<< TSL フィリップ・ミルズ インタビュー Part2 (今回も町田くん部分を中心に) | main | 2015-16 GPSアサイン 極私的みどころ >>
パトリック・チャン始動! 新SP公開! 最新インタビュー
いよいよパトリックが帰ってきました!
今週末には自ら手がけたアイスワインも発売されるパトリック・チャンが、公開練習をおこなったようです。練習には振付師のデビッド・ウィルソンも同席。新SPも断片的に披露! ついでにタップダンスの動画も公開!…いやあ、怒涛の情報公開に盛り上がりますわ〜。
早速最新インタビュー記事(2015年6月10日付)が上がっていましたので、ざっと訳してみました。

元記事はこちら→Three-time world champion Patrick Chan says he’s returning a different skater



「パトリック・チャン――僕はまったく違うスケーターとして戻ってくる」

パトリック・チャンが自らの五輪ストーリーのエンディングを書き変えようと決心したのは、ソチ五輪の閉会式のとき。2018年の五輪開催地ピョンチャンへの引き継ぎセレモニーがおこなわれている最中だったという。

「そのとき、心の中で思っていたんだ。“これで終わりにしたくない。これがいい終わり方だとは思えない”って」チャンはその数日前、日本の羽生結弦に敗れて2位に終わっていた。「それは章の終わりではあった。だけど、また新しい章を始めたくなったんだ」

今季1年間休養していたチャンは、コスタリカで8日間の休暇を取ってサーフィンを楽しんでいた。そして今週、充分な休息を取り、日に焼けた肌でリンクに戻ると、競技に向けて本格的にトレーニングを開始した。
「楽しいよ。わくわくしている」とチャンは言った。「でも、同時に怖くもあるんだ。少々びびってるよ」

最初にフリー・プログラムの練習を始めたときには、ちょっとしたパニックに陥ったんだと、彼は明かした。
「とにかくキツくてね。今やスケートはどんどん難しくなっているから」

今週水曜日の、振付師デビッド・ウィルソンとの練習では、体はひきしまり、調子もいいように見えた。けれども、チャンによると、体調的にはとうてい試合に適したレベルには達していないのだという。
「いや、全然だよ。今の時点では、SPやフリーはおろか、その一部分でさえ滑れないような状態さ。ショーのツアーの間、クワドとトリプルアクセルはキープできるよう努力していたけど、ショーではリンクが狭いし、ただ楽しんで滑っていたから、なかなか難しかったよ」

だが、長年チャンと組んできたウィルソンによると、チャンは休養前とは違うスケーターになって帰ってきたのだそうだ。現役選手は1シーズンに6〜7試合おこなうが、チャンはこの1年間、世界各地でおよそ40ものショーに出演してきた。つまり、彼にとってこの1年間は休養ではなく、別種のトレーニングだったのだと、ウィルソンは言う。
「プロの世界というのは、毎晩お客さんに自分を売り込んで、お客さんとやりとりをする場所なのよ。アマチュア選手がそんな世界に入るのは、とても貴重な経験。自分を変えてくれる経験なの」そうウィルソンは話した。「お客さんとのアイコンタクトもそうだし、あらゆる動きをそこにお客がいるつもりでおこなうようになる。わかるでしょ? 今の彼は、観客の前に立つことに以前よりずっと慣れている。以前はなかった個人的なカリスマ性が出てきているの」

新SPはマイケル・ブーブレ版の「マック・ザ・ナイフ」。新しいルールに則したボーカル入りの曲だ。このSPにはタップダンスの要素が含まれているため、チャンはこの5日間、1日3時間のスタジオ練習で、タップダンサーのルーカス・ビーバーから特訓を受けていたのだという。チャンはこの日、自分がタップをしている動画も公開した。
「今までやった中で一番ハードだよ。ヒップヒップやバレエのレッスンよりハードだった。少なくともタップダンスの雰囲気やスタイル、手の動きや歩き方は、プログラムに取り込めていると思うよ」

フリーの曲はショパン。たった1度だけ、昨年のジャパン・オープンで滑って、男子1位になったプログラムを継続する予定だ。

チャンは今のフィギュアスケートを「とても熾烈」と表現する。自分はそこに新しいアプローチをもたらしたいのだという。
「そう、熾烈。それが五輪イヤーに感じたことなんだ。“よし、クワド、クワド、トリプルアクセル!”みたいなね。そのせいで、僕は忘れていたんだ、デビッドと僕が取り組んできたものをね。プログラムをすばらしいものにするのは何なのか、何が僕を偉大なスケーターにしているのか、すっかり忘れてしまっていたんだ」

「一歩下がったところから観察していて、今そこへ戻ろうとしている感じだね。スケートに新風を吹き込みたいと言ったけど、それは人々が、“彼は心から楽しんで滑っているんだね”と思ってくれるような、本当にさわやかな風を吹き込みたい、という意味なんだ」

もしも引退の道を選んでいたら、実績としては7度のナショナル・タイトルを含む今の実績で十分満足していただろう、とチャンは言う。彼はすでにスケート以外のプロジェクトにも手を伸ばしている。今週末に売り出されるアイスワインのプロジェクトもそのひとつだ。
「だから、今の僕にとって、復帰というのはケーキのてっぺんにのったおまけのクリームやサクランボみたいなものなんだよ。もうすばらしいチャンスを手にしている。だから、これは僕にとってはボーナスなんだ。僕は若いし、健康だ。じゃあ、やってみようじゃないかって」

では、これ以上何を成し遂げたいのだろうか。そう聞くと、彼は答えた。
「遺産を残したいんだ。いつか人々が言うだろう。“2008年から2018年までの10年の間に、こんなスケーターがいたんだって”って。それが僕であることを願うよ。人々の記憶に残るスケーターになりたいんだ」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

エルモ いやあ、パトリックってあらためて、こんなシンプルで短いインタビューなのに、自分のさまざまな内面を如実に見せてくれる人ですねー。にじみでる自信と、その裏側にある不安。それを打ち消すかのように強気なアピールをするかと思えば、一途な情熱もほの見えて。
日本選手はまず見せないような率直さが、やっぱりパトリックの魅力なんだなあと思います。あらためて、帰ってきてくれて嬉しい!

