん(おじさん?)です。本業は別にあるそうなので、いつ食事したり寝たりしてるのかほんとに不思議なほど精力的。
そんなジャッキーさんが、ブライアン・オーサー氏の独占動画インタビューをアップしてくれました。先日のGPF2018のときにおこなわれたインタで、ジャッキーさんがまず聞いてくれたのがジュンファンくんの話。その後羽生くん、メドベちゃんやハビやジェイソンについても語っています。オーサーもジャッキーさん相手だとリラックスして話ができるらしく、なかなか興味深い内容満載です。
このインタからジュンファンくんについての部分だけざっと訳してみたいと思います。大急ぎでやった荒っぽい訳ですので、誤りなど気づかれましたらご指摘いただけるとうれしいです〜。
J:チャ・ジュンファンは初のGPFですね。彼のコーチをして3、4年になりますが、ジュニアの頃からずっと、靴問題やケガで苦労して五輪に出て、そして今季開花した姿を見てこられたわけですが、彼がどう成長したのか、キャリアの中で彼が今どこにいるのか、教えていただけますか?
B:彼に初めて会ったのは今から4年以上前だから、当時12歳か13歳ぐらいかな。まだJGPに出られる年齢にもなっていなかった。韓国で、彼と彼の母親とエージェントとミーティングをしたんだ。トロントに来られるかどうか、その可能性についてね。僕からいくつか条件を提示したんだけど、彼らは僕らのプログラムを受け入れ、僕らの元へ来ることに非常に前向きになってくれた。最初にトロントに来たときには、彼は僕の肩ぐらいの背だったのに、今は僕より高いんだからね(笑)
J:それにあのモフモフの髪(笑)【ジャッキーさん、big hairと言っています。あの髪型がえらいお気に入りのようw】
B:そうそう、髪も含めて、全体的な彼のイメージをつくりだしてるよね。思うに、彼ら(ジュンファン側)はブランドを構築しようとしていると思うんだ。彼についてユニークなのは、彼は小さい頃俳優をやっていて、CMにも数多く出ていた。で、今はフィギュアスケーターで、個性的なキャラクターをもっている。彼らはそんなブランドを構築しようとしているんだ。そして、あの外見ね。彼はとてもクールな外見をしている。ハンサムな子だよ。もちろん髪型も含めてね。
実はそういうの(タレント的に扱うこと)を僕が少し抑えようとした時期があったんだ。理解はしていたけど、スケートの邪魔にはなってほしくなかったから。スケートよりそういう面が上に来てほしくなかった。でも、その点は今は解決したけどね。
で、彼はクリケに来て、ジュニアとしてスタートした。最初のシーズンはとてもうまくいって、世界ジュニアでも5位だったか6位だったか、覚えていないが、上位に入った。【←正しくは7位ですよ〜オーサーさんw】さらに、次のシーズンの世界ジュニアではSPで2位、総合4位だった。【←総合5位ですよ〜けっこうコーチって厳密に覚えてないものなんですねw】彼は試合に出るたびにPBを更新していくような感じだった。それがジュニアの時代、ずっと続いてきたんだ。
そして去年は、君が言ったとおり、成長期の問題があった。アスリートは誰もが経験することだけどね。スケート靴の問題もあったし、ケガもあったし、大変なシーズンだった。体のバランスや重心が崩れてしまったんだ。僕は彼の両親とエージェントに言ったよ。「がんばってこれを乗り切りましょう。私を信頼してください。がんばればきっと抜け出せますから。ただし、時間はかかるでしょう」と。実際、6か月間は地獄だった。何度も何度も泣いたよ。僕じゃなく彼がね(笑)。でも、やがて抜け出せたんだ。
J:ええ、しかも、とてもいいタイミングでしたよね。五輪直前に抜け出せたんですよね。
B:いや、五輪選抜戦の間じゅう、かなりヒヤヒヤしどおしだったよ。3回の選抜試合に出なくてはならなかったんだが、第1戦の夏の試合ではさんざんな演技だった。彼は本当なら試合ができるような状態ではなかったんだ。怪我がひどかったし、靴を何度も替えていたし…本当に悲惨だったよ。結果的に1位とは27点もの差がついてしまった。12月の2戦目はマシな状態だった。状況は好転しつつあったが、それでも差はさらに開いてしまった。最終的にナショナル(第3選)で2位の選手に約27点差をつけて勝たなくてはならなくなった。僕らは、「よし、深呼吸しよう、そして計算してプログラムを構成しなおそう」となった。そして、もし正しく計算できれば勝つことは可能だとわかったんだ。そのためにはもちろん彼自身がいい演技をしなくてはならない。そして、それが実現したんだ。
【このあたりの五輪選抜戦のプロセスについては、こちらの記事でまとめています。今思い出しても大変だった…】
彼が五輪に行くのにふさわしい選手だったと僕は思うよ。彼は五輪の舞台によく対処したし、五輪が彼を大きく成長させることになったからね。今季だれもが、「ワーオ、ジュンファンは立派なシニア選手になったね」と言う。表現力がついたし、振付を熱心にこなすようになり、スピードや力強さもついた。それは五輪のおかげでそうなったと僕は思うんだ。五輪というのは人を変えるものだ。コーチであれ、選手であれ、ジャーナリストであれ、変化をもたらす。なぜなら五輪はとてもすばらしいものだから。五輪が彼を変えたんだ。彼は五輪シーズン後、まるで別人のように練習を開始した。すべての面において成熟したし、そんな姿を見て本当にうれしかったよ。
J:オータム・クラシックで彼を見たときのことを覚えていますよ。リンクに現れると、まるで何かの使命でもおびているかのように滑っていました。それがあなたが言った、彼の今季の気持ちの変化、態度の変化なのでしょうね。彼は今、キャリアのどのあたりにいると思いますか? 彼の今後は?
B:新顔のスケーターは…というのは、彼はまだジュニア上がりみたいなものだからね。なぜなら昨季、唯一出たシニアの試合が五輪だったんだから。まあGPSにはひとつ出たけれどね。それでも彼は無名の存在だった。ところが今季、オータムとフィンランディアとGPSの2試合のすべてで、彼はいい演技をした。そのおかげで今、名前を知られるようになり、世界のトップスケーターと比べられるような存在になった。そのためにはまず、いい演技をすること、そしていいプログラムと安定感が重要なんだ。
ジャッジも人間だから、試合に行く前には予習をするものだ。頭の中でこの選手はこのくらいだと描いてくるんだ。それが、「おお、この子はとてもいいじゃないか! もしかすると7.75ではなく9.25ぐらい出してもいいかもしれないぞ」となる。つまり、僕から新顔のスケーターへのアドバイスは、常にいい演技をし続けなさい、ということなんだ。それができればジャッジに信頼されるようになる。ジャッジの話題となり、次に試合に出たときに、「あの韓国人男子、覚えてるぞ。とてもよかったはずだ」となる。やがて、ジャッジに応援されるようになる。いい演技をしてほしいと思われるようになるんだ。今やジャッジの頭の中には数字がある。ジュンファンのプログラムを見て、つなぎや凝ったステップやジャンプへのエントリーに注目し、演技の情熱にも目をとめるようになっている。ジュンファンはまだ新米の部類に入るけれど、やるべきことをやっているんだ。きちんと練習をして試合に出て、いい演技をし続ける、ということをね。
J:振付の話が出ましたが、今季、あの「ジュリエーッ!」の叫びがスケート界のツイッターやSNSの定番ネタのひとつになっていますよね。
B:そうだね、ハッハッハ! ジュリエ〜ッ!てね(笑)
J:流行になっていることを彼自身は知っているんですか?
B:徐々にわかってきつつあると思うよ。SPで彼がやっている時計の針を模した振付もそうだけど、初めて見た観客は「わああーっ!」ってなる。そういうちょっとしたことが(彼の存在価値を上げる)助けになっているんだ。あの「ジュリエーッ!」については、彼はフィンランディア杯でかなりいいフリーを滑ったんだが、そのときに、ジャンプの着氷と同時に歌詞に合わせて両手を上げるあの振付をやったんだ。あれができるということは、彼が自由なスピリットをもっていて、自分の内なるものを外に出すことできるということなんだ。アスリートとして、そしてアーチストとして、それができるのはいいことだと思う。
🍀 🍀 🍀 🍀 🍀
オーサーさん、ジュンファンについては本当に楽しそうに語っているのが印象的でした。まだ超トップ選手ではないから気楽に話せるんでしょうし、五輪シーズンに苦しみ抜いた姿を見てきたからこそ、今のびのびと才能を伸ばしているのがうれしいんでしょうね。
そして、ジュンファン陣営が彼をタレント的に扱っている、というコメントがおもしろいです。最初はほどほどにしてほしいと釘を刺していたらしいけれど、今はそれもおもしろいじゃないかという感じで見守っている様子。このあたりは、ヨナさん、羽生くんが大スターになっていったプロセスをまのあたりにしてきたオーサーさんならではかも。
最後の「ジュリエーッ!」の両手を上げる振りについては、ジュンファンくんがフィン杯で即興で入れたようにも読めますが、今ひとつはっきりしません。もしあれが即興だったら本当にすごいけど…どうなんでしょ!?
