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JGP横浜いまさら観戦メモ(ジュンファンくんメイン)

JGP横浜大会から1か月以上もたって、もう数時間後には最終戦のドイツ大会が始まるという、遅ればせにもほどがあるだろっていうタイミングでJGP横浜観戦記です汗

観戦記というよりメモです。男子のみ、というかほぼジュンファンくんメイン。当然もう記憶もあらかた飛んじゃってますし、目新しい情報はまったくないですが、自分の忘備録というか、記念として、ですね。観戦直後に書きなぐったメモをまとめておこうと思います。

 

 

…というわけで初日の男子SP。

自力では外れまくり、やさしい友人様がとってくれたチケットをにぎりしめて新横浜スケートリンクに。ショーでしか来たことがなかったけれど、やっぱりかなり狭いです。いわゆる「1階席」はジャッジ反対側に背もたれなしのベンチシートが3列。スタンドは両ロングサイドの2階席のみ。もちろんショートサイドの氷上席はないし、2階席ジャッジ側中央ブロックと3階席は関係者席になっているので、とにかく席が少ない! これじゃチケット激戦になるはずだわ。

席はジャッジ反対側の端のほうだったけど、リンク近っ!(友人様ありたがや〜)人が少ないせいかショーのときよりさらに激寒です。関係者席には佐藤信夫先生と久美子先生のお姿が。女子の途中からは3階席に小塚くんがやってきて、観客のオペラグラスを独り占めしてましたね。ジャッジやカメラの横の、北に近いリンクサイドでPCの前すわってらっしゃるのは、ライスト実況でおなじみのテッド・バートンさんじゃありませんか。ずっと実況聞いたりインタ動画見てましたから、なんだか他人とは思えなかった(笑)

 

女子SPでは滑走順的に有力選手や日本選手が前半にかたまっていたせいもあったか、いまいち温まりきっていなかった感じの会場が、男子になると俄然ヒートアップ。やはりジュニアでも男子ブームなんですねぇ。

登場時にいちばん歓声を浴びていたのは、やっぱりロマンくん。いつのまにか身長180越えの大変なイケメンになっていたんですね。演技のちょっとした合間に、憂いを帯びた瞳で観客席に視線を投げかけていくんですよ〜❤ 以前にくらべると音楽表現という面でやや薄味になってはいたけれど、それでもエクソジェネシス×ロマンくんの世界、目の前で観られて幸せでした。アクセルは6分感練習では決まっていたのに残念でした。コールが遅れた影響もあったのかな。


ロマンくんと入れ替わりに、これまた長身イケメン度が増したマレーシアのカイシャンくんがリンクイン。リンクのドアで2人が入れ替わる場面はぜひテレビカメラでとらえてほしかった。
木科くんは初めて見たけれど、スケーティングがするするなめらかで、上体の動かし方なども洗練されていて、パトリックの滑りを連想しました。ジャンプがついてくるのが楽しみです。
アメリカのセイヴァリーくん、今大会唯一の黒人選手。ジャンプはまだまだな部分もあるけれど、身のこなしが非常に洗練されていてきれいでした。フィットした真紅の衣装も素敵。
第2Gで一番、いや男子SPで一番印象的だったかもしれなかったのが、ロシアの14歳コヴァレフくん。練習のときからやたら勢いと気迫がみなぎっていました。ジュニア1年目というよりシニア5年目みたいな貫禄(笑) 音楽のニュアンスに体の動きの細部まで気をつかった非常に丁寧な演技で、かつお客さんにうったえようという意志が感じられました。将来の世界チャンピオンを見た気がしました。

三宅星南くんはコール前に飛び出そうとしたり、コールされてすぐ演技位置についたりと、ちょっとやる気がはやっちゃった印象でした。


今大会の男子は、上位以外にも個性派が多くてとっても楽しかった。お客さんも盛り上がりました。

第3Gのイタリアのダニエルくんは、14歳にしていかにもユーロ! ユーロ男子の伝統を正しく受け継いでいて心強いです。

メキシコのカリッロくんも、背中に骸骨風の柄がついた個性的な衣装。彼は本当にニコニコノリノリ、ジャッジにガンガンアピールして、演技後には思いっきりガッツポーズ。こういう演技を見せてもらうと、「どんな選手にもそれぞれ魅力があってがんばってるんだな! みんなに拍手を送らなきゃ!」とスケオタ心を刺激されちゃいますね。

