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ジョシュア・ファリス 治療のための基金(23歳の誕生日おめでとう…)

一昨日の1月7日の朝、アメリカでは1月6日、ジョシュアから約11か月ぶりのつぶやきがありました。

 

 

この日はジョシュアの23回目の誕生日でした。おそらく勇気をふりしぼってつぶやいてくれたのは、彼の治療費を募るファンドレイジングへのリンクだけでした。

 

 

Josh's Eye and Brain Therapy Fund

「ジョシュの目と脳の治療のための基金」

 

 

およそ2年半前、ジョシュア・ファリスは4回転ジャンプの練習中に脳震盪を起こしました。ジョシュは今年のオリンピック出場を目指していたフィギュアスケーターでした。その練習の日は、彼の人生を永遠に変えてしまいました。

 

何度も検査を受けながら、4か月間を暗闇の中で過ごしたジョシュは、ラスベカスにあるクリーブランド脳クリニックを訪れ、 第6脳神経損傷との診断を受けました。そこからさらに18か月間の治療期間を経て、医師たちはジョシュにスケートに戻ってよいとの判断を出しました。ところが、ことはうまくいきませんでした。再び医師のもとを訪れたとき、彼の右目に損傷があることが明らかになったのです。この右目の障害を補おうとして、第6と第7頸椎の間の椎間板ヘルニアも引き起こしていました。

 

ジョシュは右半身と右目を使うために脳を再トレーニングする必要があり、このために目と脳の特別な治療を受けなくてはなりません。この検査と治療には4300ドルの費用がかかります。ジョシュは脳の損傷のため1日に2時間以上働くことができない上、この治療には保険が適用されません。

ジョシュがこの必要不可欠な治療を受けられるよう、どうか今日、手助けしてくださることをご考慮ください。

 


四葉のクローバー  四葉のクローバー  四葉のクローバー  四葉のクローバー  四葉のクローバー

 

医学の知識はまったくありませんが、できるだけ正確に訳したつもりです。

脳震盪によりいったん現役引退をアナウンスした後、医師のゴーサインが出て、復帰にむけて練習を再開したのが昨年暮れから今年初め。2月にはアレン・コーチが「彼が初めてクワドを跳んだよ!」とインスタをアップしてくれました。今年の春ごろにはチャリティショーで以前と変わらぬスケートと笑顔を見せてくれていました。

ところが、突然ショーの欠場が決まり、そこから長い長い沈黙が始まりした。エントリーしていたNHK杯も、どこからもアナウンスされることなく、ただエントリー表から名前が消えてしまいました。たまに仲間のスケーターが上げてくれていた彼の写真や動画も、ほとんど上がらなくなってしまいました。

その間に……こんなことになっていたのですね。右目の損傷の程度はわかりませんが、補おうとしてヘルニアを発症するほどですから、軽いものではないのかもしれません。さらに、右目だけでなく右半身にも機能低下の恐れがある模様…。

そして、五輪シーズンもいよいよ大詰め、オリンピアンを決める全米選手権が盛り上がりを見せる中、彼は自分の治療費を求めるファンドレイジングを23歳の誕生日に公表したのです。

 

最初のほうの一文、

  「ジョシュは今年のオリンピック出場を目指していたフィギュアスケーターでした」

   Josh was a figure skater with his sight set on this year's Olympic Games.

過去形、ですね……。

 

現役復帰が発表されたときには、本当に本当にうれしかった。それでも全米の地区予選程度かなと思っていたら、なんとNHK杯にエントリーしてくれた。

NHK杯は、彼がブレークする直前の2014年大阪大会(羽生くんがケガから必死の思いで復帰し、ダイスくんが初優勝に輝いたときですね)に出場した試合です。SP「Give Me Love」、フリー「シンドラーのリスト」とも、ミス連発のボロボロの演技で最下位。悲しそうな顔で客席にお辞儀をしてくれたのが、私が最初で最後に生で目にしたジョシュアの姿でした。翌年のNHK杯にもエントリーしてくれて、さあリベンジ!と思ったら脳震盪で引退。そんなNHK杯に再々度エントリーしてくれたんです。