それにしても、今季のジュンファンくんがスケーターとして急成長し、いつも笑顔いっぱいでいるのは、平昌五輪にいたる辛い経験(地獄のようだったとは…泣)と、五輪でのすばらしい経験があったからこそ、なんですねぇ。
オーサーがジュンファンくんについてしゃべっている時間は10分にも満たない短時間でしたが、ファンには実りの多いインタでした!
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]]>カメラマン、キム・ミンチョルさんのツイッターより
先週の「全国冬季体育大会ソウル市予選」から怒涛の国内連戦が始まっているジュンファンくん。
先週滑ったフリー(動画)ではクワドを入れず、3Aでもミス、全体にスピードもなくて、さすがに疲れがたまっているのかな〜と思ったら…なんと靴問題があったそうです><
演技後のインタビュー記事より、抜粋してみます。
チャ・ジュンファンは16日、演技を終えた後、「スケート靴が足首を固定できないほど崩れてしまいました」と明らかにした。今シーズン、足に合った靴が見つからず、足首の痛みを抱えて滑っていたが、靴問題はまだ解決していなかった。
21日から始まる国内戦「会長杯ランキング大会」にも不快なブーツを履いて出場することになり、その後も試合は続く。来年1月に総合選手権大会に出場した後、来年2月に米国アナハイムで開催される四大陸選手権大会、来年3月に埼玉で開催される世界選手権大会に出場する可能性が大きい。
チャ・ジュンファンは「ひとまず国内大会では、暫定的に既存の靴をテーピングなどで固定して演技するつもりですが、国際大会の出場権を獲得できたら新しい靴に交換するつもりです」とした。
この日は怪我を防止するため、4回転ジャンプは跳ばなかった。
……だ、大丈夫か>< さすがに今季、試合多すぎなのでは? と心配していたのですが、幸い今週のランキング大会では調子をとりもどしつつある様子。笑顔いっぱいの公式練習映像を見てホッとひと安心のオカンファンです(;'∀')
ランキング大会1日目(12/19)公式練習 フリー
公式練習前の会場でのウォームアップからフリー曲かけまで、なんと30分近くにわたってジュンファンだけを追った動画です。動画主さんの愛💛が伝わりますねー! 今回はクワドも入っていますし、体育大会予選のときより明らかに調子よさそうですね。
20日朝の韓国SBSニュースより→動画
「練習なのにこんなにファンの方が来てくれてありがたいです(笑)」ってすごくいい笑顔💛
クリケからは、メドちゃんに同行してロシアナショナルに行っているオーサーにかわって、ジスラン・ブリアンコーチが来てるんですね。
ランキング大会2日目(12/20)公式練習 SP
前日よりさらにスピードが上がっている様子。靴問題もとりあえずは落ち着いている感じかな。
さて、ここでこの大会のおさらいです。
「ランキング大会」 正式名称は「2018全国男女フィギュアスケート会長杯ランキング大会」
期間:2018.12.21-23 会場:ソウル木洞アイスリンク
これは全国選手権(ナショナル)ではないんですね。1月半ばに別に開かれるナショナルに次ぐ、重要な国内大会です。ナショナルが世界選手権の選考会であるのに対して、このランキング大会は➀2019四大陸選手権 ?2019冬季ユニバーシアード大会 ?2019アジア冬季ユース大会 の選考会になっています。なおかつ、このランキング大会とナショナルの結果を合わせて、来季の国家代表選手(女子8名、男子4名)が決まります。
なんでこんな短期間に国内大会をふたつに分けてやるのかというと、➀韓国スケート連盟では地方ブロック大会をやっていない、?韓国では少し前までキム・ヨナさん以外にJGPやGPSなどに出られる有力選手がいなかった。そのため、少しでも多くの選抜機会をもうけようとした、その試合形式を今でも続けているから、なのだそうです。
これについては、有力選手が増えてきた今、選手を疲れさせるだけだと、国内のファンからも異論が出ているそうなのですが…確かにナショナルと一本化していいんじゃないかな、という気はしますね。
主なエントリー
●シニア男子:チャ・ジュンファン、イ・ジュンヒョン、イ・シヒョン、ビュン・セジョン、パク・ソンフン
(キム・ジンソは残念ながら怪我で棄権。9名中上位3名が四大陸出場権を得ます)
●シニア女子:イム・ウンス、キム・イェリム、パク・ソヨン、ユ・ヨン、キム・ハヌル
(チェ・ダビンは棄権。平昌五輪以降ダビンちゃんの姿をまだ見れてませんね…やはり上位3名に四大陸出場権)
主な日程
●2月22日
11:00-15:00 シニア女子SP 15:14-16:06 シニア男子SP
●12月23日
10:54-13:54 シニア女子FS 14:10-16:22 シニア男子FS
16:30-17:30 表彰式 17:30-18:30 ガラ
(シニア男女以外にジュニア男女とアイスダンスも行われます)
残念ながら今回はテレビ放送はありません。今のところライスト予定も出ていませんが、たぶんいつもの動画主さんたちからすぐに動画がたくさん上がると思います。
……というわけで、全日本もロシアナショナルも始まり、試合追うだけでいっぱいいっぱい💦だと思うので、しばらく更新できないと思いますが、出場選手みんなが納得できる演技ができますように!
そして、ジュンファンくんはくれぐれも靴と足と体調と風邪やらインフルやらに気をつけて、思いっきりファイティン!してください!💪💪💪
12月15日に18歳になった後輩のシヒョンくんと。
見た目かわいい〜♡って思うんですけど、ジュンファンくん180近く、シヒョンくん184センチのデカさなんですよね…
JUGEMテーマ:フィギュアスケート
]]>
例によって記事アップが遅れている間に、ジュンファンくんはもうとっくにファイナルの地を発って、故郷・韓国へ帰ってきてしまいました。相変わらずのスローペースのヘタレブログです💦
今頃ですが、韓国男子初のGPFメダルおめでとう! そしておかえりなさい!(一応日本と同じ標準時の国ですもんね)
🍀 🍀 🍀 🍀 🍀
昨日12月11日夕方、仁川空港に降り立ち、たくさんのメディアとファンに囲まれたジュンファンくん。どの写真を見てもニッコニコ。長旅の疲れも見せず、充実した笑顔が印象的でした。
この空港での一問一答の記事が上がっていましたので、日本語にしてみました。例によってグーグル翻訳頼みなので、ざっと意訳程度だと思ってくだされば〜。
元記事はこちら→'금의환향' 차준환 "내 페이스대로, 차근차근 발전하겠다" (일문일답)
Q:韓国フィギュアの新しい歴史をつくった感想は?
J:今季はよい成績を収められて気分がいいです。今季はファイナル進出を目標にしていましたが、練習どおりに演技でき、メダルまで取れてうれしいです。
Q:ファイナルという大舞台で、ミスをしても落ち着いてよく耐えた。緊張は?
J:五輪以降最初のシーズンにファイナルまで進出できて、とても緊張しました。それでも試合にのぞむときには、練習してきたとおり落ち着いてベストをつくしました。
Q:今後の新しい目標は?
J:怪我をせずよいシーズンを送ること。それ以上の目標はありません。自分のペースでゆっくり進んでいきたいです。残りの国際試合でも自信をもってベストをつくし、よい成績をおさめたいです。
Q:ルールが変わった影響は?
J:大きな影響はなかったと思います。あまり気にしませんでした。ルール変更に合わせてオフシーズンに一生懸命練習しました。
Q:今跳んでいるジャンプ以外に練習しているか?
J:シーズンが始まる前には4Tと4S以外のクワドも練習しましたが、以前の構成をメインにしました。トップ選手になるにはもっと高難度ジャンプが必要ですが、昨年苦労した経験があるので、無理に構成を上げようとするよりも自分のペースに合わせてゆっくり成長していくことが大切だと思います。
Q:昨シーズンと比べてよくなった点は?
