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ブライアン・ジュベール ソチに出る!宣言@goldenskate
母国でのワールドで4位、惜しくも表彰台を逃したブライアン・ジュベール。
私はなぜか、彼はワールド後に引退するんだろうなと、ずいぶん前から思っていたんです。(なんでなんでしょ?ソースが思い出せないんですが…思い込みだったのかもしれません)
ところがなんと、昨日4月8日付の記事で、「俺はソチに出るぞ!」宣言をしています!!!
少々長いですが、訳してみましたので、どうぞ〜。

元記事はこちら→Brian Joubert: Reloaded
Golden Skate April 8, 2012 - by Tatjana Flade
 
「ブライアン・ジュベール リローデッド」


フランスのブライアン・ジュベールは、2002年のヨーロッパ選手権で国際的なシーンに彗星のように現れて以来、ファンの一番お気に入りのスケーターであり続けてきた。
そのデビュー戦でみごと銅メダルに輝いてから10年。ここ2シーズンは、このベテラン選手にとってタフな時期が続いていた。
今年27歳のジュベールは、好不調の波と故障に悩まされ、表彰台に上がれないことのほうが多くなった。今季は背中の故障でグランプリシリーズを欠場。シェフィールドで開催されたヨーロッパ選手権では10年連続で獲得してきたメダルをついに逃し、8位という残念な結果に終わった。
 
だが、多くの人が彼を見限り始めた中で、3度ユーロ王者に輝いたジュベールは力強く立ち直り、先週フランス・ニースでおこなわれた2012年世界選手権ではみごと4位となった。

ジュベールはようやく彼らしさを取り戻した。パワフルでエネルギッシュ、特におなじみの「マトリックス」のフリープログラムでは観客を沸き立たせた。フリーの演技終了後には、喜びのあまり、ひざまずいて氷にキスをした。
僕にとって、気持ち的に今まででベストの部類に入る世界選手権だったよ」とジュベールは語った。「自分でも意外だった。いつもはフランスで試合に出るのは好きじゃないんだ。でもニースでは観客が応援してくれてるって感じた。これは僕にとってとても重要なんだ。もう一度ポジティブな感覚を取り戻したかった。フランスのワールドでは、いいスケートがしたいと心の底から思ったんだ」
 
2007年の世界王者・ジュベールは、銅メダルの羽生結弦に6.48点及ばず4位に終わったが、観客はジュベールが表彰台にのるべきだと感じていた。だが、彼自身はがっかりしてはいないという。
僕にとって一番大事なのは、いい演技をすることなんだ。ショートでもフリーでも。そして再び自分自身を見つけ出すことなんだ。1位になれたかもしれないし、3位か、11位だったかもしれない…順位なんて二の次だ。得点だって重要じゃない。もちろん銅メダルをとれたらフランスのためにも、お客さんのためにもよかったんだろうけど、この大会での目標はそういうことではなかったんだよ」
 
復活は予想外のものだった。ジュベールの2011−12シーズンは背中の故障で幕を開け、グランプリシリーズに出場することはできなかった。怪我が完全に治る前にフランス選手権に出場し、そこでは優勝するものの、ヨーロッパ選手権ではうまくいかなかった。
「シェフィールドでのユーロはタフだったね。最終的には自分のためになったけど。自分としては準備万端だったし、いい試合ができると思っていたけれど、結果は悲惨だった」

その時ジュベールは、自分とコーチのヴェロニク・ギヨンが正しい方向を向いていないことを悟った。
「コーチとディスカッションして、彼女の指導方法について質問をしたんだ。その後、僕らはすべてを変えた。時期的にはワールドで完ぺきな演技――ショートとフリーでクワドを2回入れて――をするには時間が足りなすぎたけど、いい基礎を見つけるには充分だった。それから2週間ほどで、自分が世界王者だったりワールドでメダルをとったりしてた頃の感覚が戻ってきたんだ

