<< ブライアン・オーサー インタビュー@中国メディア「爱滑冰」 | main | 絶賛!「NHK杯で裏づけられた羽生のすごさ」 Japan Timesから >>
ブライアン・オーサー@Skating China「僕らにはスケートという共通語がある」
前回に引き続き、今回も中国メディアによるブライアン・オーサーインタビューです。オーサーさん、近ごろ精力的に中国メディアの取材にこたえていますね〜。
今回の記事はSkating Chinaというサイトから。こちらも比較的新しくできたフィギュア専門サイトのようです。
公式サイトは→こちら。海外選手や振付師など、インタビュー記事がものすご〜く充実しています。ほとんど中国語ですが、英語バージョンがある記事もありますので、よろしければのぞいてみてくださいませ〜。

今回のオーサーインタ。羽生くん、ハビ、ナム、そしてクリケットに新しく仲間入りしたジュンファンくんの話をまじえながら、オーサーのコーチ哲学が、これでもかこれでもかとたっぷりと語られています。
しかし…すっごい長いです! すいません、N杯直前のバタバタにつき推敲する時間があまりなく、かなりざっと訳になっちゃっていますが、最後まで読んでいただけたら苦労が報われます!^^;

元記事はこちら(英語版)→Brian Orser: We All Speak the Same Language of Figure Skating



「ブライアン・オーサー 僕らにはスケートという共通の言葉がある」

歓声とかけ声につつまれて、最後のスピンが終わった。リンクの真ん中に立っているのは、男子フィギュアスケートのトップ選手の1人だ。荒く息をつきながら、クリケット・クラブのコーチや振付師、選手たちに囲まれている。
やがて次の選手が登場すると、今度はその選手に向かって声援が飛ぶ。「がんばれ!」「もっともっと!」「きっとできるよ!」
そんなクラブの雰囲気について語りながら、オーサーは楽しそうに目をきらきら輝かせた。
「みんながお互いに助け合っているんだ。普通なら途中ですぐやめてしまいがちだけど、みんなが支えてくれるおかげで最後まで滑りきることができる。選手にとってはありがたいことだよ。そうやって、また次の通し練習を始めるんだ」

オーサーによると、通し練習というのはとてもいいテストなのだそうだ。
「プログラムを初めて通しで滑るときは、ボロボロな演技になってしまうものさ。自分で自分を苦しい状況に置かなくてはだめなんだ。通し練習をすることで、少しずつ、1日ごと、1週ごとに、プログラムはよくなっていく。パートごとに分けて練習するのはその後さ。これは僕ら独自のメソッドだけど、効果を発揮していると思うよ」

ロシアや中国では、通し練習は選手への負担が大きすぎるとして避けるコーチが多い。だが、オーサーやトレイシー・ウィルソンなど、自分たちのことを「昔ながらの古いタイプ」と言う北米のコーチたちは、通し練習を重視する。
それでも、スパルタ式になりすぎないように配慮している。そのひとつが、大技を抜いて通し練習をするという方法だ。例えば4Sのところを3Sにすれば、身体にかかる負荷は4Sのときと同じだが、怪我のリスクは少なくなる。ジャンプを簡単なものにすると、プログラム後半で集中力を高めるよう指導しやすくもなる。ただし、トップ選手において「簡単なジャンプ」というのは、プログラム中にクワド1本、3Aが2本、そのほかのジャンプが5本、といったレベルではあるが。



こうした通し練習は1年中やるわけではない。クリケット・クラブでは、春の間(5、6月頃)はスケーティングスキルを集中的に指導する。ジャンプやスピンはおこなわず、ストロークを繰り返し練習するのだ。ただ滑るのではなく、片足の上からもう片方の足をどうクロスすればいいのか、ブレードをどう使えば加速するのか、といったことを教えるためだ。その後、スピン練習の時期になれば、力を入れずに回転速度を最大にする方法を学び、練習スケジュールに振付が加わってくれば、新しいつなぎを習得しながらスケーティングスキルをさらに磨いていく。
夏になって選手たちの体の状態が向上してくると、クワドを含めた新しいジャンプに取りかかる。夏の途中から通し練習を始めることになるが、その時期は各選手のスケジュールによってまちまちだ。早めの大会に出場する選手はほかの選手よりも早く通し練習を開始する。オーサーが大切にしているのは、各選手にふさわしいピーキングだ。選手には「ちょっぴりハッパをかけなくちゃならないが練習させすぎてはダメ」――それがオーサーのモットーだという。