J:昨年よりも練習のときに自己管理をするようになりました。ハードな練習をしてもケガをしないよう注意しています。また、緊張をコントロールする力も昨年よりついたと思います。そうした部分が成長したと思います。
Q:最終的な目標は北京五輪のメダル?
J:まだ今は急に成長しようとするよりも、自分のペースで毎シーズン成長していきたいです。
Q:自分が有名になったと感じる?
J:有名になったというよりも、試合で自分の名前が呼ばれたときに応援の声が大きくなりました。それが緊張をとてもやわらげてくれる気がします。
Q:怪我の管理をしっかりしたそうだが?
J:怪我はなくなることはありませんでした。スケートカナダに行く1週間前から足がスケート靴に押されるようになりました。そこからファイナルが終わるまで回復することはありませんでした。怪我が悪化しないよう努力していました。股関節は昨年にくらべたらよくなったと思います。
Q:表現力アップのための努力は?
J:今季のフリーの曲を選曲しました。気に入っていますし、練習するのも楽しかったです。ジャンプ以外のスピンやステップも重要なので、構成を変えてみたり回転数を変えたりしながら試合にのぞみました。特に何かをするよりも、フリーの曲を何度も聴いて、試合が終わるたびに振付の先生と、足りない部分を直す作業をしました。
Q:五輪の経験が成長に影響を与えた?
J:五輪を経験したことで多くのことを学びました。五輪までは国際大会の経験があまりなかったですが、五輪を経験してから自分ならではのルーティンが増えていきました。緊張しても練習のときのように落ち着いてのぞむにはどうすればいいのか、学んでいっています。
…なんと、今年も怪我をかかえていたんですね><
問題はスケート靴にあったようで、別の記事によると、スケカナの1週間前から靴問題が起こったため、ふつうは演技直前にロッカールームで靴を履くところを、「わざわざ20分前に靴を履いて、負荷のかかるスケーティングのトレーニングをし、痛みに慣れようとした」のだそう。また、「フィンランド大会終了時にはGPFに進出することを予想できず、そこでスケート靴を替えた。ところがその靴が合わなかったため、さらにもう一度替えることになった」とか。まだ身長が伸び続けていて今や180センチ近くあるそうですが、その割には足のサイズが26センチと小さいことも合う靴がなかなか見つからない原因なんだそうです。
はあぁ…。去年痛めていた股関節のほうは大丈夫そうなのが幸いですが、成長が止まらないことでいろいろな障害が出続けているのはつらいですねぇ。でも、その状態を受け入れて、できるだけ痛みが悪化しないよう自己管理を徹底した、というのですから、ぽよ〜んとした穏やかな笑顔の下で大変な努力を積み重ねているんだなあと。怪我をかかえているスケーターは数多いと思いますが、本当に過酷なスポーツですよね。
🍀 🍀 🍀 🍀 🍀
ジュンファンくんは「もってる」人だと先日書きましたけど、ただもってるだけじゃなかったですね。
手にしたチャンスを自分の力で結果に変えていける人、強い人でした。
フリーはオータムクラシックの169.22を超え、SBとなる174.42(TES91.58+PCS83.84)。総合でもオータムの259.78を超えるSBの263.49点。SP4位から順位を上げ、みごと銅メダルに輝きました。
韓国男子初、男女合わせてもキム・ヨナ以来9年ぶりとなるGPFメダル、おめでとう〜!
最初の4Tは惜しくも転倒。しかも回転不足。でも、演技後のコメントによると、ジュンファンくん、この転倒でひるむどころか、「最初のジャンプのミスをして瞬間的に自分自身に腹が立った」「しかし、心を引き締めて、残りの動作に集中した」のだそうです。
練習で跳べていたジャンプなのに、本番でミスしてしまったことへの怒り。この強い気持ち、キュートで静かなたたずまいの下に隠れた負けず嫌いが、転倒以降のすばらしい演技を決定づけたんだと思います。
深いエッジで加速するステップ。ためらいなく高く遠くへ跳ぶジャンプ。「じゅりえーーっ!」からのたたみかけるようなジャンプとスピンの連続も、音楽に少しも遅れることなくひたすら突っ込んでいくひたむきさは、まさに若き情熱家ロミオを体現していました。
今季、世界のトップ男子の中でも抜群の安定感を見せてきたジュンファンくんですが、韓国男子初のメダルがかかったこの大舞台でも、何にも惑わされることなく、ただ攻めていける強さは本当にすばらしかったです。
エキシでは黄色い歓声がそこかしから。すっかり世界の人気者になっちゃいましたねぇ。
🍀 🍀 🍀 🍀 🍀
今後、出場が決まっているのは14日の「全国冬季体育大会ソウル市予選」、21日からの「ランキング大会」、1月11日からの韓国ナショナル。そして2月はじめの四大陸(米コロラドスプリングス)、3月のさいたまワールドも目指す予定だそう。四大陸代表はランキング大会で、ワールド代表はナショナルで決定されます。まだまだ多忙なシーズン後半が続きそうですね。
ソウル市予選では、今回公式練習で着ていた白い新衣装に替えてくるのか? そして、シーズン前半は出場した5試合ですべて表彰台でしたが、果たしてシーズン後半は⁉……って先走りしすぎですよね💦
まずは、久しぶりに故郷で過ごす年末年始、ご家族や親しい人たちと少しはゆっくりできますように!
では、最後に写真でふりかえるジュンファンくんのGPF2018〜。(いまいち解像度悪いですが…💦)
今年のバンケのテーマは「山岳シック」だったんだそうです。果たしてこのテーマに沿ったファッションだったのかどうかは謎ですが、モデルでもあるジュンファンくんの高度なファッションテク…なんですよね、きっと💦
帽子にしろトナカイの角にしろ、かぶりものが似合いすぎるジュンファンくんです💛
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]]>いや〜、堂々たる✨プリンス・ジュンファン✨🌟💫でしたね!
4Sは惜しくも回転不足をとられてしまい、オータムで出したPB90.56にはわずかに及ばない80.07点(TES47.35+PCS41.72)でしたが、演技自体はとってもよかったです!
