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ハビエルと結弦をかかえること。オーサーインタビューon Icenetwork

久々の更新…しかもジュンファン関連じゃない更新はいつ以来でしょう(゚∀゚;)

 

今朝出たばかりのIcenetworkのブライアン・オーサーインタビューが、とても興味深い内容だったので、とりあえずざざっと全訳してみました。

これまでのオーサーのインタは、どちらかというと選手の仲の良さやクリケの一体感を強調するものが多かったと思いますが、今回はハビエルと結弦をかかえるのは「大変だ」と明言しています。(それも二度もw)そして2人の個性の違いや戦略の違いを、より具体的に語っています。

なんとなく、ではありますが、これは今まで以上に羽生くんとの距離が縮まってきた、あるいは縮めたい、というオーサーの気持ちのあらわれなんじゃないかという気がするのです…思い込みかもしれませんけど。

 

大急ぎのざっと訳なので誤訳、誤字などありましたらすみません。

元記事はこちら→Overseeing Fernandez, Hanyu a challenge for Orser Posted 11/10/16

筆者はいつも一味もふた味も違う、深みのある記事を書いてくださるJean-Christophe Berlotさんです。

 

 

「オーサー、フェルナンデスと羽生をかかえることはチャレンジだと語る」

(challengeには「困難や苦労」と「やりがい」のふたつの意味がありますが、今回はどちらか一方の意味ではなく両方の意味があるような気がします)

 


昨年、ハビエル・フェルナンデスはSPでクワド2本を着氷し、彼のキャリアにおいて技術的に画期的な地点に到達した。今季は羽生結弦がSPとフリー両方で4Loを着氷するという、同じく重要な節目を迎えた。今年のフランス杯の前日、ふたりのコーチであるブライアン・オーサーがicenetworkのために時間を割いて質問に答えてくれた。

 

IN:あなたは2人の世界チャンピオンを指導していますが、2人とも現状にとどまるのではなく、さらに成長を続けています。どうやって2人をこれほど奮起させられるのでしょうか?

 

BO:僕は何かを提案するとき、それが彼らのアイディアになるように努めているんだ。うまいタイミングが見つかったら、僕はそのアイディアを放り込んでやって、それを彼ら自身のものとしてつかませるんだ。彼らに「これはこうしなさい」と言うよりも、このやり方のほうが好きなんだよ。僕が自分のものにする必要はない。スケーターたちが強い選手になりたければ、または強い選手たちであるのであれば、彼ら自身がそのアイディアを思いついて実行に移したほうがいいからね。

 

IN:それでもハビエルとユヅルは他の選手を大きく引き離していますよね。平昌五輪までもう1年です。彼らはもう技術を磨かずにただ表現面を磨くこともできるはずですよね。

 

BO:2人とも状態は非常にいいよ。ただし、2人は違う戦略をもっているんだ。ユヅはまだとても若く(12月7日で22歳になる)、このフィギュアという競技を前進させなくてはならないと感じている。ハビの考え方は違うんだ。次の五輪のころ、彼は26歳になる。彼は自分が今もっている力にかなり満足している。高いPCSをもらっていて、それこそ彼が必要だと感じているものなんだ。自分のPCSに自信をもっている。彼は今は新しい要素が必要だとは考えていない。五輪に1度出て2度めの五輪を迎えるには、もちろん技術を向上させることは必要だし、彼はそれをやってきた。けれども、「OK。これでいい」と言うべき時点はあるんだ。エレメンツは同じでも、それをいかに実行するかについては常に向上の余地がある。試合に勝つかどうかはGOEで決まるんだ。+1では足りない。+2や+3をずらりと並べなくては勝てない。もし難しいステップシークエンスを完ぺきに滑りつつ、プログラムのキャラクターや音楽を的確に表現できたら、レベルとGOE+3と高いPCSをそろえることができる。僕の教え子たちはそれほど多くのクワドに頼らなくてもいいんだよ。他の選手たちでも同じことが言えるかもしれないけれどね。

 

IN:では、ユヅルはそれとは違う戦略をもっているわけですね?