トレイシー・ウィルソンをはじめとしたエキスパートたちの力を借りながら、総合力の高い選手を育てるのがオーサーの狙いだ。
「シニア選手として試合に出るからには、リンクをまんべんなく使い、スピードをもって滑り、パトリック・チャンのようなディープエッジを備えていなくてはならないんだ」
ジャンプを得意とする羽生やフェルナンデスは今、スケーティングスキルやつなぎの向上に懸命に取り組んでいるところだという。クワドへの入りを難しくすれば、一時的にジャンプミスは増えてしまうが、それだけのメリットはある、とオーサーは自信を持っている。
「今の新採点システムに変わったとき、僕はすぐに受け入れた。最大の点を得るにはどうすればいいか、知恵を絞ったよ」

今話題の中国のボーヤン・ジンについては、脅威を感じるというよりも、ただ驚かされたという。ジンは先日の中国杯で、SPで4Lz-3Tのコンビネーションを、フリーでは予定していた4本のクワドのうち3本を降りた(着氷はややおぼつかなかったが)ばかりだ。ただし、ジンの場合、高難度ジャンプへの入りがそれほど複雑ではないため、TR(つなぎ)は7点前後にとどまった。それでも、中国杯で優勝したフェルナンデスとの差は総合で10点以下。現世界王者に脅威を与えたのだ。
オーサーは自分の教え子たちに、ジンのような才能ある新しい選手を見ておくようにと言っているそうだ。そのことで彼らの競争意識が維持されるからだ。ただし、今のところは、教え子たちのほうがいろいろな面で優れている、とオーサーは考えている。
「ハビやユヅのほうが(ジンよりも)若干成熟しているね。僕らはつなぎを重視しているけれど、エレメンツも重要と考えているんだ。試合で勝敗を決めるのはエレメンツのGOEだからね。スピンやステップ、コレオシークエンスも含めたエレメンツを、完璧にこなすこと。それができるかどうかで大きな違いが出るんだ」



オーサーがこれほど自信を持っているのには理由がある。2011年にハビエル・フェルナンデスが最初にトロントにやってきたとき、彼はオーサーに言わせれば「粗が目立つ、雑な」選手であり、「ひどいスピン」でレベル1か2しか取れない選手だった。だが、わずか2、3か月後のスケート・カナダで、フェルナンデスのPCSは急上昇した。同じ2011年の世界選手権に比べると、フリーのPCSが16点も上がったのだ。これにはオーサーもびっくりしたという。
この躍進の理由は、コーチたちが辛抱強くフェルナンデスを練習させたことと、そのシーズンのプログラムの良さにあると、オーサーは考えている。クリケットのコーチたちはフェルナンデスに対して「何から何まで面倒を見ながら」、演技を少しずつ洗練させていった。彼が興味を失わないよう、一度に多くのことを教えすぎないようにした。その頃のフェルナンデスは「才能はあるが怠け者」として知られていたのだ。
フェルナンデスがリンクでの練習時間を大切にし始めたのは、スペインからの公的援助が打ち切られ、レッスン代を自分で払うようになって以降だったという。
「彼にとっては、援助が打ち切られたのはベストな出来事だったんだと思うよ。今はスケートにかかる1ドルに至るまで責任もって使うようになったよ」

ナム・ニューエンは、2015年世界選手権で5位に入った、クリケットの新しいスターだ。彼もまた、羽生やフェルナンデスと同じ道を歩んでいる。すでにジャンプの安定感を身につけており、最近はスピンの向上に励んでいる。今後はつなぎを強化する計画だ。
ただし、オーサーは、ニューエンがスケーターとして、そして人として成長するまで、辛抱強く見守るつもりだという。
「ユヅとハビも長い時間がかかったからね。ナムはまず、身体的に成熟する必要があると思う」

教え子のひとりである韓国の若手、チャ・ジュンファンの話になると、オーサーは目を細めた。以前、ある大会でチャと出会い、話をしたというオーサーは、彼のテクニックと体の内側からあふれ出てくる純粋な表現力に惹かれたという。
「まだたった13歳なんだが、まるでシニアのような滑りをするんだ。これほどワクワクしたことは長いことなかったよ」
チャは夏の間に足を骨折していたが、10月にはオータム・クラシックのジュニア部門で優勝を果たした。