プログラムを通してスピードと勢いが落ちず、ジャンプもスピンも音楽の流れの中でなめらかに決まっていました。スピンとステップはオールレベル4。特に、ステップにはGOE+5を出したジャッジが二人も! このあたりの演技の質の向上が、今回初めてのPCS40越えの要因だと思います。(リザルトはこちら→● 男子SPプロトコルはこちら→●)
個人的にはオープニングの表情が少し和らいでいたのが嬉しかったです。オータム・クラシックで「ザ・プリンス」を初披露したときには、オーサーが「cute little smile」と言っていたとてもいい笑顔で、観客とジャッジを「さあ、僕の舞踏会にいらっしゃい〜」といざなっていたのですが、それ以降の試合ではジャンプに集中するためか無表情になってしまっていたんですよね。あの可愛いっぷりが印象的だっただけに、もったいない〜と思っていたし、シニアの兄ちゃんたちの中ではそういう余裕を見せることも大切だと思うのですよ。…なーんて、毎度口うるさいオカンでごめんなさい💦
ともあれ初めてのシニアのファイナルとは思えぬ堂々たる演技、すばらしかったです! いやあ、本当に今季の彼はメンタル的にも非常に強いですねぇ。
⭐️ ⭐️ ⭐️ ⭐️ ⭐️
Korea’s Junhwan Cha delighted with his SP at #GPFVancouver which he skated for his fans #JunhwanCha pic.twitter.com/bP5wa0mwEG
— Golden Skate (@goldenskate) 2018年12月7日
↑SP演技後の笑顔。「ファンのために滑った」って言ったんですね…
In The Loopさんのツイートより
Oympic Channelさんのツイートより
Jackie Wongさんのツイートより。ジュンファンくんもオーサーもパスの写真が若いですねw
⭐️ ⭐️ ⭐️ ⭐️ ⭐️
いつもは一貫して「自分の最善をつくします」としか言わないジュンファンくんですが、今回はちょっとだけ強い言葉を口にしていたそうです。こちらの記事からグーグル訳で抜粋してみます(いい加減に韓国語できるようにならなきゃダメですね。何年ファンやってるんだか💦)
「誰にも言っていませんが、今シーズンの目標はグランプリファイナル進出だったんです…一応成功しましたね(笑)」
ふだんは具体的な目標を言うことのないチャ・ジュンファンだが、6日、公式練習リンクでこう打ち明けた。この日、SPの滑走順抽選で自分よりそれぞれ14歳と11歳年上のボロノフ、ブレジナと肩を組み、明るく笑った。
今回は羽生が欠場し、チェンと宇野をのぞく3人とは力も近い。メダルへの欲はないのだろうか?「周りの期待は大きいと聞いています。練習どおりに滑れたら(メダルも)可能です」「バンクーバーは初めてですが、ふだんトロントで練習していますし、今季すでにカナダで2度試合をしています。ホームのように楽な感じで試合にのぞみたいです」
先月初め、GPフィンランド大会の後にスケート靴を替えた。昨シーズンは靴を12回も替えて苦労を味わった。だが、「ここに来たことが重要です。靴のことは考えずに自信をもって滑りたいです」と彼は言った。
また、SP後のコメントが載っている記事が出ていましたので、こちらも抜粋で。
試合後、チャ・ジュンファンはマネージメント社を通して、「自分にとって初めてのグランプリファイナルなので、試合の前には緊張しました。それでも試合に集中しようと努力し、最後までがんばって終えることができました」と自評した。
「ジャンプはその日その日のコンディションによって違いますので、今日は休んで、明日は良いコンディションで試合にのぞんでいきたい。自分のベストを尽くして試合を終えることができたらと思います。試合を楽しみたいです」
緊張の中にも自信と、あくまでも自分のペースを守ろうという意思が垣間見えますね。元々すごくメンタルが安定していたけれど、世界のシニアの中でも通用するんだという自信をもてたことで鬼に金棒。さらに強化されているような気がします。
あとはこの調子をフリーまで維持することができるかどうかですが、今日の安定感を見ているときっと大丈夫な気がします。明日のフリーもファイティン!🍀🍀
⭐️ ⭐️ ⭐️ ⭐️ ⭐️
ところで、ジュンファンくんの今季の出場試合がもうひとつ増えましたね。
ファイナルが終わってすぐの12月14日にソウルで開催される「全国冬季体育大会、 ソウル市予選」。ツイッターでGoomさんが紹介してくださっています。
これは日本の国体にあたるような地域対抗戦で、そのソウル市の予選として出場するんだそうです(滑るのはフリーのみ)。フィギュア的には小さな大会ですが、大学入試にかかわるので来年高校3年生になるジュンファンくんとしては出ておきたい試合なのだそう。
21日からランキング大会、1月半ばにはナショナルという重要な2試合があるので、超過密スケジュールにさらに拍車がかかってしまいましたが💦なんとかステイヘルシーで、風邪にも気をつけつつ、乗り切っていってほしいです!🍀🍀🍀
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]]>あいかわらずのスローペースで恐縮ですが……💦
ジュンファンくん、初のGPF進出おめでとう〜!!🎉🎉🎉
はー……オータムクラシックから始まった怒涛の今シーズン前半戦。
オータムとフィン杯では銀メダル。GPSスケカナと、もともとアサインされていなかったヘルシンキ大会で銅メダルと、今季出場4大会すべて台乗り。"JULIEEEETTT!!!"で旋風をまきおこし、質の高い演技で高評価を獲得し、キュートな笑顔で世界中のファンをオカン化しつつ、あれよあれよという間に韓国男子史上初のGPF進出を果たしてしまいました!
若干17歳は今回の6人(平均年齢23.2歳)の中で最年少。平昌五輪でも全出場スケーターの中で最年少でしたし(しかもフィギュア種目の第一滑走者)、本当に彼はヒストリーメーカーですね!
それにしても、このそうそうたる顔ぶれの6人の中で、ポイント順位は6位ですが、総合得点はミハルとヴォロさんより上の4位ってすごいです。(男子のGPS standingはこちら→●)羽生くん、昌磨くん、ネイサンの次ってえらいこっちゃですよ!!
今季ここまでの全選手の総合点でも6位(今季のISU Season Bests Total Scoresはこちら→●)ですから、GPF出場はけっして幸運だっただけではないですよね。2年前のジュニアのファイナルで表彰台をわかちあったアリエフくん(金)、サマリンくん(銀)より一足先にシニアトップの舞台に立ってしまいました。
とにかく、メンタルの強さも運の強さも含めて、いろんな面で「もってる」感がすごいです。GPFの舞台のバンクーバーはトロントとは大陸の反対側とはいえ拠点のカナダですし、そういう意味でも本当にもってる。
いやあ、スターとはこういうものなんですねぇ。本当におめでとうございます!🎉🎉🎉
GPFが決まった直後に所属事務所「BRAVO&NEW」を通してコメントが出ていました。
「毎シーズン成長した姿を見せようと一生懸命に努力しており、グランプリファイナルという大きな大会に出場することができるようになって非常にうれしいです。自ら満足できる最高の演技をお見せしたいです」
🍀 🍀 🍀 🍀 🍀
今季はショート、フリーとも本当にいいプログラムをもらったなあと思うのですが、エキシの演技もすごく印象的でした。
特にヘルシンキでの"What a Wonderful World”はすばらしかった…。昨シーズン途中で使われなくなってしまったプロですが、エキシで見ると柔らかいスケーティングと身体表現がいっそう際立って、本当に、本当に美しいです。
BS朝日の解説で織田くんが「彼の持ち味はなんといってもスケートがきれいですよね。とても腕の使い方がソフトな選手なんですけど、こういった優しい、伸びのある曲によく合いますね」と言ってくれてました。織田くんは今季のジュンファンくんの演技をすべて見ているそう。こういうの、うれしいなあ。
*今年はフィギュア動画が相次いで削除されているようです。ヘルシンキのエキシの動画も今のところなくなってしまいましたが、また見つけ次第貼りたいと思います。
このヘルシンキのフリー後プレカンがまた可愛かった💛 ジュンファンくん部分をまとめてくださった方がいましたので貼らせていただきます。(プレカンフルはこちら→〇)
風邪をひいていたせいで、何かしゃべろうとするとむせそうになる状態だったようですね。私もよくなりますけど、あれ苦しいんですよね。でも、なぜだかそういうときに苦しい顔でなく笑いそうになっちゃうのがジュンファンくん^^ 何度もお水を飲んだり羽生くんに世話を焼かれたり…ファンには見どころの多いプレカンでした^^
「コホッコホッ、ええと(羽生くんにマイクを下げられる。水を飲んで)サンキュー。ええと(ゲホッゲホッ)今日の自分の演技についてはとてもハッピーです。先週スケートカナダに出たばかりで(ゲホッゲホ)ソーリー。はい、また今週大会だったのですが、体調があまりよくなくて…みなさんご覧のとおりですが、咳が出ていて。プログラムの冒頭で大きなミスをしてしまったけれど、最後まで一生懸命力を尽くしました。今日はスケートをとても楽しめたと思います」「今は4Tと4Sにチャレンジしています。4Tは今季初めて入れている、僕にとって新しいジャンプです。去年は背がすごく伸びたことで4Sが不安定でしたが、今年は2本とも80から90%以上の確率で跳べるよう努力しています。そして(羽生くんの)4T-3Aについては、とてもとても難しく、大変なジャンプだと思います。僕はまだ一歩ずつ進んでいきたいと思います」「フリーが4分になったことは、難しくはなったけれど大丈夫です。ただ、時間が短くなったぶん振付の部分が減ったことが悲しいです。でも4分でも4分半でも自分にとってはあまり変わりません」
🍀 🍀 🍀 🍀 🍀
ファンとしてはGPFまでちょっと一息ですが、その間に”モデル”チャ・ジュンファンのお姿を。→●
GPFではこのコロンスポーツのダウンコートを着た姿が見られるでしょうか?
GPFの公式練習は12月5日(カナダ時間)に始まります。SPが6日でフリーが7日。もしエキシに出られたとしたら9日までの日程。
その後、韓国に戻って国内試合が待っていますし、1月にはナショナルも。今季はすごくハードなスケジュールで体調が心配ですが、ここまでうまくペースを作れているようなので、きっとだいじょうぶでしょう。
ステイヘルシーでがんばってほしいです。ファイティン!✊✊✊
Congratulations to Jun-Hwan Cha who is headed to the Grand Prix Final. First South Korean man to ever earn a place at a senior GPF. #GPFigure pic.twitter.com/wRcduBMAbg
— IFS Magazine (@ifsmagazine) 2018年11月24日
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]]>ゼイゼイ…スケカナをゆっくり振り返る暇もなく、明日からもうGPSヘルシンキ大会。
ジュンファンくんは9月20日に始まったオータムクラシックから、フィン杯、スケカナ、そしてヘルシンキと、1か月と10日あまりの間にもう4戦目の公式戦。カナダとフィンランドを行ったり来たりで、若いとはいえさすがに疲れがたまっているでしょうねぇ。(オーサーコーチも^^;)
でもヘルシンキが終われば12月下旬の国内戦まではゆっくりできるね…と思っていたのですが、GPFの可能性が出てきちゃいました^^; いや、もちろんうれしいことなんですが、どうかステイヘルシーかつインジュリーフリーでお願いしますよ!
