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織田くん、現役引退。
天下分け目の全日本が終わって、とうとうソチ五輪の代表選手が決まったというのに、今いちテンションが上がらず、更新できずにいました。代表選考のドラマとか、スケート連盟の残酷な仕打ちとか、いろいろ重たいことがありすぎて…(;_;)
そんなすさんだ心にあたたかい涙をそそいでくれたのが、織田信成選手の引退のニュースとメダリスト・オン・アイスでのすばらしい演技でした。引退を決意したのは代表発表があった23日。五輪とワールドの選考に漏れてしまったことから、MOIでの演技を最後にしようと決めたそうです。

このMOIでの突然の引退発表のシーン。さっそく動画をあげてくださった方がいらしゃいました。下の動画の2:10ごろからです。涙なしには見れないです…



織田くんの詳しいコメントがスポーツナビにアップされていました。長くなりますが、全文を貼らせていただきます。

 
織田信成が現役引退 四大陸代表は辞退
「大ちゃんがいたから僕も頑張れた」
スポーツナビ 2013年12月24日 22:43

フィギュアスケートの織田信成(関大大学院)が24日、現役引退を発表した。織田はこの日、全日本選手権明けのアイスショー「メダリスト・オン・アイス」に参加。全選手の演技が終了後、会場に詰めかけたファンの前で発表した。織田は全日本選手権で4位に終わり、目標としていたソチ五輪出場を果たせなかった。四大陸選手権への出場が決まっていたが、「若い選手に頑張ってほしいので、(自分は)これからは違う道で頑張っていこうと思います」と引退の理由を明かした。

 長年わたり苦楽を共にしてきた鈴木明子は「ノブの我先に泣いてくれる優しい気持ちが大好きでした」と、涙で言葉を詰まらせた。

「悔いはないです」

 今日を持って現役生活を退く決意をしました。今回代表になれなかったことで、その思いも強くなって、若い選手もどんどん強くなってきているし、今が引き際かなと思って今日という日に決めました。本当にたくさんの方に祝福していただいて、引退できたので、すごくすごく幸せでした。本当に自分のスケート人生も幸福で満ち溢れたスケート人生でした。今まで練習してきたことに悔いはないですし、今日この日に引退を発表できて、新年迎えて新たな気持ちで頑張っていきたいと思います。

――引退を最終的に決意したのはいつですか?

 昨日です。代表発表があって、五輪と世界選手権の代表から漏れてしまったので、自分の実力の至らなさなんですけど、仕方ないなということで、今日という日に決めました。

――代表がダメだったら引退しようと思ったのはいつ?

 今シーズンで現役を引退しようと決めていたんですけど、少し早くなっただけというか、いつ辞めてもいいようにというのは変ですけど、それぐらい悔いなく日々を過ごせていたので、悔いはないです。

――思い出に残っている演技は?

 今回の全日本でのフリーの演技ですね。ショートは失敗してしまったんですけど、全日本という舞台で戦えたという実感があったので、それが一番良かったかなと。

――五輪(10年バンクーバー五輪)にも出場しました。今、振り返ってみてどうですか?

 本当に良いことも悪いこともいろいろな経験をさせてもらった舞台だと思います。これからソチ五輪がありますが、みんなに頑張ってほしいなという気持ちです。

――五輪では演技中に靴ひもが切れるというアクシデントもありましたが、振り返ってみてどうですか?

 その悔いを晴らすべく今季頑張っていたんですけど、それもかなわなかったので、そこが自分の実力の至らなさかなと思います。これからもっと頑張っていこうという決断もあったと思うんですけど、本当に若い選手もたくさん育ってきていますし、そのなかで戦っていくのは厳しいのかなと思いました。

信長の子孫としても注目 「鳴かぬなら……」

――当初は織田信長の子孫ということで注目を集めた部分もあったと思いますが、トップスケーターとなり、織田信成という選手として認知されています。それはご自身でどう感じていましたか?

 最初は名前ばかり注目されるのに抵抗はあったんですけど、本当にそういうきっかけでスケートを見てくださる方がいたり、そこから自分だけじゃなくフィギュアスケートというものも知ってもらえて、そういう面では自分の名前は得だったのかなと。

――名前に関連して、スケート人生は「鳴かぬなら……」?

 少々お時間いただいてもよろしいでしょうか(笑)。難しいです。今日もそうなんですけど、トップの選手から花束をいただけたりするとは思わなかったので、泣き泣きの一日だったんですね。「鳴かぬなら、泣きに泣きますホトトギス」とかです(笑)。涙が印象的なスケート人生だったと思うので、それで締めくくりたいと思います(笑)。

――これまでのスケート人生で一番印象に残っている試合、一番悔しかった試合、うれしかった試合は何ですか?