選手がもっている能力をコーチは信頼するべきだ、とオーサーは言う。教え子たちがジャッジから高い評価を受けているのは、2度の五輪銀メダリストという僕自身の名声とは何の関係もないよ、と彼は言う。選手たち自身がすばらしい演技をし、鮮やかな印象を残しているからに他ならないのだ。
選手たちに対しては厳しいほうだと彼は言う。プライベートリンクを使った練習では、選手の出来が悪いときにはひどくしかりつけることもあるそうだ。
「そう、常にこんなふうに穏やかなわけじゃないんだよ。でも、ハビの場合…ユヅもそうなんだが、2人はそんな僕のやり方を理解し、尊重してくれるんだ」

高い技術力を追及しているチーム・オーサーだが、よいスケーターであるために最も重要なものは「情熱」だと、オーサーは言う。教え子の中には、主要大会でチャンピオンになることは決してないような選手たちもいる。そんな選手たちも技術を学んだり自分を表現したりすることが大好きだし、スケートに一生懸命打ち込んでいる、だから彼らに教えるのが楽しいのだと、オーサーは言う。
選手のために練習メニューを組んだり、自分のオフィスで選手と話をすることもある。そんなとき、選手たちが練習時間以外でもそれぞれ努力していることを知るのだそうだ。特にユヅとハビ、ナム、エリザベート・ツルシンバエワのような、懸命に努力する選手たちを指導できるのは幸運なことだ、とオーサーは考えている。努力は教えてできるものではないからだ。みんなに尊敬をもって接することや、コミュニケーションをとれることも大事な要素だ。教え子には、いい人間になること、マナーある態度をとることを指導している。

さまざまな国籍の選手をかかえるオーサーだが、コミュニケーションに壁はないのだという。
「僕らはみんな、フィギュアスケートという共通の言葉をもっている。僕は身振り手振りをよく使っているよ。僕自身、まだ氷上で動けるから、自分で選手たちにやって見せることができるからね」
羽生とは、最初のころは誤解が生じることもあった。
「たとえば、“ルッツをもう3本跳んでごらん”と言うと、彼は3回転フリップを1本跳ぶ、ということもあったよ。そんなときは“ちょっと戻ってきて”と彼を呼んで、何が問題なのか確認し合ったよ」
今は羽生の英語も上達し、オーサーもよりはっきりと効果的に指導する方法を見出したおかげで、そんな問題が起こることはなくなったそうだ。



オーサーはまた、それぞれの教え子の文化的背景を理解することも重要だと考えている。今季は偶然、羽生もフェルナンデスも、それぞれの国の文化をプログラムのテーマに選んだ。オーサーは2人の選曲にはかかわっていないが、賢明な選択だったと考えている。ただし、「こういう選択はふさわしい時期を選ぶことが大切なんだ」と話す。
今から2、3年前、テレビでフェルナンデスによく似たモダン・フラメンコのダンサーを見たことがあった。だが、フェルナンデスがフランメンコを演じるにはもう1年必要だと思ったのだという。そして、今年がその時期だったのだ。
羽生の「和」のプログラムは、オーサーにとってはあまりなじみのないものだった。プログラムの主役である「陰陽師」は戦士やサムライのようなものなのだろうと、オーサーは解釈している。プログラムについては振付師のシェイリーン・ボーンに全面的に任せている。ボーンは羽生と一緒に「能」についてリサーチをおこなった。その結果、「ただ曲に合わせて滑るのではなく、陰陽師の世界を正しく解釈し、それに合ったふさわしい動きをつくり出さなくてはならない」という結論に行きついたのだという。

ボーンが羽生の振付をするのはこれが2作目だ。オーサーは、同じ振付師とずっとやっていくほうが力を発揮しやすいと考えている。クリケット・クラブとしても、長く手を組んでいるデビッド・ウィルソンやカート・ブラウニング、ジェフリー・バトルといった振付師といい関係を築いてきた。とはいえ、選手が成長するには新しいスタイルを試すことも大切だと考えている。
フェルナンデスがトロントにやってきた最初の年、彼はバレエのプログラムを滑りたいと、少々おずおずと(たぶんそれまでの自分のイメージとかなり違うと思ったのだろう)申し出てきたという。最終的にクリケットがつくり出したのが、あの『ヴェルディ・メドレー』だった。フェルナンデスらしいユーモア精神をキープしつつ、若いイメージがあった『パイレーツ・オブ・カリビアン』よりもっと深みを増したプログラムになった。
「フェルナンデスの本当の実力とはどんなものなのか、僕らは毎シーズン、どんどん学んでいっているんだよ」
この言葉に、コーチとしてのオーサーの姿がよく表れていた。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