というわけで、スケカナでは韓国男子初のGPSメダル。男女あわせても2009年11月のキムヨナ(エリボンで金メダル)以来9年ぶりのメダルだそうで、本当におめでとう〜🎉🎉🎉
オータムで出したPB259.78点(SP90.56、FS169.22)にせまる254.77点(SP88.86、FS165.91)というみごとなスコア。シーズン始まってあれよあれよという間に、もうすっかり今季の男子トップグループの一角として認知されちゃいましたねぇ。
↑ カナダのTSN放送のFSです。解説のトレイシーコーチが「母国での五輪では若いジュンに相当なプレッシャーがかかっていましたが、今や国の恋人(heartthrob)、韓国は彼を愛しています」って😊 「こういう大観衆の前で滑る機会を通して、どうペースを作っていくか学ぶよい機会でもあります」とも言ってます。今季試合数が多いのは、ジャッジの評価を上げていくとともに、シーズン中のピーキングを学ばせるためでもあるのかな。
さて、今回のフリー、最初のミスからのリカバリーもすばらしかったけれど、私的ベストポイントは例の「じゅりーえーっ!!!」の振りが変わっていたことでした。今までは「じゅりーえーっ!!!」と同時に3Loを跳んでただ降りてくるだけだったけれど、今回は早めに跳んで、着氷した瞬間に「じゅりーえーっ!!!」そしてすぐ両腕を広げて天をあおぐ振りが入っています。そう、レオナルドロミオの魂の咆哮シーンです!
でも改めてオータム、フィン杯と見比べてみると、今回は3Loの前の3連(3F-1Eu-3S)を跳ぶタイミングが早まり、跳んでいる時間自体も若干短くなって、すぐに3Loへと至る動作に入っています。時間的にはわずか1秒から2秒もない差だと思いますが、今回のほうが3連と3Loを早く跳んでいるのです。ってことは、これがもともの振付で、オータムとフィン杯ではタイミングが遅れたためにできなかった「じゅりーえーっ!!!(天をあおぐ)」けれど、今回ジャンプ2本のタイミングを早めることでやっとできた、ということなのかも。真相はわかりませんが、ほんのわずかな時間の中に要素や振付を正確に入れ込むことがどんなに難しいか、しかも30秒短縮された尺の中でその各要素が続いていくわけですから本当に大変。ファンはかわいいかわいい😍でいいけれど、非常に高度な勝負をしているトップアスリートなんですよねぇと改めて。
でもまあ、かわいいのは確かなんで😍 だってこれだもの。
#SkateCanada bronze medalist #JunHwanCha is excited about his first Grand Prix medal.#GPFigure #figureskating pic.twitter.com/CpbioDDx3q
— Golden Skate (@goldenskate) 2018年10月27日
”Hello, Golden Skate!(両手をパー)It's Jun Hwan Cha. I got bronze medal today. I'm really happy about that and I'll work even harder and I'll show you guys better performance next time. Thank you!(両手お手ふり)” 😇😇😇
ところで、個人的に今大会のジュンファンくんハイライトはエキシでした。
歌はカナダのトロント出身のショーン・メンデス。ちょっとクレイジーで大胆な女の子に恋しちゃった男の子の、ああ君といるとびっくりしてばっかり、でも何があったとしても2人一緒ならきっと大丈夫、この心だれにも止められないよ!という沸き立つような恋心を歌った曲です。
4月にソウルでのショー「アイス・ファンタジア」で初披露したプログラム。そのときも抜群のリズム感としなやかで自由な身体の動きがとても印象的だったんですが、今回さらにスケールアップしてる! 暗い照明の中でバネのきいた身体の美しいラインが映えますね。堂々としたたたずまいとジャンプのダイナミックスさのすばらしいこと。これはね、モテざるをえませんようもう…!
ヘルシンキでもファイティン〜!😊
ところで、こんなの来てましたね。韓国のスポーツアパレル Kolon Sport。モデル業も順調なようでなによりです😊
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]]>オータムクラシックに続いて、フィンランディア杯も終わり、早くも今季3戦目、GPS初戦スケートカナダが始まるというのに、あいかわらず超スローペースのヘタレブログです💦
で、今季ここまでのジュンファンくんの印象ですが……
今季のジュンファンくんは本物! 演技の質もかわいさも格段にレベルアップしてるっ!!!😇
いやー、もちろん演技が格段によくなって、スケーターとして一回りも二回りも大きくなりましたよね。でも、今季のかわいさたるや!😇 あんまりかわいいかわいい言ってるのもどうかと思うんですけど💦 それでも今年のジュンファンくん、言わざるを得ないかわいさじゃないですか?!
昨季はどことなく顔がいかつくなったなあ、さすがに青年の顔になったかな?と思うことも多々あったのですが、怪我や体調不良、五輪選考のプレッシャーなどなどのせいでもあったのかも?
今はコンディションがよくていい練習ができていることが、表情や見た目にも表れているんだろうなあと思います。そして、クリケでも遠征先でも顔なじみの先輩や友達が増えてきたのもリラックスモードにつながっているような気がします。
フィン杯SP
フィン杯フリー
今季はキスクラでコーチ陣と話し込むシーンが多いですね。ミスが続いたフリー後には落ち込んでガックリ……からの予想外のいいスコアに恐縮して、頭をかかえてカメラにペコリ。どう見てもかわいすぎるでしょ!😇
さらに演技後に出た動画インタビュー3連発がかわいいの宝庫でしたね〜😇😇
まずはフリー直後のSkating Finlandのインタ
J:今日の演技はあまりよくありませんでした。ふだんの練習のときにはもっといいんですけど、今日は満足できる演技ではありませんでした。観客に(自分のもっている)すべてを見せることができませんでした。今はとても悲しいです(アハッ)
Q:観客はどうでしたか?
J:ああ、お客さんはすばらしかったです。フィンランドはとても好きですし、リンクもとてもよかったです。フィンランドに来たのはこれが初めてですがとてもいい経験ができたと思います。だから観客に感謝しています。どうもありがとう(ニコリ)
…悲しいって言いながらのその笑顔ってどうなのよ💦😭😇
続いてフリー後Golden Skatesのミニインタ
For #JuhnwanCha, the quad toe is a new jump for this season. #FinTrophy #CSFigure #FigureSkating pic.twitter.com/OcQN4sSAUB
— Golden Skate (@goldenskate) 2018年10月6日
「今日はちょっぴりミスしてしまいましたが(お目目をくるり)いや、大きなミスだった(笑)」って、もーかわいさ爆裂ですね😭😇😇
とどめは10月10日にGolden Skateからアップされたロングインタ
Q:韓国のジュンファン・チャ選手です。フィンランド杯で2位おめでとうございます。
J:ありがとう。ありがとうございます(笑)。【ジュンファンくん、手前のほうに目をやりながら吹き出しているのは、たぶんアリエフくんがおふざけしてるんでしょうね。そのおかげもあって笑顔でインタビュースタート】
Q:今大会での自分の演技や結果についてどう思いますか?
J:フィンランドに来たのはこれが初めてでした。SPの演技はまあまあでした。すごくがんばって最後まで滑り切りました。今日フリーが終わったところなんですが、ええと(笑)あまり満足できるものではありませんでした。調子はよかったんですけど、あんな演技では練習のときでさえしたことがなかったです。自分でもとても驚きました。それでも一生懸命がんばりました。フィンランドのお客さんにいい演技を見せることができず、とても悲しいです。
]]>
フリー「ロミオとジュリエット」 振付:シェイリーン・ボーン
音源「映画 Romeo + Juliet OST」by Craig Armstrong
*サントラからの使用曲をまとめてくださっている方がいらっしゃいました→動画の下の説明に曲名あり
実況のテッドさんはデビッド・ウィルソン振付と言っていますが、たぶんISUのバイオを読んでいるだけかなと思われます。ジュンファンくんがクリケに行ってからエキシを除いてすべてウィルソン振付でしたが、初のシェイリーンですね。
オータムではとにかく「ジューリーエーッ!」で話題(笑)になりました。確かに一見謎編曲ではあるけれど、でもじつは映画のストーリーをわりときっちりと追った編曲なんですよね。
まず冒頭、顔の前で組んだ両腕を左右に開くのは、物語の幕を開ける、という意味でしょうか? いきなり男性の長セリフが始まります。映画の最初のシーンで語られるセリフで、シェイクスピアの原作にもある「口上」です。つまり、これからこういう作品を上演しますよ、という説明文。(*名訳・定番訳と言われるものがいくつもあるようですがあえて自分で訳してみました。素人ゆえの怖いもの知らずw)
Two households, both alike in dignity
In fair Verona, where we lay our scene
From ancient grudge break to new mutiny
Where civil blood makes civil hands unclean.