 一番印象に残っている試合は、初めて出場した世界選手権(2006年)ですね。本当に緊張していて何も覚えていなかったんですけど、初めて世界のトップ選手たちのなかで滑ることができて、自分のなかで印象に残っています。悔しかったのはやはりバンクーバー五輪です。うれしかったのは、自分の力を出せた大会ですね。

――引退の意思を最初に伝えた方はどなたですか?

 まずは母に伝えました。やめる決意をしたなら、それは否定はしないという感じでした。それから周りの人に伝えました。自分のなかできちんと決めてから、言おうと思っていたので、家族や友人に伝えました。

――どんな言葉を言われた?

 今まで頑張ってくれてありがとうとか、温かい言葉をいただきました。
 

指導の道に興味「目指すところは五輪の金」


――今後やりたいことは?

 コーチングにも興味ありますし、大学院生なので、修論を書いたりしないといけない。ただスケートに携わっていければいいなと思います。


――指導の道に進まれるとのことですが、どんな選手を育てたいですか?

 目指すところは五輪の金メダルだと思うので、自分が届かなかったぶん、若い選手には力を入れて頑張っていきたいと思いますし、自分の力をどこで発揮できるかは分からないので、いろいろなことに挑戦していきたいし、やってみたいと思います。

――昨日、四大陸選手権の代表に選ばれていますが、その時点で続けていこうとは思ったのか?

 正直、五輪と世界選手権のどちらかの代表に選ばれなかったら、もう引退しようと思っていました。

――発表したあと、多くの選手に囲まれていましたが、どんな言葉を掛けられ、どういう気持ちになりましたか?

「本当にいままでありがとう」という言葉を掛けてもらって、ただただうれしかったです(涙で少し言葉を詰まらせる)。

――今日、ファンの皆さんの前で滑るときは引退を決めていたと思いますが、どんな気持ちでどんなことを伝えたくて滑っていましたか?

 演技する前はまったく緊張していなくて、これが最後なんだと。自分の全部を出し切って終わりたいと思ったので、失敗してもしなくても、全部を出し切りたいと思っていました。その気持ちひとつだけでした。

――終わったあとは思わず号泣していましたが、どんな気持ちが沸き上がっての涙だったのでしょうか?

 本当にこれで現役として滑るのが最後だと思うと、ちょっと悲しくなりました。

高橋の存在「同じ時代にスケートができて良かった」

――高橋大輔選手と比較されることも多かったと思うんですけど、高橋選手の存在は織田選手にとってどういうものでしたか?

 大ちゃんがいてくれたから僕も頑張れたと思うし、ライバルとしても人としてもすごく尊敬しているので、同じ時代にスケートができて良かったです。

――直接伝えたときはどういうやりとりがあった?

 大ちゃんも泣いて抱きしめてくれました。みんなが泣いてくれて、泣いているのが自分だけじゃなくてうれしい気持ちになりました。

――今後、アイスショーなどに出演される予定は?

 せっかくここまで磨いた技術なので、そのレベルは若さが保てるかぎりは、保ち続けたいと思っていますし、アイスショーでもどんなオファーでも全力でやりたいと思うので、皆さんよろしくお願いします(笑)。

――ご自身もお母様がコーチでしたが、2人の息子さんにもスケートを教えたいと思いますか?

 やっぱり自分は満足できる成績で終わらせることができなかったので、それを超えてほしいなとは思うんですけど、自分の子どもに教える大変さを僕自身痛感しているので、やってほしいとは思うんですけど、それは子どもたちの選択に託したいと思います。

――最後にさまざまな方への感謝の気持ちを話してもらえますか?

 今まで応援してくれたファンの方々、連盟やアイスショーの関係者の方々、こうやってインタビューをしてくれる記者の方、メディアの方に感謝の気持ちでいっぱいです。自分も恩返しができるように頑張っていきたいと思います。

+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

四大陸選手権を辞退するということは、補欠の無良選手がくりあがって出場することになるんですね。織田くんは無良くんにチャンスをくれたわけですね。
…なんだか胸がつまってあまり語れません。今季はやっと怪我から復活して、プログラムもSP、FS、EXとみんなよくて、すばらしい成績を残していただけに、もったいないという気持ちと、もうこれ以上苦労しないでほしい(織田くん本人は楽しかったって言ってますけどね)という気持ちと両方あります。(でも、グランプリ・ファイナル銅メダリストが五輪にもワールドにも出られないなんて、やっぱりもったいなさすぎる!…日本男子の層の厚さがうらめしいです)
これからは試合会場やテレビでコーチとしての姿を見られるんだと思うと、すごく楽しみ!ではあるんですが、まだショックが大きすぎて…(;_;)
今はただただ、ありがとうと言いたいです。織田くん、ありがとう!