今回初めて生で見たヴィンセントくん、すばらしかったです。動画などで見るよりはるかに文学的な色っぽさがあって、力強い抒情派、という感じがしました。

…なんですけど、このころには第4Gの面々がいつゲートにあらわれるか気になってしまい…。カリッロくんに刺激されたスケオタ心がヨコシマなミーハー心に占拠されて、早くもスケオタ失格。台湾のツァオくんも、演技のイケメン度がぐっと増して、ちょっと大ちゃんを彷彿とさせる魅力的なスケーターになっていてびっくりだったんですけど半分上の空…>< ほんとごめんなさい。


で、出てきましたよ、ジュンファンくん。

じつは今回、会場のあちこちで選手たちがウォームアップしたり女子の試合を観戦したりしている姿が見られたんですが、ここまで一度もジュンファンの姿を見かけていなくて(私だけかしら? 見られた方いたのかな?)、よもや直前にWDなどないでしょうね?と気になっていたんです。第4Gの選手がゲートにあらわれてだいぶたつのに姿が見えない…。で、不安で心がまっ暗になりかかっていたころ、ゲートの奥におなじみのオーサーのお姿が! と思うと、そのうしろから彼が現れたかと思うと、するすると待機している選手の一番前まで進んできました。その顔、まったく笑顔なし。
6分間練習で滑りだした彼は、思ったよりも長身で体格もよく、2年くらい前のチビきのこちゃんとは別人のよう。スケーティングも安定していて、ぐいぐい加速して非常に力強い印象でした。ただ、ジャンプの調子はいまいちのようで3Lz-3Tがきれいに決まらず何度かトライ。3Aもなかなか決まらず、ようやく着氷するもステップアウト。「残り1分です」のアナウンスでオーサーのところに行くと、最後にもう一度トライ。ようやく練習時間終了ギリギリにきれいな3Aを着氷。

で、むかえた第一滑走の演技があれでした。ジャンプ全部成功。いやー本番に強いわ! 頼もしいメンタルですね。韓国の選考会でのノビノビ演技にくらべたら少し固い印象ではありましたが、あの6練を見たら上出来だと思いました。冒頭の帽子をくいっとするところもふてぶてしい感じが出てていいよいいよ〜。
ただ、テッドさんも実況で言っていたけれど、顔はまったくの無表情。あと中間部分の止まってやるコミカルな動き、全然コミカルになってませんね(笑) こういった部分、今回のドイツ大会でどう修正してきているのかいないのか、楽しみです。

 

ジュンファンだけ長くなってしまってすみません^^;

次のオーストラリアのミンくん、昔のナムくんを彷彿とさせるすごく楽しい演技だったんですが、なんせそのときの私は極度の緊張がとけて震えが止まらない状態(笑) 集中できずごめんなさい。ロシアのエロコフくんはジャンプや各エレメンツが非常に正確でポテンシャルをものすごく感じましたが、プログラムが退屈だったのが残念。得点なんと3点というインドのクリシュナくんには、観客だけでなく関係者席や立ち見で見ていた関係者のみなさんも笑顔で拍手。

最終Gの華はなんといってもトリの友野くん。割れんばかりの歓声をあびて登場。昨年よりはるかに上手になりましたねぇ〜。6分間ではきれいな3Aを複数回成功させていただけに、本番でミスしたのが惜しかった。ステップで体力使ったあとの3本目のジャンプが3Aだなんて、いい根性してますよね。心意気を感じました!
というわけで、第1Gから最終Gまで、新横の狭いリンクならではの一体感がすごくあった男子SPが終了。こんなに緊張と心配で疲れ切った試合は久々でした〜^^;

 

翌日のフリー。この日はフォロワーさんとご一緒させていただくことに。本当にありがたいことです。

で、私といえば、前日の高揚感と睡眠不足でなんだかすでに祭りの後みたいな疲労感。それと、なぜだかわかりませんが、ジュンファンくんに関しては、前日と違ってこの日は全然心配しなくていいような気がしていたんですよ。