From forth the fatal loins of these two foes
A pair of star-cross'd lovers take their life...
物語の舞台となる花の都ヴェローナの、
格式ではいずれ劣らぬ二つの名家。
両家の間の古い遺恨が新たな反目を生み、
争いは両者の手を血で汚す。
これら敵同士の宿命の腹から生まれし
薄幸の恋人たちが、自らの命をかける…
この口上とドラマチックな「O Verona」の曲にのせて、4Tと4Sの2本のクワド。去年は4Tがなかなか決まらず、怪我もあって最終的には4Sだけにしていましたが、この4Tはきれい〜に降りてましたね。「O Verona」自体はかなり使われているので、たぶん一般的にはああまたこの曲か、という印象がなきにしもあらずだと思いますが、キレのいい3Lz-3Loを降りたところからガラリと雰囲気が変わります。
曲はテクノっぽい「Young Hearts Run Free」。映画では、ロミオがモンタギュー家の悪童たちとともに、敵対するキャピレット家の仮装パーティにのりこんでいく場面です。ジュンファンくんがくねくねと踊り狂うこのStSqがこのプロの真骨頂! それまで無表情だったのに一転、煽情的でさえあるほほ笑みを浮かべながら、体をくねらせてステップを踏んでいきます。SPのステップもそうですが、いったんスピードをゆるめたり止まったりしても、次の一歩からすぐにスピードにのれるから、1つのシークエンスとして流れが途切れないのがすばらしいです!
唐突に曲が切れて、右手を静かに胸に。からの、ロマンティックな「Kissing You」。映画では、パーティ会場の水槽ごしにロミオとジュリエットが出会う有名な場面、続いてバルコニーとプールで愛をささやきキスをかわす場面でかかる曲です。やわらか〜いキャメルスピンをほどいてChSqへと入る動作が、もうせつなさ爆発ですね。イーグルに、弧を描くイナバウワー。ジュンファンくんの持ち味である上半身の柔らかさと極上のグライド感がたまりません。そこから3Aを2本と、3連ジャンプ。
ここから終盤の見せ場です。銃声のような音とともに、体を後ろにのけぞらすと、「ジューリーエーッ!」という若きレオ様の絶叫が。映画では、マンチュアの荒野に逃れていたロミオがジュリエットの死の知らせを聞き、大地に膝をつき天をあおいで咆哮するシーンです。
ここで3Loを決めた後は、ドラマチックな「Escape From Mantua」。偽の死とも知らずジュリエットの亡骸のあるヴェローナへと必死で戻るシーンでかかる曲です。映画では多数のパトカーにヘリまで出動する大騒ぎなんですが、そのモーター音も入ってますね。ジュンファンくん、顔をゆがめながら全身でロミオの苦悩と怒り、そしてジュリエットへの想いを表現します。
最後のスピンを経て、「バーン!」という銃声とともに、体を後ろにのけぞらせてフィニッシュ。映画では、毒を飲んで死んだロミオを追って拳銃で自らの命を絶つのはジュリエットのほうですから、最後のシーンは二人の死をあわせて表現しているのでしょうか?
…そういうわけで映画にかなり忠実な構成となっているわけですが、映画を知らなくても、曲ごとにニュアンスを変えられるジュンファンくんの音感を生かし、ロミオの若さや一途さが存分に表現されたとっても楽しいプログラムだと思います。
ただし、私的に惜しい点がふたつ。1つは衣装。いや、繊細な紫のレースはとっても素敵なんですけど、どちらかというと古典的。もっと現代のロミオらしい奇抜さや派手さがあってもよいのでは? 衣装デザインはいつもの高名なデザイナーのイ・サンボン氏らしいのですが、たいていボトムスは黒の無地パンツだし、フィギュア衣装では意外と保守的なんですねぇ。
もうひとつは、「ジューリーエーッ!」です。いや、この絶叫を入れてくれてシェイリーン愛してる♡って感じなんですけど、でもここで単独3Fのみというのはせっかくのロミオの魂の咆哮がBGM化してしまい、もったいないなあと思うんです。とはいえ、フリーの時間短縮で後半がジャンプオンリーな印象にりがちなところを、合間に曲に合わせたつなぎをたっぷり入れてラストの死へと至るひとつの流れに見せるためには、これが最善の策だったのかもしれませんね。実際、演技後かなり息を切らしていましたし、この最後のドラマチックなパートは相当キツそうですよね…。それでも、ジュンファンとシェイリーンなら今後もっと膨らませてくれるんじゃないかと、期待しておきたいと思います。
ところで、動画の最後、キスクラで笑うジュンファンくんに女性解説者が「なんてかわいい子。彼、キュートじゃない?」、それに対してテッドさん「…ハンサム、と言っておこうよ。きみのせいで気まずいじゃないか〜」と。テッドさんお疲れ様です(笑)。
なんだかすごく長くなっちゃってますが、長くなりついでに、フリー後に出たインタビュー記事からジュンファンくん本人とコーチたちのコメントをメインに抜粋してみたいと思います。筆者はカナダ人記者のベバリー・スミスさん。
オーサーやトレイシーたちがジュンファンのことをとても大切に育てようとしていることがわかります。
元記事:Jun-Hwan Cha Comes of Age →●
ほんの少し前までおっとりした子どもだったチャ・ジュンファンは、この週末、夢見がちな目をした、存在感をただよわせた若者へと成長していた。今はクリケで練習し始めて4シーズン目になる。
「SPの公式練習の前はちょっと緊張していました。新シーズンの最初の試合ですし、シニアとして初めてのチャレンジャーシリーズですから」とチャは話した。
彼は韓国代表として平昌五輪に出場したが、それでも緊張はするものだ。チャはとにかく全力をつくし、練習どおりに滑るんだと自分に言い聞かせて、この緊張感に対処した。
「あの高得点にはちょっとびっくりしました」それでも、点のことはあまり考えなかったという。
]]>
明日から平昌個人戦という、まさにこれから!というところで更新ストップしてしまい…それからもう半年以上もブログを休んでしまいました。
何度か記事を書こうとはしたんです。平昌とそれ以降のジュンファンくんのこと。特に、幸運にも現地で見れた「アイス・ファンタジア」でジュンファンやボーヤン、ヴィンセントたち若いスケーターがどんなにキラッキラだったか。
でも、なぜか途中まで書いては完成できないまま放置してしまい、下書きフォルダーにたまっていくばかり…。その間、気にかけてコメントくださる読者の方には申し訳なさでいっぱいだったけれど、どうしても記事をひとつも完成できなかったのです。
不誠実で本当にごめんなさい。
実は、五輪シーズン始めぐらいからスケートに対してちょっと疲れてしまったんです。数年間盛り上がり続けた反動で燃えつきたのか…増え続ける情報を追いきれなくなったせいか…最近の各方面の方向性についていけなくなったせいか…自分でもよくわかりません。
さらに、新シーズン始めにもたらされたデニス・テンくんの突然の悲報。好きな選手のひとりではあったけれど大ファンというほどではなかったのに、自分でも意外なほど衝撃を受けてしまって。スケートに向き合うのが今でもちょっとだけしんどい…。
そんなわけで、若干かなり静めのテンションでオータム・クラシックのライストを見始めました。そうしたら……目がさめたっていうか、忘れていた気持ちがよみがえってきました。
それで、またちょっと書いてみようかなあと思ったんです。
SP「ザ・プリンス」(プロコフィエフ「シンデレラ」より) デビッド・ウィルソン振り付け
音源:Prokofiev: Cinderella, Op. 87 Act 2: No. 37 Waltz-Coda & 38 Midnight by Grand Symphony Orchestra of All-Union National Radio Service and Central Television Networks →Apple Music
冒頭、ノーブルな笑みを浮かべて「さあ、踊りましょう」と見るものを舞踏会へいざなうジュンファンくん。ちょっと暗い陰のあるワルツにのって、柔らかくステップをきざんでいきます。
そこには変わらぬ美しいスケートをする、でも半年前よりはるかに存在感を増したジュンファンくんがいました。
曲のリズムやニュアンスに合わせた腕や胸のしなやかな動き、怖いぐらい勢いよくジャンプに入っていくスピード感、なにより氷の上をすーーーっと滑走していく美しさ…そう、このグライド感が私はたまらなく好きだったのです。
そして、4シーズン前のラフマニノフの、あのバレエ的な身体の動きでジュンファンくんに惚れた私にとっては、待望のバレエ曲。
あらためて「ザ・プリンス」を見ると、体がずいぶん大きくなったし、滑りの強さ、ジャンプの質にくわえて、ポジションの美しさもずいぶん進化したなあと思います。特にステップ中にある、真夜中の12時を打つ時計の針を表現した印象的なポジションの連続。あの数秒間は何度見ても見入ってしまいます。
ジュニア時代の演技をウィルソンが見たことがあるかどうかはわかりません(以前、羽生くんがクリケに来ることになったとき、ウィルソンはそのとき初めてニースの演技を見た、という記事を読んでびっくりしたことがあります)。それでも、ジュンファンの独特の身体の美しさと、天性の陰影ある表現力を、きっと見抜いたからこその選曲なのでしょう。
それにしても、この時期としてはジャンプやスピンなど驚くべき完成度。振り付けに関しては、曲のニュアンスを細かいところまで誠実に表現したすばらしい演技だけど、まだ振り付けをなぞっているところもありそうで伸びしろはたっぷりありそう。
このシーズン、進化していく様子をじっくり見ていきたいな、それを文字にしていけたらいいなと、思わせてくれるプログラムでした。ジュンファンくん、ウィルソン先生、ありがとう。
そんなわけで、たぶん新しい情報を追うよりも(これっぽっちの記事でさえアップできるまで1週間かかってる…笑)独り言みたいになると思うけれど、書きたいことや訳したい記事をぼちぼち載せていければいいかな、と思っています。しばらくはリハビリを兼ねて。
もし目にしてくださる方がいらっしゃったら、どうかよろしくお願いしますm(__)m
上はSBSニュース、下2点はスポニチ写真部インスタグラムより
JUGEMテーマ:フィギュアスケート
]]>早いもので2018平昌五輪も明日から運命の男子シングル…いやあ、ドキドキしますね!