 

BO:ユヅは今現在、クワドに非常に力を入れている。今季はSPとフリーで合計6本入れ、うち2本が4Loだ。彼は今季、技術面を非常に強化しようとしている。彼はとても難しい課題に取り組もうとしていて、僕にとっても彼の戦略を理解するのにいくらか時間が必要だった。彼はそれらの新しいエレメンツをモノにすることにこのシーズンを使いたいと思っているんだ。これはつまり、シーズン初めにはスケーティングをいくぶん犠牲にしなくてはならなかった、ということだ。クワドに集中的に力を入れていたから、それ以外のスピードやスピン、エレメンツといった点で、最初はそれほどよくなかった。StSqはおそらくあるべきレベルの70パーセントほどだっただろう。彼はあるとき、この戦略を僕に説明してくれたんだ。僕は完全に理解したよ。同時に、僕はハビエルの戦略もよくわかっているよ。

 

IN:ユヅルはそのせいでスケート・カナダで負けたということですか?

 

BO:スケート・カナダは彼にとっては楽勝だったはずだった。だが、彼はクワドをある程度モノにしたかった。彼はより大局的に考えていたんだね。今、彼はクワドをクリーンに入れるためにプログラム全体の練習をしようとしている。4本めのクワド(フリーでは後半に2本のクワドを入れている)にいい状態で入っていけるようにするためにね。シーズンが進むにつれて、彼はまた違う考え方にギアを変えていくだろう。辛抱強くあらなければならないのは僕のほうさ! そしてもちろん、彼に常にパーフェクトなものを求めてしまう連盟と彼のファンもね。でも彼は僕を信じさせてくれたんだ。(But he is making me a believer.)

 

IN:そうすると、ハビエルに対してはずいぶん異なる指導法をとることになるんですね?

 

BO:ハビエルについては、心肺機能を高めるトレーニングをしなくちゃならない。彼のプログラムを滑りこなすには高い心臓の機能が必要だからね。彼は振付を表現することに全力を注がなくてはならないんだ。それが彼の持ち味だから。彼のスケートにはすごく魅力があるんだ。彼のトランジションをこなすにも多大なエネルギーが要る。彼のトランジションは本当にすばらしいんだけど、かなりの労力を要するんだよ。トランジションはたくさん練習しなくちゃならない。僕の考えでは、トランジションというものは演技をより自然に、楽々と見せるためにある。無理に力を入れなくてもスピードを出すためにある。体のバネを使って動きを生み出すんだ。ハビエルがトロントに来てトランジションを学んで以来、彼に限界というものはなくなった。振付師のデビッド・ウィルソンにとって、ハビエルのトランジションを創造することはとても楽しい(cool)ことなんだ。

 

IN:あなたから選手たちにこんな戦略をとるようにと勧めることはあるんですか?

 

BO:もうひとつの興味深い例がエリザベート・ツルシンバエワ(カザフスタン。先週のロステレコム杯で5位)だ。彼女は自分にできることはすべてやろうという考えの持ち主で、毎日練習時間を増やして1日に4回も通し練習(曲かけ練習)をするんだよ。僕は彼女に、毎日ではなく「通し練習の日」をつくって、その日に集中して取り組んでもらうように言っているんだ。通し練習というのは緊張感のある、大切なものでなくてはならない。彼女には休息することを学んでほしいんだ。通し練習は1度きりのものであるべきで、「さあ次またやりましょ」というものではない。前日寝るときに「明日は大切なフリーの通し練習の日だわ」と思って寝てほしいんだ。選手たちはともすると当初の戦略から離れていってしまうものだから、それを引き戻すために僕らコーチが必要になるんだ。


IN:あなたの教え子は自分に自信がある選手ばかりに見えます。どうやって自信をつけさせるんですか?

 

BO:選手は自分自身と、自分がやってきたことを信頼しなくてはならない。ただリンクに出て運に頼るようなことはしたくない。これからおこなう演技が確かで、よいものになると確信していたんだよ。選手たちには彼らの(演技の)平均値に注意を払うように言ってるんだ。最初はあまりいい平均値ではないかもしれない、70パーセントとかね。シーズンが進むにつれて平均値は95パーセントになり、たまに100パーセントも出せるようになる。自分の平均値が信頼できれば、試合に出て競争が厳しい状況の中でもいいものを生み出すことができる。準備ができていないということが僕は嫌いなんだよ。

 

IN:今おっしゃったことが、まさに2016年ボストンワールドでのハビエルだったんですね?