昨日に引き続き今日も小塚くんは関係者席でご観覧。いろんな方に挨拶したり、時おり連盟の方と書類見ながら打ち合わせされるなど多忙そうでした。そういえば、前日は女子の後にオーサーと笑顔で握手して、なにやら言葉を交わしていました。シンガポールの選手もツーショットをアップしていましたよね。スター選手が次々出てくる日本では最後まで地味めな存在だったけれど、世界のスケート界では今でもスターなんだと、とっても嬉しくなりました。

 

 

さて、いろんなレベルの選手が混ざり合っていたSPに比べ、フリーはやはり前半は少しおとなしめで観客も静かめ。

そんな中で喝采を浴びたのはやっぱりインドのクリシュナくん。小塚くんも笑顔で手拍子してました。

昨日は存在感を発揮した「オーストラリアのナムくん」ことジェイムズ・ミンくんや、アメリカのセイヴァリーくんは、フリーはミスが目立ち、演技の印象も若干弱かったです。やはりフリーの長丁場を滑りきる体力と筋力、プログラムをまとめあげる力はトップ選手ならではなのだなあと、あらためて痛感。その中で印象的だったのはイタリアのダニエルくんと、メキシコのカリッロくんと木科くん。木科くんはSPでも感心しましたが、技術力がしっかりしている印象で滑りに爽快感がありました。

 

さて、最終Gになるとさすがにまったりでもいられなくなって、個人的にぐっとテンション上がってきます。

ロシアのコヴァレフくんは今日もキレキレ。まわりからは「かわいい〜❤」という声がたくさん上がってましたが、私はあの演技といい顔といい、かわいいというよりもパブでウォッカ飲んでるオヤジのミニ版にしか見えませんでした(笑) あと2年もすればジュニアと思えないドヤスケーターになっていること確実でしょう。

なんといっても最終G最大の、いえ、フリー最大の驚きは友野くんでした。もともとのエンタテイナーっぷりだけでなく、技術的にすごくしっかりしてきた感じがして、「本物」感がただよっていました。4Sを降りていればもしかして3位に届いたかも…本人はさぞ悔しかったでしょうね。

 

で、ジュンファンくんはねぇ…とにかく圧巻でしたね。細かいミスはあるんだけど、プログラムを切れ目なく流れさせ、ひとつの作品としてみごとにまとめあげてました。フリーの前の6分間練習でも、最後頃までクワドは成功させていなかったんですよ。でも、オーサーと何か話してから滑り出し、大きく助走をとると、きれ〜いな4Sを決めて練習を終えてました。インタビューで、オーサーがクワドを跳ぶ位置を指定してくれて、それで降りられたと言っていましたが、修正能力がすごいですね。

あいからわず無表情なのだけど、身体や腕の使い方がやわらかで、映画『イル・ポスティーノ』の抒情的な世界をナチュラルに表現してしまっているような気がしたのはひいき目でしょうか? ジョシュ・グローバンが歌い上げるミ・マンケライ〜ミ・マンケライ〜(英語でI miss you)のせつなさが胸にせまる演技でした。

 

演技中は無表情だったジュンファンくんですが、メダル・セレモニーのときは嬉しそうな笑顔を見せていて、おばちゃんホッ(笑) 韓国男子らしく胸に手をあてて国旗を見つめる立ち姿は、しっかりと筋肉がついたアスリートの体でした。

周回のとき、セレモニーが終わって裏へはけていくときには、お客さんから「ジュンファ〜ン」と声が飛んで、少しだけはにかんだ笑顔を返していました。

 

…そういうわけで、観戦メモというわりにダラダラ長文になってしまいました汗

 

現在午後5時。ジュンファンくんはあと3時間ほどでドイツ大会SPの演技が始まります。あまりマークされていなかった日本大会に比べて、今回は圧倒的な優勝候補。韓国内の報道もアツくなり始めているようですが、いつもの無表情(笑)で落ち着いてがんばってほしいです。

銅メダルのエロコフくん、「ミニおやじ」こと同じくロシアのコヴァレフくん、マレーシアのカイシャンくんとは、日本大会に続いての顔合わせですね。みんなが力を出し切れますように。

 

 

JUGEMテーマ:フィギュアスケート

カテゴリ:チャ・ジュンファン | 17:00 | comments(2) | trackbacks(0) | - | - |
コメント
たらさん、生観戦記ありがとうございます〜!!
ドイツ大会の方にまとめて書こうとしたら混乱して来たので、ひとまず観戦記の御礼を申し上げます。