ローリー・ニコルが織田くんの現役最後を飾るエキシとして選んだ「ラスト・サムライ」。MOIでは渾身の演技でしたね。ソチが無理ならせめて日本開催のワールドで見たかった…(;_;)


あっこちゃんの優勝に感激して号泣する織田くん。愛しすぎるやろ…

JUGEMテーマ:フィギュアスケート
カテゴリ:織田信成 | 00:53 | comments(10) | trackbacks(0) | - | - |
コメント
たらさん、たらさんの記事でまた泣いてしまったではないですか・・・(;_;)。

私、MOI観てきました。

引退の件は、当然知らなくて、ぼんやり観てたのですが、
「あれ?私泣いてる・・??」(;_;)が知らずに出てまして・・。今まで織田君演技に、この種の感動を持ったことがなかったので、驚いてました。

今思えば、現役最後の演技を、全身全霊で滑ってくれてたのですね。

エンディング終わって、いつもの羽生君ジャンプ大会かな?と待っていたら、突然の引退セレモニーに悲鳴が上がりました。
織田君のみならず、「織田く〜〜ん」のファンの方の心情を思うと、やはり涙してしまいました・・。

ただ、会場も他の選手も、とてもとても暖かく、優しい織田君にふさわしい雰囲気の中での、引退式だったと思います。引退の決意のタイミングも、ここで良かったのではないかなと。

今年の織田君の頑張りは、本当に素晴らしかったですよね。
あと一歩、足りなかったのは、事実ですが。
できれば、3月の埼玉ワールドに出させてあげたかったです。
(自国開催の集客の為に犠牲になった気がします。他国開催だったら、選ばれてたかも・・小塚君も特に。)

彼自身のミスのために、実力以下の扱いを受けてしまってた織田君ですが、ここにきて、彼の真の魅力や優しさに評価が集まってきていて、第二の人生を歩むのに良かったのではないでしょうか。

ちょっと心配なのは、小塚君です。MOIでも、当然ですが元気なく・・・。
22日フリー、やはり現地観戦してて、不覚にも彼の美しい演技で泣いた私としては(全く小塚君ファンではないのに(;_;))、
・・・予兆があたりませんように。
| りっちゃん | 2013/12/25 2:20 PM |
たらさん、いつも記事を読んで勉強させていただいてます。
コメントは初めてかな?

私も今回の連盟にはちょっとがっかりさせられました(去年も少し思いましたが…)

OPの面子には納得です。
そのメンバー選出の理由ももっともです。
ただ、選手は機械ではなく一人の人間で感情があります。
もう少し思いやりのある言いようがないのでしょうか?

また、集客、視聴率の諸々の大人の事情もあるとは思いますが、ワールドの派遣選手、全くOPと同じメンバーというのも…


織田くん、本当に素敵な人柄ですよね。
選手同士も仲が良くて、みんな優しい努力家の人格者で…


だからこそ、織田くんにはワールドでメダルを取ってほしかったのが本音です。

とは言え、彼はもう、前を向いています。
新しい人生を祝福して送り出してあげたいです。


小塚くんもちょっと心配ですね。
大輔くんもあんまり気負わないで、今は怪我をゆっくり治して、自分のことに集中してほしいです。


たらさん、これからも記事、楽しみにしています。
ありがとうございました。
| ふわくま | 2013/12/25 4:17 PM |
たらさん、こんにちは。
MOIで織田くん最後を見届けてきました。
ラストサムライ、気持ちの入ったいい演技でした。

織田くん、長い間ありがとう!
そして、これからの人生に幸あれ!
| coco | 2013/12/26 1:13 AM |
>りっちゃんさんのコメントで私もまた泣いちゃいましたよ…(;_;)

MOIの様子を教えてくださりありがとうございます。
あのときの「ラスト・サムライ」テレビで見ていても気迫が伝わってきましたが、生でご覧になるとそんなに感動的だったのですね。
突然の引退発表に茫然としてしまいましたが、考えてみるとおっしゃるとおり、よいタイミングだったのかもしれませんね。
涙と笑いと渾身の演技で潔く去っていく殿…かっこよすぎます!