 

BO:そのとおり! ハビエルはふだん、月曜から金曜までリンクに来て練習しているんだが、彼が一番いい通し練習ができるのは、2日間休んで週末が明けた月曜日なんだ。ボストンでは彼は、かかとの怪我のためSPとフリーの間まったく練習することができなかった。だから、フリーの前に彼に言ったんだ。「今日はきみにとって月曜日だよ!」って。実際は土曜だったけどね。すると、彼はそれで気分がよくなった。ふだんの月曜日にやっているようなフリーを滑ることができたんだ。一番いいフリーをね。
コーチは常にどんなシナリオにも対応できなくてはならない。そして、それにふさわしいエピソードを用意していなくてはならない。ごまかしのないきっちりとしたエピソードをね。先週のロステレで、ハビはSPでミスをしてしまった。そのときの滑走順はグループで1番だったんだが、ここフランス杯でもグループ1番を引いてしまった。彼はグループで最初に滑るのが好きじゃないんだ。もしもロステレと同じパターンをまたやってしまったら、同じ結果になってしまうだろうね。それは避けたい。だから何か違うことを考えなくてはならない。明日は違う戦略をおこなうつもりだよ。それが何かはまだ言えないけどね……うまくいったかどうか明日の夜にわかるだろうね(笑)

 

IN:あなたは世界の2トップを指導しています。いったいどうやりくりしているのですか?

 

BO:大変だよ。「ブライアンには優秀な教え子がたくさんいてラッキーだな!」なんて言う人の言葉を信じちゃいけない。本当に大変なんだ!
ユヅがこれまでのシーズンのほとんどをトロントで過ごしているのは、今年が初めてなんだ。いつもは日本と行ったり来たりするのがふつうだからね。だから、彼は僕がJGPに出かけたり、ハビエルに2週間同行したりすることに慣れていないんだ。もちろんこれが僕のふつうの生活なんだけど、彼はトロントでそれを目にしてこなかった。だから、彼は放っておかれたように感じている。でも、長い目で見れば、僕が留守にするのはとてもいいことなんだ。その間、彼はSSや振付のほうを練習できるからね。それらの練習は必要なものだし。僕がユヅとNHK杯に行くときにはハビエルにとっても同じことさ。1人でいろんな新しいことを練習することができるんだ。
僕は選手みんなの気持ちや課題にちゃんと気づき、理解できるように努めている。平昌五輪が近づくにつれて、プレッシャーが増しているのがわかるよ。ハビエルと2週間を共にできて嬉しいよ。その間にすばらしい収穫があったからね。ユヅと共に過ごしたカナダでの時間も同様だったし、NHK杯でもまたそうなるだろう。彼だけを見ることができるからね。
今後はチーム全体――コーチたちと振付師や選手たち――でグループディスカッションをしていこうと思っている。どのように前進していくか、選手たちをどうケアし、ベストな指導ができるか決めるためにね。僕らのリンクには、選手たちが支えられていると感じ、安全だと感じられるような、前向きないいコミュニティーがなくてはならないんだ。コーチ1人に選手1人、また別のコーチに選手1人、というのは僕は好きじゃない。このコミュニティーが調和のとれたものであるように努力している。僕は僕自身にかかわる個人的なことだと考えてやっているんだ。(I take things personally.)

 

 ★   ★   ★

 

ふたつだけ補足…

 

「でも彼は僕を信じさせてくれた・納得させてくれたんだ」(But he is making me a believer.)