てれネコ オーサーってビジネスマン的な冷徹さと、スケーターに対するパパ的な愛情と、両方あわせもった人だということがよくわかるインタビューですよね。でも、一番大切なのは「情熱」と言い切るところは、パパ的サイドの勝利なんでしょうか?
とにかくすべてにおいてレベルの高いスケーターというのが、オーサーの理想なのですね。たぶん羽生くんのこともハビのことも、まだまだ成長の余地はたくさんあると思っていそう。なんとなくですが、ハビは「ダメダメ選手」(笑)からかなり理想に近いところへ成長させてきたという手ごたえを持っているんじゃないかなと思うんですが、羽生くんについてはどう考えているんでしょうね? 今の羽生くんがどのあたりの場所にいて、どういう形を彼の完成型として描いているのか、一度オーサーに聞いてみたい気がします。(なんせ残された時間が短いので…泣)
個人的にはチャ・ジャンファンくんへの言葉にちょっとひと安心。彼の個性を生かしつつ伸ばしてくれそうで、これからが楽しみです!

JUGEMテーマ:フィギュアスケート
カテゴリ:コーチ・振付師 | 17:15 | comments(19) | trackbacks(0) | - | - |
コメント
たら様
いつも素晴らしい和訳をありがとうございます。

感じたのはブライアンオーサーの生徒への情熱の差でしょうか。
かつてのヨナ選手やフェルナンデス選手についての話題は、愛情あふれて微笑ましいですね。羽生選手には仕事と割り切った冷めた関係に感じられます。
言葉の壁、相性、羽生選手の人間性、色々と原因はあるのでしょう。
コミュニケーションの質と指導者の情熱の差が積み重なれば、二人のトップ選手の差が徐々に大きくなるのは時間の問題かもしれません。
平昌までにフェルナンデス選手と羽生選手の演技の質の差が、取り返しのつかないところまで広まることがないといいですが。

ところでオーサーコーチが日本のメディアに話す建前の話と違い、中国での本音トークはとても面白いですね。これからも中国のメディアに期待をしたいです。
| きなこ | 2015/11/25 8:00 PM |
たらさん、お忙しい中、翻訳ありがとうございます。
教え子も皆個性豊かですが、オーサーコーチ自身もとても興味深い人で、過去に翻訳してくださったインタビューも含め、発言を読むたびにどんどん興味が湧きます。
教え子を冷静な目で見、同じく冷静な頭で計画しながら、愛情と忍耐強さで育てているのでしょうか。

陰陽師の解釈で笑ってしまいましたが、正確に説明するのはとっても面倒という以外に、プログラムの解釈では振付師と選手を信頼して口出ししない、というルールを持っているのかもしれないですね。
教え子の自立心を尊重し、それぞれのペースでの成長に合わせて育てるのは、沢山の忍耐が必要でしょうが、オーサーコーチはそれに成功している一人だと思っています。
ジュンファン選手もオーサーコーチのもとで更に素敵なスケーターに成長するのを楽しみに待ってます。
| matu | 2015/11/25 8:07 PM |
たらさん、お久しぶりです。
N杯直前の忙しいときに翻訳したいただき、ありがとう!
インタビューからオーサーさんの選手への愛情が伝わってきますね。
だから、オーサーチームは仲がよい。

ところで、22日、23日と全日本ジュニアを観戦してきました。
たらさんから昨年は立ち見もあったとの情報をいただき、
1日目は開場1時間半前、2日目は2時間半前に並びました。
おかげでさまで割とよい席を確保でき、堪能することができました。
女子はホント凄かった。
三原選手は160点越えたのに、8位で全日本の推薦に入れず、涙・・・
160点って、シニアの西日本で2位、東日本で優勝のスコアですよ。
男子も女子も、ジュニアからの推薦を10人くらいに増やしたら、だいたいシニアの選手とジュニアの選手の点数の釣り合いがとれると思うのですが。
三原選手もジュニアグランプリファイナルがんばって!
スケート連盟は三原選手にもチャンスを与えてあげてほしい。
この記事に関係のない話で申し訳ありませんでした。
| coco | 2015/11/25 8:59 PM |
たらさんいつも記事のご紹介ありがとうございます
オーサーコーチのインタビューはいつも面白いですね
「クワドへの入りを難しくすれば、一時的にジャンプミスは増えてしまうが、それだけのメリットはある、とオーサーは自信
を持っている」
これはスケカナの羽生くんを見ているとちょっと心配になる点でしたが、
長い目で見れば必ずプラスになると見込んでのことなんですね
シーズン後半、さらに次シーズンには羽生くんの大きな武器になっていてくれたらいいなと思います
ナムくんが今スケーターとして辛抱が必要な時期だというのも納得です。
ここを乗り越えたらどかーんと成長しそうですね