彼がおこなった改革はとてもシンプルなものだった。
「ヴェロニクと充分にトレーニングできていないとわかったんだ。練習時間は長かったよ、でも自分が満足する内容ではなかった。僕はプログラムをパートに分けて、深く理解できるように何度も繰り返し練習したかった。(ワールド前の)ここ数週間、それをやってきたんだ」
「ふだんはショートのランスルー(通し練習)はよくするけど、フリーはしない。後になって結び合わせるんだ、プログラムの各パートをすべることと、ひとつのプログラムとしてすべることをね。ランスルーばかりやるのは僕は好きじゃない、あまりしっくりこないんだよね」

これはロシア式の練習方針だ。毎回ランスルーをやるよりも、プログラムを細かいパートに分けて練習することに重点を置く。
「パートごとに練習することで、プログラムを徹底的に理解できるようになる気がするんだ。世界選手権でも、パートごとに演技していたよ。このほうが疲れもかなりたまりにくいんだ。まず3つジャンプしたところで、第1パート終わり、と自分に言い聞かせた。そして第2パート、第3パート…これが結果的に、自分にとってすごく楽だった」

「マトリックス」プロの再使用については、たくさんの批判――時には嘲笑さえ――を浴びた。しかし、そこにはある理由があった。
「優勝できる、あるいはすごくいい結果を出せるプログラムだとは思ってなかったよ。でも、僕にとって心地いいプログラムなんだ。来季、再発進するためには、そんなプロが必要だった

来季は2本とも新しいプログラムにしたいという。
音楽の選択にはすごくこだわりたい。演技構成点を上げなくてはならないし、表現(プレゼンテーション)面で向上できるよう猛練習しなくては」

2009−10シーズンに彼の振付を担当した、アイスダンスの元世界チャンピオン、デンコヴァとスタビスキーに再び振付をたのみたいという。
「彼らと組んだ時はすごくよかったと思うんだ。演技構成点も出たしね。「マトリックス」のようなプロだと、パトリック・チャンに比べて最初から10点のハンデがあるんだ。つまり、技術的なミスは一切できないことになる。演技構成点が高くて、ジャンプのミスをカバーできるぐらい出るって自分でわかっていれば、心理的にすごく楽になるんだよね

ジュベールにとって、もはやメダルは重要ではないらしい。すでにヨーロッパ選手権で10個、世界選手権で6個、グランプリシリーズとファイナルで13個、フランス選手権で9個のメダルを持っているのだから。彼はまた、最初の、そしてここまでのところ唯一の、フリーで3つの4回転を跳んだヨーロッパ人選手でもある。
「僕のモチベーションは必ずしもメダルをとることじゃない。すぐれた芸術的なスケーターになることなんだ。自分は芸術的なスケーターになれるんだと、自分に証明してみせたい。技術面ではすでに証明済みだし、名声もある。だけど、芸術面でも世界のトップスケーターの仲間入りをしたいんだ」

ソチ・オリンピックも、モチベーションのひとつだという。
自分のキャリアは、オリンピックでいい演技をして終えたいと思っている。オリンピックには今まで3度出場したが、結果はいつも悲惨だった。これが常に気にかかっていてね。もしかすると2014年も悲惨な結果になるかもしれないけれど、それでも挑戦してみたいんだ

だが、彼はもう終わりだと思っている人は多い。彼自身、そのことはわかっている。
「無理もないよ、この2年間、調子が安定していなかったし、ひどい演技もしたしね。もうおしまいさ、とか、もう年だから、とか、引退するべきだ、とかみんなが言うのは当然だよ。だけど僕からすれば、自分が復活できることはわかってる。僕に近い人たちもそのことを知っている。他人の言うことを聞くよりも、自分自身に集中しているよ」

オフアイスでは、コーチングの学位をとるべく勉強を始めた。
昔からずっとコーチになりたいと思ってたんだ
できれば1年以内で勉強を終えたいが、3年に伸びてしまう可能性もあるという。だがその前に、今季はまだ終わっていない。今月東京でおこなわれる国別対抗戦に出場し、その後5〜6月に新しいプログラムを完成させる予定だ