直訳すれば「でも彼は僕を信じる人に(今現在)させてくれているところだ」。

この記事全体を読むと超高難度に挑むのは本来オーサーのやり方ではないような気がします。難度的にはある程度余裕をもって(もちろん他選手に比べれば高難度ですけど)できばえやプログラム全体の印象を良くすることで、過去のヨナも勝利に導いてきたわけですし。

金メダリストという実績十分で、ただでさえ十分高難度の構成をもっている(おまけに怪我まで抱えている)羽生くんがさらに難度を上げることに、オーサーやクリケのコーチたちは最初は難色を示したのではないでしょうか? でも、今は「彼は僕を納得させてくれつつある」。羽生くんの口から戦略についてのかっこたる意志を聞いて、態度を変えつつあるオーサーの気持ちがうかがえるような気がします。

 

最後のI take thing perosonally.は訳すのがとっても難しい言葉ですけど、この場合は他人事とは思わない、単にビジネスだとは思わない。選手それぞれがかかえる課題や希望を、自分自身にもかかわる大切なものだと考えてやっているんだ、ということかな、と思いました。

 

JUGEMテーマ:フィギュアスケート

カテゴリ:羽生結弦 | 12:41 | comments(17) | trackbacks(0) | - | - |
コメント
翻訳ありがとうございます!!!
タラさんの丁寧なお仕事ぶり尊敬してます(*^_^*)

オーサーの苦悩と選手たちへの思いが伝わるいいインタビューですね。

クリケットがとてもいい環境なのがすごく伝わってきました。今までの失敗も活かしつつ選手だけじゃなくてチームとして成長していこうとしてるようでシンプルにすごいなと思います。
もちろん、選手本人の努力が一番大きいとは思いますが、こうやって理解し支えてくれる人がいるのといないのとでは大きく違うだろうな。
ハビとゆづがライバルでありながらも、クリケットに留まり続ける理由が少し分かった気がします。そのためにお互い良好な関係を築く努力をしているんですよね。

私はもう羽生君が元気に楽しそうに滑ってくれたら、それでいいです(笑)時間はかかっても彼なら必ず完成形を見せてくれると信じてます。メディアはいろいろ言うでしょうがこういう時こそファンがしっかりしなくてはいけませんね。温かく応援するのみ!


| Kanon | 2016/11/11 2:37 PM |
記事の翻訳、ありがとうございました。
トレイシーもNotte Stellata (The Swan)の解説で「クワドを増やすよりこの美しいスケーティングをキープして」と言っていたとか。
来年がオリンピックならばその考え方も正解かなと思いますが、もう一年あるのならば限界にチャレンジしたいという考え方も有りでは?と、ファンとしては思っています。
「しっかりした基礎があればジャンプは簡単に飛べるのか」とチームブライアンを読んでから疑問に思っていて、現に最高の基礎を持つPチャンもジャンプ習得にはそれなりの時間が掛かっている様に思います。
「基礎が先か、ジャンプが先か」では無く「両方頑張る!全力で!」っとクリケットコーチ陣を熱く説得する羽生選手が見える様です。
| 猛禽類 | 2016/11/11 3:15 PM |
>Kanonさん、コメントありがとうございます。
いえいえ、大急ぎでざーっと訳してしまったのでアラもあるかと…どうか見逃してください〜^^;
クリケットの環境のよさや、コーチが複数いることの利点はよく言われますけど、実際はこまかやな人間関係の上になりたっているんでしょうからね。それはそれは大変なんだろうなあ、というのがよくわかる記事ですよね。
そして、おっしゃるとおり選手同士もコーチも、その環境を維持するためにそれぞれ努力しているんでしょうね。
メディアもファンも、いろいろ言うのが大好きですけど(^_^;)当の羽生くん本人はいつも筋が1本まっすぐ通った人ですもんね!まっすぐ応援していけたらと思います。
| たら | 2016/11/11 6:35 PM |
>猛禽類さん、コメントありがとうございます。
そうそう、言ってましたね、トレイシー^^;
まあトレイシーのことだから、限界にチャレンジしたい羽生くんの意志はよく理解してくれていると思うけれど、それほど高難度ジャンプを跳びつつ、スケーティングに気をつかい、曲や感情を表現し…ということがいかに難しいことなのか、ということなんだと思います。「両方頑張る!」もとい「すべて頑張る!」のが羽生くんですもんね。
あつく説得する彼と、根負けしちゃうコーチたちの図…見てみたかったですね!
| たら | 2016/11/11 6:45 PM |
名選手に名将あり、ですね。二人とも慈愛にあふれた理解ある名コーチでほんとうによかった。日本で世事の煩わしさに翻弄されずに集中できる環境は羽生選手にとってベストな環境だと思います。