>きなこさん
この記事は中国杯でのハビエルの優勝を受けてのオーサーコーチへのインタビューなので、
ハビエルの話が多いのは当然かと
人間性がなんたら言いだしてるあたりきなこさんは羽生くんが嫌いなのがよくわかります
そんな人でもオーサーコーチやクリケットには興味がおありなんですね
中国メディアに期待とのことなので、こちらのブログの
4月4日の記事(上海ワールドでのオーサーコーチのインタビュー)も読んでみてはどうでしょうか
| mino | 2015/11/25 9:50 PM |
>きなこさん、コメントありがとうございます。
ハビエルについてのエピソードが「微笑ましい」のは確かですけど(笑)、だからといってハビエルに対しては情熱が濃く、羽生くんには薄いとは私は感じませんでしたよ。minoさんが書かれたように、今回は中国杯を受けてのインタビューなので、ハビエルの話題が多くなるのは自然なことかと。
ハビエルとはつき合いが長く、彼が劣等生(すみません)だった時代から見ているので、羽生くんより気安い感じはあるのかなと思います。比較すると羽生くんとはまだ人間関係を構築している途上のような気がします。言葉も問題もあるでしょうし、キャラクターの違いもあるかもしれません。
むしろ私は、ハビエルが世界チャンピオンになったあたりから、オーサーよりも一部のファンのほうが心配でした。ハビエルも世界のトップ選手になりましたし、今後ナムくんもジュンファンくんも強くなっていくでしょうけれど、勝手な憶測でコーチや選手に不信感ぶつけるファンが増えないことを祈っています。
| たら | 2015/11/26 2:33 AM |
>matuさん、コメントありがとうございます。
確かに女子も含めて教え子みんな、それぞれ強烈な個性の選手ばかりですよね。オーサーというと今でも「策士」のようなイメージを持っている人も多いと思いますが、本当にスケートが好きで、スケーターを大切に思っているんだなあということが伝わってきますよね。
あ、選曲に口出しすることもあるみたいですよ。今までのハビエルの曲はハビ、オーサー、振付師でアイデアを出し合ってきたらしいですし、2年前まで羽生くんに「オペラ座ダメ出し」もしていましたし。でも「パリ散」とか今回の「SEIMEI」、ハビのフラメンコについては一歩引くという、選手やプログラムによってすごく臨機応変に考えられる人なのではないかと思います。
来季からのジュンファンくんの曲も楽しみですよね。
| たら | 2015/11/26 2:34 AM |
>cocoさん、コメントありがとうございます。
全日本ジュニアのお話、大歓迎ですよ! 特に女子はものすごくハイレベルな試合だったようですね〜。
三原選手は本当に残念>< 一度の試合ですべてが決まる怖さ、ですよね。ファイナルでは悔しさを晴らす、今季ベストの演技ができるよう祈っています。
しかし、今年も長蛇の列、客席は満席だったそうですね。来年、そして平昌五輪のある再来年の全日本、全日本ジュニアはどうなってしまうのか…怖いです>_<;
| たら | 2015/11/26 2:34 AM |
>minoさん、コメントありがとうございます。
そうなんですよね、今季の羽生くん、そこまでしなくても><とファンはつい思ってしまうほどの高難度・超絶技巧で、今季中にノーミスに近い演技が果たしてできるのか不安になってしまうのですが、オーサーの自信あふれる言葉を読んでちょっと安心しました(笑)
NHK杯ではどのくらいの完成度のプログラムを見せてくれるのか…ドキドキしつつ、楽しみでたまらないです!
ナムくんは今季ちょっと苦労していますけど、なるほどと思いましたよね。オーサーの言葉ってすごく説得力あります。
| たら | 2015/11/26 2:35 AM |
連続コメントで失礼します。