もうひとつ、重要な変化が待っている。ポワチエの古いリンクが取り壊され、建て直される。五輪シーズンに備えて2013年に完成予定だという。
「つまり、来季はホームリンクがないから、違う場所で練習しなくてはならないんだ。外に出て、今までの習慣を変えるのは、自分のためになることだと思うよ」
また、しばらく海外で練習することも考慮中だそうだ。たとえば、ロシアのアレクセイ・ウルマノフなどと。

いずれにせよ、来季のジュベールがどうなるのか、目が離せなくなりそうだ。どんな形になろうとファンは彼を支持し続けるだろうし、彼自身とても感謝しているという。
「ファンには感謝したいよ。きつかったこの2年間にも励ましの手紙をたくさんもらったからね。僕はいつも練習の前にメールを見るんだ。がんばろうって気にさせてくれる。ファンはいつでも僕を信じてくれる。彼らのためにも、この世界選手権で演技できてよかったよ」

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いえーい!!うれしい♪ やっぱりこの人がいないと男子フィギュアはさびしすぎます!!
でも、ランスルーをやめてパート練習を増やしただけで、スケートががらりと変わったとは。
しかも、ワールドでの本番でもパートごとにすべっていたとは!……おもしろいなあ。他のスケーターさんはどうなんでしょ。聞いてみたい気がします。

それにしても、ベテランスケーターたちの現役続行&復帰宣言があいついでますね。ジョニー・ウィアーも、そしてもしかしてライサチェクも? ソチの男子はおっそろしいすごいことになりそうですね!!!

JUGEMテーマ:フィギュアスケート
カテゴリ:ロシア&ヨーロッパ男子 | 04:18 | comments(4) | trackbacks(0) | - | - |
コメント
訳してくださり、有難うございます。
ジュベール選手の現役続行は嬉しいですですね。
私も、彼がニースで引退すると言っていたように記憶していましたので、嬉しいサプライズでした。
高橋選手、ジュベール選手、ウィアー選手、もしかしたらライサチェック選手まで!?ベテラン選手たちの演技、楽しみすぎます〜〜\(^o^)/
| シャチ | 2012/04/09 7:54 AM |
>シャチさま、ご来訪&コメントありがとうございます!

現役続行、嬉しいですよねー(((o(*゚▽゚*)o)))
彼もそうですが、大輔さんもジョニーも、本当にフィギュアスケートが大好きなんだなあ、というのがすごくよくわかって、よけい嬉しくなります。
あ、それとここに帝王プルシェンコも加わるのですよね?楽しみですね!!
| たら | 2012/04/10 1:44 AM |
とつぜん失礼します><

いつ古いリングは取り壊されるのでしょうか?
9月末としか書かれていないのでわからないです。。
あと、現在練習しているリングの住所ってどちらかに載っていますか><?
このたび、思い切ってフランスにいっちゃうことにしたんですが
なかなか情報を得ることが難しいので・・
一応八月末からフランスにはいくのですが・・
彼がフランス語で話し、それを理解したいと思って始めたフランス語。
だから、彼にありがとうを伝えたくて。

もしお分かりでしたら教えていただけないでしょうか??;

突然失礼しました;
| Belle | 2012/08/18 10:52 PM |
>Belleさん、コメントありがとうございます。

すみませんが、私もリンクについては情報ありません。お役に立てず申し訳ないです。
フランス語はさっぱりなのでよくわかりませんが、彼の公式サイトの「Messages」にフォーラムがありますよね?
http://www.brian-joubert.com/Forum/
そこで近況などはわからないでしょうか?あるいはここのメッセージ欄や、彼のFBに質問を寄せてみるとか…。
もうすでに手を尽くされていたら申し訳ありません。なんとか情報を入手されて、よい旅になりますように…。
| たら | 2012/08/19 8:58 AM |
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