でも、われらがジュンファンくんは、母国での五輪の日々をあいかわらず可愛くすごしているみたいです
団体戦2日め、応援席にすわるジュンファンくん
自分の出番が終わった2月11日には、ジュンファンくんも応援席にすわって、女子とアイスダンスに声援を送っていました。
残念ながら韓国はフリー進出ならず、総合9位に終わりましたが、チームコリアのみんながすごく楽しそうなのが何より。
そのときのお写真がなかなかかわいいのでペタペタ。
安定のニット帽…韓国の公式グッズかな? チームコリアの仲の良さがほほえましいです。
しかし、なんといってもカワイイと言えばこれ。
韓国が敗退した後の団体戦アイスダンスFD。その韓国での中継中、バックステージでトレーニングルームの様子が流れたんだそうです。
ぼーっと自転車こぎしていたジュンファンくん、とつぜんテレビに映っていることを知り、この慌てようww
パーカーの胸をおさえているのはなんかマズいTシャツでも着てたんでしょうかw
かと思うと次の瞬間にはスマホに全力集中ww いやーーかわいすぎるでしょ
2月13日、個人戦にむけて練習開始。メインリンクでフリー曲かけ
16日から始まる個人戦にむけて、13日の早朝、本番会場となるメインリンクでの公式練習に参加。
ただ、まだ風邪が少し残っているらしく、クワドがなかなか決まらなかったそう。この日はオーサーとトレイシーも同行したようです。
チャジュンファンは13日午前、江陵アイスアリーナメインリンクでフリーの曲かけ練習に参加した。オーサー、ウィルソン両コーチと頻繁に相談しながら、3Aや4Sを何度も確かめた。
練習後、彼は「まだ体調が回復途上で、ふだんの練習の調子には戻っていないが、少しずつよくなっています。団体戦のときよりは調子は上がっています」と話した。
インフルエンザについては「韓国チームの医務室で治療を受けていて、かなりよくなったが、ドーピングにひっかかる心配があるので強い薬が使えないのです」(記事)
下位選手の練習内容をつたえてくれる記者さんがほとんどいない中で、唯一アメリカ人ジャーナリストのジャッキー・ウォンさんがつたえてくれています。
このジャッキーさん、1日中試合と練習と記者会見を往復してレポし続けている方なんですよね。睡眠やら食事やらは大丈夫なんでしょうか? ありがたいことです〜。
ジャッキーさんの練習レポによると、ジュンファンくんは
2月13日早朝:3Lo, 3F, 3Lz, 3Lz(e?)3T, 3A2T, 2S, 曲かけで「3Lz3T, 4S(fall), 3A(turn), 3A2T, 3F1/2Lo3S, 3F, 3Lo」
2月14日午前と2月15日午後の練習には参加したかどうか不明。
団体戦のあと、韓国チームはソウルのリンクに選手の練習場所を確保しているらしいので、もしかするとソウルに行っていた日もあるのかもしれません。
ネイサンとの夢のツーショット
2月14日、男子SPの滑走順抽選
日本のテレビで放送された映像では、ジュンファンくんはパトリックの隣にすわってましたね。
ちらっとですが、何やら言葉をかわしたらしいシーンも(なんだか自分でキモすぎますけど💦
この抽選で、ジュンファンくんはあやうく第1Gの一番滑走になるところだったんだそうです。
14日午後、江陵アイスアリーナの記者会見場では、16日の男子SPを控え、30人の出場選手が抽選を行った。抽選は世界ランキングに基づいて、上位選手たちは第4〜5グループ、中・下位の選手たちは第1〜3グループに配置された。
チャ・ジュンファンは世界ランキングが56位と低く、第1〜3グループに配置されることが決まっていた。ジュンファンがくじを引いたのは最後から2人目だった。抽選が進んでも1番がなかなか出ず、28人の選手が抽選を済ませた時点で、残りの番号は1番と14番だけだった。
ジュンファンは不安だったが笑顔を浮かべてくじを引いた。番号札に書かれた数字は「14」だった。その瞬間、他の選手たちが一斉に拍手し、「ラッキー!」と彼の幸運を祝ってくれた。1番滑走になったのはスペインのモントーヤ選手だった。
組み合わせ抽選を終えたジュンファンは、「1番と14番しか残っていない中で、第1グループの1番になったらどうしようと、少し緊張しました。14番を引いて、拍手も受けたので気持ちがよいです」と笑顔を浮かべた。「今、オリンピックなんだという実感があります。ミスが出ても立ち上がってベストをつくしたいです」(記事)
もってますね〜〜。「14番を引いて拍手ももらったので気持ちよいです」というのがカワイイ
このジュンファンくんがくじを引いて歓声がわくシーン、TBSの番組で流れていたんですね。
自分が1番だと知ったモントーヤくん苦笑い^^;
junhwan had the cutest reaction to not drawing first. pic.twitter.com/YneNWXoa3H
— nathaly (@tiniestqueen) 2018年2月15日
ところで、この日はこんな動画も出ました💦
韓国KBSで放送された男子シングルの番宣らしいのですが、韓国の元女子選手でジュンファンくんとは同じコーチについていたこともあるカク・ミンジョンちゃん。今は解説者として活躍しているミンジョンちゃんが、ジュンファンくんのことを語っています。
BGMが「金曜日、あなたに会えるのが待ちきれな〜い♡」みたいな歌。いや〜もう完全にアイドル売り路線でしょ💦
英語字幕をつけてくださった유이さん、本当にありがとうございますm(__)m
[KBS cf with ENG sub] 📹Junhwan Cha and former Korean figureskater Minjeong Kwak 🎵#junhwancha #JunHwanCha #ジュンファン #차준환 #2018pyeongchang pic.twitter.com/aOIWjDGjBS
— 유이🔥Olympics 🔥 (@yuiS2pics) 2018年2月14日
明日の男子SP、いつもジュンファンくんが一貫して言う「ふだんの練習どおりの演技」ができますように! ファイティン!
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]]>(ちょい遅ればせですが……)ジュンファンくん、堂々の五輪デビューおめでとう〜!
フィギュア種目はもちろん、あらゆる競技の先陣を切っておこなわれた団体戦男子の、しかも第一滑走。
いや〜、テレビで見てるこっちがド緊張しちゃいましたが、ほぼノーミス! がんばりましたね! やっぱりメンタル強いわ!