新SPのごくごく一部ですが動画としてアップされています。

いやーすてきすてき❤ 膝と足首をやわらかーく使った、はずむような雄大なストロークは健在ですね。プラス、上半身、特に肩の動きがすごくきれいになっているような気が…。全貌が明らかになる日が楽しみでたまりません!

今週日曜日(日本時間で月曜日かな?)にはアイスワインのお披露目もひかえている(実はこれにパトリックがどうかかわっているのか、イマイチよく把握してないんですが…^^;)パトリックですが、期せずして、この週末、日本ではオリンピック王者と世界ジュニア王者の新プロが初披露。そして、週明けには運命のアサイン発表……。
うぅおおおお、たぎりますわ!

JUGEMテーマ:フィギュアスケート
カテゴリ:パトリック・チャン | 16:56 | comments(6) | trackbacks(0) | - | - |
コメント
コメント一番乗りいきます!(行けたかな?)

たらさん早業恐れ入りました〜。
朝仕事に行く前に見たPさんインタが帰宅したらもう日本語に〜!
いつもありがとうございます!

パトリックがパトリックのまま帰ってきてくれて本当に嬉しいです!こうでなきゃ!
ショパンがとっても楽しみでしたがSPも期待沸騰です。パトリックの(ちょっとカチンとくる)小粋な笑顔が見られるプロとなりそうですね〜。

さあ、羽生君は何を持ってくるでしょう〜?
新プロ発表のこの時期が一番楽しいのだと初心者は思いました。
皆さん、来季は是非故障に悩まされずに私たちを楽しませて下さいませ。
たらさん、今年はありがとうございました。来季もなにとぞよろしくお願いいたします。
| ふみどう | 2015/06/11 8:45 PM |
いやぁぁ・・高まりますねえ・・

ほんにいつもありがとうございます、ああホントに諸々以下同文で嬉しいよパトリック!
現役まだ行くぞと、ソチを去るときにはもう決めていたというのがやけにじぃ〜〜〜んと来るです。
とりいそぎ拙宅でも本記事をご紹介さして頂きました。この投稿後にはさっとリンクも行かせてくださいまし。

とお、そかそか、暮れも押し迫った晦日でしたね。
では生意気にも、手前もご挨拶の真似事をば。

この一年、新参者の自分にも大きなご高揚とご寛容をありがたく、多謝多謝。
今後もチャーミングで気っ風の好い記事を楽しみにしております。
| | 2015/06/12 2:21 AM |
>ふみどうさん、さっそくコメントくださってありがとうございます〜。

>パトリックがパトリックのまま帰ってきてくれて

本当ですね〜(*^_^*) 復帰後のインタビューで必ず口にしているのが(直接的、間接的な違いはあるにせよ)今の男子フィギュアってジャンプジャンプになっちゃっててつまらないから俺がフィギュアスケートの魅力を再認識させてやるぜ!ってこと。
とは言いつつも、高難度時代、高GOE時代を引っぱってきたのが他ならぬ自分であることもよーくわかっているから、現役に戻る怖さも十分理解しているんでしょうね。
パトリックが笑顔で滑る競技プロって久しぶりですよね。(ラ・ボエム好きだったんだけどなあ…)お客あしらいに慣れた笑顔を見せつけてもらいましょう!
あ、それと、もう年末のご挨拶ですか? 7月までにもう更新はないだろうと踏んでのことですね(゚∀゚;)…ははは、がんばります!
| たら | 2015/06/12 9:25 AM |
>まさん、いつもコメント&ご紹介ありがとうございます!

こちらこそこの1年間お世話になりまして、ありがとうございました。また来季もよろしくお願いいたします<(_ _)>
…って、7月までまだ半月以上あるんですけどぉ。アサイン関連などもう少し更新いきたいと思っていますので、どうかよろしくお願いしますね(*^_^*)
パトリックがいつ復帰を決めたのか、私も知りたいと思っていたんですが、ソチの閉会式のときだっとは驚きでしたね。復帰をねらっての休養だったんですね〜。さすがです!
| たら | 2015/06/12 9:32 AM |
たらさん、こんにちは。いつも翻訳ありがとうございます。

パトリックの新プロ、素敵そうですね。
結構大口たたくパトリックですが、休んでも4回転や3Aをキープしてるところが、かわいいですね。

全く違うスケーターになっているのかな?ちょっと想像できないや。
| しーちゃん | 2015/06/12 3:56 PM |
>しーちゃんさん。コメントくださっていたのにうっかり見落としておりました。誠に申し訳ございません!><
パトリックの大口(笑)そうですね、最近はそれも彼のキャラクターの一部だと思うようになりました。
ちょっと私の書き方があやふやでしたが、4回転や3Aはキープするのが難しかった、ということだと思います。でもきっと彼のことだから、元の水準まで技術を戻してくるんでしょうね。
別人のようになった新生パトリック、楽しみですね〜
| たら | 2015/06/16 5:40 PM |
コメントする







この記事のトラックバックURL
http://taranofsdiary.jugem.jp/trackback/264
トラックバック