オーサーさんと羽生くんはしっかり信頼関係を築いていると、私は思います。
何事も一生懸命で、思いやりのある羽生くんのことを、オーサーさんが好きでないわけはありません。
羽生くんもオーサーさんを信頼していることが、競技の前のオーサーさんを見つめる羽生くんの眼でわかります。

ただ、羽生くんはオリンピックチャンピオン。
オーサーさん自身はそのつもりはなくても、周りは、オーサーさんがオリンピックチャンピオンの羽生くんをえこひいきしていると見がちです。
だから、羽生くんをえこひいきしているとみられないように、オーサーさんはものすごく気を使っていると思います。
頭のいい羽生くんも、そのことはよくわかって、理解しているのではないでしょうか。
私の勝手な想像ですが。

このインタビュー記事で、私が一番心に残ったところ。
>教え子の中には、主要大会でチャンピオンになることは決してないような選手たちもいる。そんな選手たちも技術を学んだり自分を表現したりすることが大好きだし、スケートに一生懸命打ち込んでいる、だから彼らに教えるのが楽しいのだと、オーサーは言う。

オーサーさん、ステキですよね!
| coco | 2015/11/26 11:49 AM |
たらさんこんにちわ
スケートという共通語、素敵な題名ですね!
>パパ的要素が勝ってる
私もそう思います

子供の個性を見きわめ尊重する、よく言われることですが、これが難しいのなんのって(子育て猛反省)
甘やかしもし、おしりを叩いてでも仕込む、自立心の強い子供はじっと成熟するのを待ち、求められれば道を示してやる。信頼できる協力者がいて、任せることもできる。
こんなお父さんや先生に見守られていたら、子供はいつも前を向いて生きていけますね(T_T)

羽生くんの方向性はオーサーの理想とは少し違うんだと思います。でもそれを認めて、苦心惨憺しながら寄り添ってくれているコーチにゆづはなついてイヤ慕っているように私には見えますよ…
| よのにょ | 2015/11/26 12:21 PM |
たらさん、はじめまして。こんにちは。
いつもブログ、楽しく読ませていただいています。

ハビがバレエのプログラムを滑りたいと言っていた、とのこと。
意外ですねぇ。
ただ、ふと思ったのは、ニコライのところでちょっとコメディっぽい路線のものが続いていたんですよね。
もしかしたら本人はもっとシリアスなものに挑戦したかったのかな。
で、バレエプロなのかしら?と思ったり。
今年のSPのフラメンコが素敵でリピしまくってるのですが
(正直見る前は大丈夫なの?と思ってました。。)
ドンキホーテとか似合いそうですね。

最後に、いつも長い記事を翻訳していただき本当に感謝感謝です。
また、お邪魔しますね。(^-^)
| kyoko | 2015/11/26 1:32 PM |
>cocoさん、再コメントありがとうございます。
私もオーサーは特定選手に偏らないように気をつかっている感じはすごくします。
羽生くんからもオーサーへの信頼感はいろんな発言から感じ取れますよね。言葉の問題はやっぱりあると思うし、もともとマシンガントークの人なのにコーチとそれができないのは、オーサーも羽生くんももどかしいとは思うんですよ。でも、それ以上の絆を彼の発言のあちこちから感じられますよね。
無名のスケーターにも教えるのが楽しくてしょうがない…本当にいいコーチですよね。
| たら | 2015/11/27 10:08 AM |
>よのにょさん、コメントありがとうございます。

>甘やかしもし、おしりを叩いてでも仕込む、自立心の強い子供はじっと成熟するのを待ち、求められれば道を示してやる。信頼できる協力者がいて、任せることもできる。

まさにまさに。あれだけ個性の強い、そしてそれぞれにいろんなドラマがある選手たちをかかえていたら、それはそれは大変だと思うけれど、すばらしいパパでありママでもありますよね。
オーサーの理想、という言葉を聞いてふと、オーサーはどんなスケーターが理想なんだろうと思いました。今回のインタビューを読むと、あるべき選手像としてパトリックを念頭に置いていることは確かだと思うのだけど、オーサー自身が敬愛する、または惚れ惚れするスケーターって誰なんでしょ?あまり語られたことないですよね?
| たら | 2015/11/27 10:23 AM |
>kyokoさん、コメントありがとうございます。
ハビにバレエとは本当に意外でしたよね。何となくですけど、モロゾフ時代のコミカル路線からひとつ上に行きたかったのかな、と推測します。
結局今はコミカル路線を気に入っているようですし、よく「お客さんが楽しんでくれる愉快なプログラムが好き」と言っていますよね。コミカルはコミカルでも、グレードの高いプログラムを望んでいたのかもしれません。
今年のSPは彼をさらにもう1段引き上げてくれているような気がします。あらためてプログラムって大事ですよね。
こちらこそいつも読んでいただき感謝です〜^^
| たら | 2015/11/27 10:30 AM |
たらさん、また素敵な翻訳記事ありがとうございます!