>彼自身のミスのために、実力以下の扱いを受けてしまってた織田君

ううっ、これが一番つらいですね。あとちょっとでメダルに手が届いたシーンがいくつもあったのに、本当にもったいなかったです。
小塚くん…先天的な故障をかかえて難しいことも多々あると思いますが、あのスケーティングはやはり日本男子に必要なんだ!と、私も今回つくづく感じました。予兆が当たらないことを祈っています。
| たら | 2013/12/26 4:22 AM |
>ふわくまさん、初めまして、でしょうか? コメントありがとうございます。

オリンピック代表のメンバーには私も納得しています。ただ、そうなんですよね、連盟の説明にはもやっとくることが多いです。選考基準にのっとって決めたのだと、率直に言ってくれたほうがいいんですけどね…。
今季のワールドの選考基準はほぼ五輪の選考基準と同じなので、基準どおりではあるんです。ただ、五輪と同じメンバーにするならその理由を説明してほしかったです。選手は単なる「駒」ではないのだから。

>とは言え、彼はもう、前を向いています。新しい人生を祝福して送り出してあげたいです。

そうですね。ファンがぐちゃぐちゃ言っていても選手のためにはならないですね!
大ちゃんの怪我が早く治りますように、小塚くんも四大陸ですばらしい演技を見せてくれますように、祈っています。
| たら | 2013/12/26 4:24 AM |
>cocoさんもMOIご覧になったんですね。うらやましい!
今回見に行けなかったのは一生の不覚でした…orz

>織田くん、長い間ありがとう! そして、これからの人生に幸あれ!

ですです! 新たな道でどうぞがんばってください!
| たら | 2013/12/26 4:24 AM |
以前コメントさせてもらいまして、またしゃしゃり出てきました。
たらさんの選手愛に満ちたブログが大好きです!

テレビで織田君の引退発表を観て、まだ茫然とした気持ちを引きずってます(TT)イチオシの選手は他にいるのですが、引退が残念すぎて…ラストサムライは試合でも観たかったです。

織田君の存在こそ、チームニッポンの別の精神的支柱のような気がしたり〜
引き際が見事でした。
オリンピックでは、是非とも特別リポーターや解説で会いたいです。
小塚君は…織田君がここで引退してしまったので、まだがんばるのではないかな?と思ってます。というか引退しないで欲しい。
手術するかどうかは解りませんが…是非4大陸、そして来季も観たい選手です。

| おれれ | 2013/12/26 8:34 AM |
>おれれさん、しゃしゃり出てきてくださって(笑)うれしいです!コメントありがとうございます。
私もまだショックから抜け出せないんですが、かっこいい引き際でしたよね。
織田くん自身、今季は調子もいいし衰えも感じていなかったけれど、若手にがんばってほしいから、と引退を決意したそうです。普通はそこでもう1年頑張るやろ!とツッコミつつ、織田くんにしか言えない温かい言葉でした(;_;)
おっしゃるとおり、織田くんの引退で小塚くんは自分ががんばらなきゃ、と思ったかもしれないですよね。怪我の状態はわかりませんが、ぜひぜひ続けてほしいです!
| たら | 2013/12/27 3:26 PM |
たらさん、再びこんにちは。
MOIは見に行って、ラストサムライで泣いてたから、もしかして?と思ってたら最後の会見。
せめてワールドに行ってほしかったけれど、スケ連の集客戦略にはめられましたね、小塚君も。

引退抜きにMOIの中でラストサムライは一番ひきこまれました。
スピードやキレがあって、あれで引退とは本当にもったいないです。

それにくらべ、りっちゃんさんのおっしゃるとおり、小塚君は元気がなかったような。せめてワールドにアサインされれば。ワールドは羽生君、小塚君、織田君とかにしてほしかったです。(ワールド見に行く私的に超おいしいメンバーですが)

選手ではないけれど、ぜひチームニッポンの精神的支柱としてソチでレポーターとかやってもらえたら嬉しいです。
| りょうしょうママ | 2013/12/28 4:28 PM |
>りょうしょうママさん、こちらにもコメントありがとうございます。
MOI行かれてたんですね!織田くん最後のラストサムライを生でご覧になったとはうらやましい限り。
解説者としてもかなりいけそうですよね。ぜひぜひ聞いてみたいなあ、織田くん解説。テレビ業界の皆様、今がチャンスですよ!

そして…そうなんですね、小塚くん。しばらく心と体を休めてほしいです。来年が小塚くんにとっていい年になりますように!
| たら | 2013/12/29 4:20 AM |
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