互いにハグし素敵な盟友はともに刺激しあい信頼し合える選手同士なのもベストな環境です。もうそれだけで満足ですね。

羽生という東洋の真珠が結構ガンコな性格にコーチも理解に一苦労なのもよくわかります。オーサーも新たなチャレンジとしてひたむきに努力している姿も浮き彫りにされてますね。

素敵な投稿をありがとうございました。
| ヒロチャイ | 2016/11/11 8:11 PM |
>ヒロチャイさん、コメントありがとうございます。
いろんなインタビューを読むとオーサーコーチってルールや勝負のことをすごく研究して精通している印象があります。そこから「したたか」とか「計算高い」なんて言われてしまうこともあるけれど、私はそれがオーサーさんなりの「フィギュア愛」「スケーター愛」だと思うんですよ。
そんなオーサーにとっても、羽生くんは規格外なんでしょうね。結構どころかものすごくガンコな羽生選手ですから(^_^;)
オーサーさんにもチャレンジがんばってほしいですよね。
| たら | 2016/11/12 5:15 PM |
たらさん、お久しぶり!

ステキな翻訳をありがとうございます!

I take things personally.

「僕の生きがいと思って取り組んでいるんだ」
なんて意訳してみたらどうでしょう?
| coco | 2016/11/16 12:10 PM |
>cocoさん、お久しぶりです。コメントありがとうございます。
素敵な代案ありがとうございます。「生きがい」とまでは思っていないような気が個人的にはするのですけど(^_^;)
他人事ではなく自分のことだと思ってやっているということなんですよね。難しい〜。
| たら | 2016/11/17 11:07 AM |
>「生きがい」とまでは思っていないような気が個人的にはするのですけど(^_^;)

ちょっとオーバーでしたね(-_-;)
失礼しました。

「選手それぞれがかかえる課題や希望を自分のことのように親身に思ってやっているんだ」ということですね。

今シーズンの羽生選手のチャレンジを大丈夫だろうか、無理しすぎじゃないかと私もはらはらしながら見守っています。
羽生選手ももうすぐ22歳、10代のようなわけにはいきません。
いつまでも暴れ馬のままではね。
きちんと自分の身体に向き合って、怪我のなきようにお願いしたいと思います。
余計なお世話と思いつつ。。。
| coco | 2016/11/17 3:53 PM |
最近この記事の「後日談」のような記事が出ましたね。スケートカナダ後に話し合いの場を持ったとか。このオーサーインタは、日本の記者も気にかけていて、プレカンでの質問に至ったのでしょうか?
「言わんでも分かるやろ」な日本人の羽生選手と、「大事な事は言葉にしてくれなきゃ分からないよ」なカナダ人のオーサーとのすれ違いだったのかなぁと、雑に要約して個人的に安心しました。
今後ストレスが少なくなって、オーサーがスリムになっていくかもですね。
| 猛禽類 | 2016/11/30 9:53 PM |
>猛禽類さん、ずっと記事更新できていないのにコメントいただき、ありがとうございます!
どういう経緯で話し合いに至ったのか…憶測はいくらでもできますけど、実際に何があったのかは本人たちしか知らないこと。
それでも、もし新クワド導入が2人の間にあったかもしれない「壁」を壊すきっかけになったのなら、とっても前向きなことではなかったかなと思います。しかも来季ではなく五輪プレシーズンのこの時期に。
ストレスに関しては、かえってふくよかになっちゃう可能性もあるかもですけど(^_^;)
| たら | 2016/12/01 11:32 AM |
たらさん、翻訳ありがとうございました。折角のブライアンの、しかもかなり濃い長インタなのに今頃すみません。

>距離が縮まってきた、あるいは縮めたい、というオーサーの気持ちのあらわれなんじゃないかという気がするのです…

仰る通りでしたね。報道では前者のようですが、まだ後者のような気も。ブライアンはよくインタビューを利用して選手に語りかけている気がしますが、このインタには「話してくれれば僕は受け容れるんだよ」というメッセージが込められているような。(ちなみにツルシンちゃんのパートも彼女や他の若い選手達が読むことを期待しているような気が。)