私は羽生君がオーサーやハビちゃんたちのチームにいれて本当に良かったなと思ってます。
オーサーはコーチとしての力量もさることながら、愛情深くてそれぞれの個性にあった指導をしてくれるし、ハビちゃんはライバルであっても思いやりがあって優しいお兄さん。こんなチームメイトなかなかいませんよ。
もちろん、そういう風に接してもらえるのは羽生君の人柄もありますよね。
最近は、羽生君の英語力も少しずつ上達しているようで彼が必死でしゃべっているのを真剣に聞くオーサーの姿が微笑ましいです。

いつかオーサーがあけっぴろげに羽生君の事を話す姿を見たいです。そして理想のスケーターについても熱く語ってほしいな。
スケーティングの理想はパトリックのようだけど、オーサーは人間性も大事にしているようだから全てにおいて理想となるのは誰なんでしょうね?プルシェンコでないのは確かだと思います(笑)
| kanon | 2015/11/27 12:33 PM |
>kanonさん、コメントありがとうございます。
そう、オーサーのところって「チーム」という感じがすごくあるんですよね。コーチや振付師だけでなく選手たちも含めたチーム。個人で戦っているスケーターたちにとって、これはとても心強いと思います。
まあ、今後何が起こるかはわかりませんが、今はこのチームにいるころでハビも羽生くんも力を伸ばせているのは確かですよね。
で、プルシェンコ? オーサーの理想のスケーターとはタイプは違うでしょうけれど…。一度機会があったらオーサーがいろんなスケーターについてどう思っているか聞いてみたいですね。
| たら | 2015/11/27 6:52 PM |
たらさんこんにちわ
いつも丁寧なお返事ありがとうございます
もう一週間たつというのに、N杯の余韻が抜けません

オーサーの理想のスケーターって、誰なんでしょうね。パトリックの名前を度々あげていることから見てかなり理想に近いんではないかしら。
「羽生選手とオーサーの目指すスケートが違う」のではないかと書きましたが、高いスケーティングスキルでジャンプだけでなくあらゆるエレメンツを高いレベルでこなしつつ、曲の世界を表現したいというのは同じですよね、多分。少しだけ羽生選手は情熱的で、オーサーは抑制的。
違うのはそこへの道のり。オーサーはハビやナムくんをみると十分に挑戦的だけど地道に積み上げるタイプ。かたや羽生選手は激しく野心的で…彼としては綿密な 計算のうえだと思いますけど、ねf^_^;

ファイルが迫ってきました
チャンピオン候補の二人をオーサーがどう導くのか、ワクワクが止まりません

長文失礼しました。お返事不要です。
| よのにょ | 2015/12/06 10:21 AM |
たらさん、初めまして

☆ルナと申します

数ヶ月前から『蒼の弦月』という名でフィギュアスケートのブログを書いていて、主に羽生選手、浅田選手、宇野選手を応援しています

今回浅田選手のGPFについての記事を書くにあたり、こちらのオーサーコーチのお話を引用させていただきました

事前コメを入れようか迷ったんですが、きちんと記事を上げてからの方が良いかと思い、今日アップしましたので事後報告となりましたがお借りしたことをお伝えにコメさせていただきました

本当にありがとうございましたm(_ _)m
| ☆ルナ | 2015/12/08 10:52 AM |
>☆ルナさん、はじめまして。コメントありがとうございます。
記事、拝見してきました。スポーツをやっていらっしゃったんですね。私は自分自身そうした経験がないもので、とても興味深く読ませていただきました。
ご丁寧に引用のご挨拶もありがとうございました。事後報告でまったく大丈夫です。
今後もまた機会がありましたら、ぜひご訪問くださいね♪
| たら | 2015/12/08 6:54 PM |
コメントする







この記事のトラックバックURL
http://taranofsdiary.jugem.jp/trackback/291
トラックバック