2月9日、2018年平昌五輪の開会式に先立っておこなわれたフィギュア団体戦男子SP。
ジュンファンくんは今季のSBとなる77.0点。午前10時からという異例の時間帯だったためか、大自爆大会になってしまった💦せいもあるけれど、結果は男子10人中6位。TESに限れば3位でした。
人生初めての五輪、メディアからの大注目、そして体調不良の中、緊張感は並大抵のものではなかったと思います!
ファン撮影の動画をあげてくださった方もいらっしゃいました。ありがとうございます〜。埋め込み禁止なので、リンクだけ貼らせていただきます。→https://youtu.be/Rj8qpY2mnu8
演技後リンクサイドに戻ってきて、オーサーとちっちゃくこぶしゴツン からの、首かしげ がかわいすぎるw
応援席に行く途中でクリケの先輩ガビー・デールマンちゃんとハイタッチしてたんですねぇ
SPのプロトコル。ちょっと見づらいですけど。
やはり3次選抜と同じく、クワドぬきの構成でしたね。そして3次まで3Lz-3Tだったコンボは3F-3Tに、3Lzを後半に入れてきました。
3F-3Tがちょっと回転あやしいかなと思ったのですが、おとがめなし。途中ちょっとぐらついたステップはレベル2。珍しく音に少し遅れてしまいましたね💦 やっぱり体調不良と緊張感のせいか、いつもに比べるとスケーティングの伸びがややなかった気がしましたが、それでも全身をめいっぱい使って、大きく大きく動こうとしていた気がします。
PBの82.34点(2017年世界ジュニア)に及ばないけれど、今季のSBとなる77.0点。
韓国SBSで団体戦放送後に放送されたジュンファンのミニ特集。過去映像もたくさん♪
それでも、演技後は喜びよりも反省しきりだったようす。
「練習のときにはもっとずっといい演技ができていたのですが、まだ体調が完璧ではありませんでした」と物足りなさがいっぱいの表情。「ジャンプは着氷できましたが、練習のときよりスピードが落ちていたと思います。それでも最後まで全力をつくしました」
応援席の韓国選手や観客から熱い声援をもらった。「最初の五輪で、一番滑走、そして韓国で開催、どれもすばらしいことです。チームメイトと観客の方々には熱烈な応援や拍手をいただき、力になりました」
開幕前にインフルエンザで苦労した。「体調を回復して、次の試合ではいつも練習しているとおりの演技を見せたいです」(記事)
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ええと、一応ファンブログじゃなくてスケートブログなんですけどね(;'∀') すっかり「ジュンファンだけを逐一チェックするブログ」になっちゃってますが
というわけで今日も追っかけます。ジュンファンくんの2018平昌五輪〜
2月6日、夕方の公式練習に参加
練習映像が見れるのありがたい〜。オーサー「ちょっとしたfluで5日間氷を離れていたけどもう治りつつあるところ。猛練習してきてコンディションはいいですよ」…ははは、flu(;'∀')
6日午前の練習ではジャンプを抜いていたジュンファンくんですが、夕方の練習では4回転まで跳んだそう。午前と同じく、同組の選手がだれも現れなかったため、このときも練習リンクを貸し切り状態だったようす。
風邪も治らないのに、なぜこんなに熱心に練習しているのかというと、ジュンファンくんの強い気持ちがあったようです。
「病気でも今がんばって滑らなくては、と思いました」
覚悟は強かった。苦労して獲得した五輪出場権だけに、後悔のない試合をすると誓った。
カナダでひいた風邪のため、「韓国に来る飛行機の中では体が痛くてなかなか眠れませんでした」
いつもは病気のときも練習するが、今回は重要な五輪なのでつとめて休息をとった。
「早く体調を戻すのが今一番重要です。団体戦は体力的に負担になるかもしれませんが、自分の状態をチェックするチャンスにもなると思います。団体戦を通して改善点を直していきます。」
これからは全神経を試合に集中させるつもりだ。オーサーコーチも同じ考えだという。
「今後は試合が終わるまではインタビューは少し難しくなると思います」と(記者に)理解を求めた。
「順位も大切ですが、オリンピックという舞台でノーミス演技をすることが目標。それができれば自分は満足です」とほほ笑んだ。(記事)
5日夜に選手登録だけして、選手村には宿泊せず近くのホテルに泊まったのは「まだ風邪が治っておらず他の選手にうつすかもしれないから」とのこと。
また、極寒が予想される9日の開会式に出席するかどうかも不明。
「開会式に出席するかどうかはまだわかりません。その日おこなわれる団体戦SPが終わってから体調をみる必要があると思います」(記事)
…ふだんはちょっとした病気やケガでも練習してるんですね>< スケーター、っていうかアスリートって多かれ少なかれみんなそうなんでしょうね。ハードだ。
オーサーはメディアに対し、この6日夜の取材を最後にしばらくジュンファンの取材を控えてもらうよう、メディアに要請したそうです。さすがのメディアコントロール術ですね!
2月7日、ショートトラック練習中に会場でジョギング
そんなオーサーのメディアコントロールもむなしく、ひとりでジョギングしているところを記者たちにキャッチされてしまったもよう(;'∀')
韓国ショートトラック代表チームの練習が行われた7日の江陵アイスアリーナ。ヘッドフォンに帽子にマスク姿、携帯電話を手に、通路をジョギングをする選手がいた。「フィギュア王子」のチャ・ジュンファンだ。彼はマスクをとって取材陣にあいさつした。
体調をたずねると「非常によくなりました」と笑った。それでも「まだ完全に風邪が治っていないので昨日もホテルで寝ました」(記事)
オーサー不在の間につかまっちゃいましたか…orz そんなときでもメディアに丁寧に対応するところ、好感度高いです
オーサー、韓国選手団の入村式に参加
一方そのころ、当のオーサーは韓国の選手村入村式に参加して、ボランティアの女子たちにモテモテだったらしいw
オーサーコーチは7日、江陵選手村で開かれた韓国選手団の入村式に参加した。インタビューに答え、「ジュンファンはメダル候補ではない。トップ12位以内が現実的な展望だ。それでも初出場の若手選手としては立派な成績だ」と話した。
ジュンファンがメダルに挑戦できるのは2022年北京五輪になるだろうとし、「彼はまだもっている才能を十分に開花させていない。だから今回の平昌五輪がとても重要な機会になるだろう」(記事)
また、この記事で、教え子たちの国の中で韓国のADカードを受けた理由について、
「団体戦に出るチャジュンファンが最初に始動するので、まずジュンファンと一緒にいるために、教え子たちの5つの国の中で韓国を選択した」
と話したんだそう。
まあ、メダル争いにからむ羽生くんとハビのうちどちらかの国を選ぶより、ジュンファンの国であり開催国である韓国を選ぶのが無難な選択、ということもあったのかなあという気もします。
ジュンファン、ネイサンとアダムと同組でメインリンクで初練習
夕方の公式練習で試合がおこなわれるメインリンクでの初練習に、ネイサンとアダムと同じ組でのぞんだジュンファンくん。
特に今大会の主役のひとり、ネイサンがクワドを跳びまくるそばで、クワド抜きでフリーを滑ったそう。(ジャッキーさんのジャンプレポ)
五輪マークや五輪ロゴがついたリンク…胸アツですね。ネイサンやアダムと滑ったのもいい刺激になったかな。
ちなみに、やはりオーサーの指示に従って当分取材は自粛、ということでインタビューはなしでした。
今夜のニュース動画がさっそくアップされていました。ネイサンとジュンファンの練習が少し見れます。
ネイサン、ジュンファンのことを聞かれて、「僕も五輪は初出場だから、二人とも同じ立場ですね。彼はとても才能ある選手。幸運を祈っています」と非の打ち所のないコメント。すばらしい〜。
ところで、じつはジュンファンくんは風邪のため、まだ選手村の部屋に入れていないんだそうです。
マネジメント関係者によると、ジュンファンはまだ選手村で1泊もしておらず、前もって取っていた近くの宿泊施設に両親と一緒に寝泊まりしている。ほかの選手たちに風邪をうつすといけないので、大韓氷上競技連盟の許可を得てしばらく外泊生活をすることになった。宿泊施設から選手村まではバスを使っており、バス亭までの行き来は歩かなくてはならない。
完治するのを待って、団体戦のある9日までには入村できるだろう、とのこと。(記事)
…ううう、やっぱりそうだったのね。いろいろと困難があるけれど、ひとつひとつ乗り越えていってほしいです。
早いとこ風邪菌が去ってくれますように。そして明後日の本番にいい状態でのぞめますように! ファイティン!
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