>どういう経緯で話し合いに至ったのか…憶測はいくらでもできますけど、実際に何があったのかは本人たちしか知らないこと。

これも仰る通りですね。自戒します。正直言うと、今回の問題は戦略の相違ではなくコミュニケーションに関する姿勢の相違ではと勝手に心配してました。
戦略の相違も美学の相違もありそうですが、今までも話し合っても意見が一致しないときは選手の意向が尊重されてきたと思います。「話し合っても」がブライアンとしては譲れないラインなのだと思いますが。(ブライアンが重視しているPDCAはDoの前にPlanが共有できていないと効果的なCheckができませんし。)
でもいくら憶測しても本当のところはわかりませんね。インタビューでも本音を全て語っているわけではないでしょうし。
いずれにしても、しっかり話し合いが行われ双方が「話し合って良かった」と言っているのだから、茶の間のファンが心配することじゃなかったですね。
| p豹 | 2016/12/03 11:09 PM |
(続きです。また長文でスミマセン。)

昨年のNHK杯かGPFの後、羽生くんの偉業について感想を求められた宮原さんが「限界は無いんだ、っていうことがわかった気がして…自分も頑張ろうと思いました」と言っていて、素敵な感想だなぁと思ったのですが、羽生くんは後輩選手達だけでなくコーチにも「限界は無いんだ」ということを示し続けることができる、極く特別なアスリート達の一人だと思います。
そして以前羽生くんが言っていた「彼は僕じゃないから僕にしかわからないことがある」も真理でしょう。
でも、どんなに優れたアスリートでも、特にパフォーミングアーツの側面も持つフィギュアスケートの場合は尚更、自分では気付けないこともあるんじゃないでしょうか。それに正直なところ、怪我防止という観点では羽生くんの判断には不安もあります。
ブライアンには極力(この度合いが難しいでしょうねぇ…)羽生くんの望む距離感で、一番大事な舞台で実力を遺憾無く発揮できるようサポートし続けて欲しいです。

もう一つ正直に言うと、ブライアン自身にもまだ不安定な気持ちがあるような。このインタでは選手達に対してだけでなく自分に言い聞かせているような節が感じられます。考え過ぎかも知れませんが。
I take things personally. はきっと『チーム・ブライアン』でヨナさんやリッポンくんとの別れ方に傷ついてしまう理由として語られた言葉と同じものですよね。別の記事で「もう傷つきたくないからpersonallyに受け止めるのはやめる!」と宣言していたこともあったと思います。(無理だろ、って思いましたが。)
でも今こう言っているということは覚悟決めたってことかと。
いずれにしても、「辛抱強くあらなければならないのは僕のほうさ!」ということは、これからも辛抱強く親身になって取り組んで行くぞということですね。
| p豹 | 2016/12/03 11:12 PM |
少しだけ補足させてくださいませ。
「どういう経緯で話し合いに至ったか」は、たらさんと同じく、憶測はしません。マルッと同意なんです。そういう意味で「雑に要約」=細部は無視して大枠だけ捕える、と言うつもりで書かさせていただきました。変な表現をしてすみませんでした。
私の興味は「なんでプレカン(囲み取材?)でそんな(試合に直接関係ない)話が出たのかなぁ?」の方でした。記者がオーサーの発言なりインタを日頃からチェックしていて、羽生選手に質問したのかなぁ?と。
テレ朝のテレビニュースにもなっていたので、あらゆる事が気にされていて細かく報道されるんだなぁと驚いたので、11/30に2回目の書込みをさせて頂いた次第です。
| 猛禽類 | 2016/12/04 3:03 AM |
たらさん、ごめんなさいっ!
や、全然自戒してませんでしたね私。
昨日のコメントの後半部分はNHK杯前の心情に戻ってしまってました。実はスケカナ後かなーり落ち込み、心配…いやいや大丈夫…と一人でぐるぐるしてまして、不安を人様に押し付けちゃイカンとコメント控えてました。NHK杯の演技を見て浮上したので、もうコメントしても大丈夫かなと思ったのですが、書いてるうちにぐるぐるに戻ってしまい、不安を垂れ流すコメントになってしまいました。(しかもモンペ気味ブライアンファンの偏った不安を…。)
お手数ですが、差し支えありましたらこの記事への私のコメントは全て削除して頂いてかまいません。