大好きな「Give Me Love」と、披露されることなくお蔵入りしていた新フリー「ローマの松」がとうとう見られる! クワドも取り戻したなら全米の本選にもきっと出られるはず。四大陸か、もしかしてワールドか、ひょっとして五輪だってありえる⁉…って、そんな夢を見られるようになったのが本当にうれしかったんです。

 

いったん完治したと告げられ、復帰を目指して再スタートした後に再び奈落の底に突き落とされた苦しみは到底他人には想像できません。きっと地獄だったと思います。

それでも、こうやってファンドレイジングを発表してくれたということは、少しでも前向きな気持ちになれたんだと信じたいです。

ジョシュアのスケートがまた見たいとずっと思ってきました。今もその気持ちはかわらないけれど、今はそれよりも彼が健康を取り戻して、幸せな人生を送ってくれることを切に祈っています。「待っているよ」という言葉を投げかけるのも残酷すぎるような気がして…。

 

募金は目標額の5000ドルを大きく超えて、今現在11400ドル以上にのぼっていますね。治療にはこれからも時間とお金がかかると思うから、私もこれからも、超微力だけれど、締め切られていないうちは募金を続けていきたいと思っています。

ジョシュアの治療が成功しますように祈りをこめて――。

 

 

 

★以前訳しました現役のころ、「引退」、そして「復帰」と復帰後の記事へのリンクを貼っておきます。よろしければ読んでいただけたらとてもうれしいです。

 

ジョシュア・ファリス「今を生きる」ロングインタビュー @ FSO 2015.03.04

ジョシュア・ファリス、引退。 icenetworkインタビュー 2016.07.02

ジョシュア・ファリス、現役復帰。icenetworkインタビュー 2017.02.09

ジョシュア・ファリス、新プロ発表&Figure Skating Onlineインタビュー 2017.06.07

 

 

JUGEMテーマ:フィギュアスケート

カテゴリ:ジョシュア・ファリス | 13:15 | comments(4) | trackbacks(0) | - | - |
コメント
たらさん、はじめまして。ジョシュ君の引退も病気怪我のことも知らず、1度テレビで観たシンドラーのリストで一目惚れをして以来、ツイッターを追うも、行方知らず。特別、探すこともしていませんでした。いつか大会に出てくるよねと 楽しみにしていました。
それが先日のツイッターを見てビックリ。ウソ?と あまりわからない英文に困惑していたら
こちらに辿り着きました。
今までの経緯がよくわかり、有り難く拝読させていただきましました。感謝。
| まんぼ | 2018/01/10 9:14 AM |
ジョシュアの復帰に大喜びし、NHKk杯棄権と全米に参加していなかったことに危機感を募らせてました。なんとまあこんなひどい事態に。自分のブログにも記事を書いたのですが、たらさんの翻訳のページのリンク(この記事と以前のインタビューの翻訳もです)をはらせていただいてます。事後報告になってしまい申し訳ありません。
| りた | 2018/01/10 9:54 AM |
〉まんぼさん、はじめまして。
拙記事をさがしあててくださって、とてもうれしいです。
シンドラーのリスト、すばらしかったですよね。あの年から才能が一気に開花して、五輪さえねらえる選手になるに違いないと思っていましたよ…。
でも今日新しい情報が出ましたね! 新記事も訳してみましたので、よろしければどうぞご覧ください。
めったに更新していない当ブログですが、機会がありましたらまたお立ち寄りいただけましたら幸いです。
| たら | 2018/01/10 6:46 PM |
〉りたさん、ブログ拝見してきました。拙記事をご紹介いただきありがとうございました。
ファンドレイジングを知ってからは不安でいっぱいだったのですが、今日、ジョシュアの今の姿が見られましたね! こちらのほうも訳してみましたので、よろしければご覧いただけましたらうれしいです。
ジョシュアが氷に帰ってくることはまずなくなったかな、と思いますが、以前と変わらぬ素敵な笑顔が見れてうれしいです…。
| たら | 2018/01/10 6:52 PM |
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