やっぱり会場でしかわからないことって多いですね。今回はライストでも日本選手にフォーカスした映像が流されたからというのもあるでしょうけど。
でもジュンファンくんの六分間練習がそんな不調だったとしたら、見られてたら私の寿命が縮んでたかも。生観戦記のジュンファンくん部分の臨場感から想像するにつけ…。
4Sについてオーサーが跳ぶ位置を指定してくれたお蔭で降りられた、という話のインタってどれですか? 私、読み落としてるかも(汗)。
しかし演技の中での4S、綺麗に決まりましたね! 六分間練習で苦労してたとは想像できませんでした。でもそんな状況から本番は決めることができたという経験は、今後のためにもプラスの記憶になるでしょうね。

ジュンファンくん以外の選手達も素敵な演技を見せてくれて、見応えのある大会でしたね。
ローマンくんのコール遅れはジリジリしましたが。あれが失敗の原因かはわかりませんが、なかなか本番では成功しなかった3Aを環境変更による心機一転で成功させるチャンスかと思っていたので…。未来ちゃんのNHK杯などでも思いましたが、ああいうちょっとしたトラブルが選手達の人生を変えてしまいかねないと思うと、やり切れないです。(エストニア大会でついに3Aが決まって、ほんっと安心しました。)
ロシアのジュニア一年生達は…コバリョフくんもスキルダくんも表情と態度は13歳のそれではなく30歳の貫禄ですよね。シルエットの愛くるしさと懸け離れすぎ。そして音楽表現上手すぎ。
元選手の元気な姿が見られるのも現地観戦のボーナスですね。小塚くん多忙そうだったと聞いて嬉しいです。頭脳派ですし、いずれはスケート界で彼の豊かな見識を活かす仕事をして欲しいです…。

会場の一体感、生観戦の醍醐味ですよね〜。良い演技が続くのと会場の一体感って、鶏と卵のように思います。ドイツ大会のテッドさんインタで、横浜では会場にもエネルギーがあふれていたとブライアンが言ったところでジュンファンくんもうんうんしてましたが(頷き方が毎度かわゆい)、たらさん含め会場にいらした方達に感謝したいです。
そう言えば、以前は日本のテレビや雑誌で目にする羽生くん情報にはジュンファンくんの影も形も無く(インスタの類には普通に現れるのに)、ナムくんのときと随分様相が異なるので、ブライアンが何かを警戒してブロックしてるのかしらとちょっと心配してました。日本のテレビにちら映りしたのは、この横浜大会より後の羽生くん公開練習デーの映像が初めてのような。他の選手達と同じように自然に背景に溶け込んでましたね。もしかしたら横浜の観客の暖かい反応を見てブライアンも安心したのかしら…と思ったり。もちろん偶然かもしれませんけど。

あと、ウィニングランに関して何やら要領良く説明できなかったスタッフの方(ん、聞き手達の問題?)にも感謝。だって首を伸ばして聴き取ろうとする三人が可愛かったから。いや〜、初々しい表彰式でしたね。ランから帰って来てエッジケース付けるときの、尻尾を踏まれた仔犬みたいな声すらかわゆい。うん。着実にダメなファンになりつつありますね、私。
| p豹 | 2016/10/12 3:47 AM |
>p豹さん、こんな薄い観戦記にアツいコメントありがとうございます!
4Sを跳ぶ位置については、たしか韓国の記事だったと思うのですが、すみません、もはやどの記事だったか記憶が…。リンクのどのあたりで跳べばいいのか指示されて、そのとおりにやったら跳べたと。フリーの6分間練習のときか、非公開の練習時かはさだかではなかったと思います。
クリケのことですが、ブライアンがブロックということはなかったんじゃないかと私は思いますよ。横浜以前にインスタグラムでよく見かけるようになっていましたし。単に最近になって積極的に前に出すようになったのではないでしょうか?(JGPデビューに横浜を選んだのもブライアンのしたたかな戦略だったのかな〜と思ってます)
おほほ、エッジケースつけるときのあの声はかわいかったですよね。ただあのキスクラで、立ち上がったあとちょっと足をひきずっていましたよね。もしかしてすでに右脚を痛めていたのかもしれませんね…
| たら | 2016/10/12 9:16 AM |
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