今、四年前のちょうどNHK杯前に放送された『アスリートの魂』を見直すと、随分遠くまで来たんだなぁと思います。一見今と似たような課題に向き合っていてちょっと面白いですが、あの頃と比べると、技術の「ファウンデーション」も課題への取り組み方も遥かに高いレベルになっています。これからも成長スピードは加速して行くのかも。コミュニケーションも含めてブライアンはこれからも苦労するでしょうけど、実りある苦労なんだなぁと思います。
| p豹 | 2016/12/04 8:35 PM |
>p豹さん、 猛禽類さん、コメントありがとうございます。まとめてのご返事で申し訳ありません。

今までクリケの一体感や仲の良さを強調することが多かったオーサーコーチが、なぜこの記事では様々な教え子をかかえる「大変さ」を語ったのか? なぜ今季、N杯前後になって、オーサーと羽生くん双方が2人の間にあった意見の相違や壁について語り始めたのか?
真実は本当に当事者たちにしかわからないけれど(N杯時の囲み取材で羽生くんが語ったのは、オーサーのほうが先に話し合いの場をもったことを言ったため、それを受けて記者から質問が出たのかな、と推測しています)が、やはり2人の間に、初期のころにはなかった(目立たなかった)なんらかの食い違いや違和感みたいなものが出てきていたんだろうなあとは推測しています。
でもそれは、双方がお互いに求めるもののレベルが上がれば当然出てくるものなんだろうと思います。そこで壊れてしまう師弟関係もあるでしょうけど、2人はその「壁」を乗り越え、関係を発展させる道を選んだ。そこにどんな感情が絡んだかは部外者には一切わからないし、推測できないことだと私は思っています。
1点だけ、どうしてももったいないなあと思ってしまうのは言葉の壁。日本語のインタビューを見ると、羽生くんは自分の思考の流れを積極的に言語化しようとし、またそれが上手な人だと思うので、英語でそれができたらなあと。今でも英語はかなり上手になっていると思うけれど、オーサーにも修造さん相手みたいな会話をするにはかなーり高度な英語が必要なんですよね。こちらも高い壁だけどがんばって崩してほしい!と思ってます。
なんだか的外れ、かつ長文なご返事になってしまい、すみません^^;
| たら | 2016/12/06 4:28 AM |
たらさん、扱いにくいコメントをしてしまったのに丁寧な返信をありがとうございます。
猛禽類様にもごめんなさい。お二人のやり取りには関係無く、自分に思い当たる言葉があったので、つい人様宛の返信から引用してしまいました。

>2人はその「壁」を乗り越え、関係を発展させる道を選んだ。

そうですね!
そこが大事ですね。

羽生くんのように母国語のボキャブラリーが豊富で細かいニュアンスを使い分ける人は、考えを外国語で表現するのに人並み以上にもどかしさがあるのかも知れませんね。
もちろん、言葉の壁の問題なのかはわかりませんし、最近のプログラムを見ると英語でアイデアを伝えるのも上手になってるんじゃないかという気がするんですが。SEIMEIでは、胴を動かさずに腕を動かしたり、大きい音で静かに止めるような日本的な動き(フィギュア従来の西洋的な動きとは異なる)が上手く組み込まれていて、羽生くんが表現したいイメージがシェイに良く伝わっているってことかなと思ったりしました。もちろん、これも推測ですし、実際はシェイのアイデアなのかも知れませんが、まさに「和」の動きという感じだったので羽生くんのアイデアかなと。

ところで、今日も日付が変わらないうちに書かないと。
羽生くん22歳おめでとうですね。17歳だった『アスリートの魂』を先日見返したばかりなので感慨深いです。
この先いつも、羽生くんが存分に力を出し切れるコンディションで試合に臨めますように!

またいつの間にか長文でごめんなさい。もちろんこれには返信頂かなくてかまいません。
| p豹 | 2016/12/07 11:33 PM |
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