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ついに嘆願書まで!? 世界選手権パトリック&デニス問題 【追記:デニスのコメント】
前回取り上げました、ワールド男子の結果についての議論。日本ではこの件には納得されている方が多いみたいですし、個人的にも違和感なかったので、もう終わりにしようと思っていたんですが……また新たな動きが出てきてしまいました。なんと、アメリカのジャーナリストが、「デニスに金メダルを!」という嘆願書をISUとIOC(国際オリンピック委員会)に提出しよう、というのです。

あんまり楽しい話題ではないんですが、こういったものを見つけるとどうしてもほっとけないタチなもので……。記事としても、どうかと思うこと満載なんですよ! でも、海外ではこんなことになってるのかという、まあ情報にはなると思うので。

嘆願書を作ったジャーナリストのモニカ・フリードランダーさん自身が書いた、3月25日付のこちらの記事です。



「嘆願書: デニス・テンに金メダルを授与することを求めます」

そんなこと無理だって? でも以前一度、あったことなのだ。12年前、2002年のソルトレークシティ五輪のとき、世界中が立ちあがったことがあった。今また同じことが起こってもなんの不思議もないだろう。

腐敗と政治的偏向は、フィギュアスケートそのものの歴史と同じぐらい昔からあるものなのかもしれない。だがジャッジたちは時おり、世間が許容できないところまで調子に乗りすぎることがある。2002年冬季五輪のときには、世界中から巻き起こった抗議と、フランス人ジャッジによる腐敗の告白の結果として、国際スケート連盟(ISU)が前例のない決断をくだすことになった。2位だったカナダのペア、ジェイミー・サレー&デヴィッド・ペルティエ組(観客も関係者も優勝はこちらのペアであるべきだと考えていた)にも金メダルを授与することを決めたのだ。

昨夜、これと同じような措置を求める新たな嘆願書が作られた。今年のフィギュアスケート世界選手権が開催されて2週間足らずだが、その男子の試合でおこなわれたひどい悪事を正し、金メダルを受けるに最もふわさしかったカザフスタンのデニス・テン選手に金メダルを授与するよう求めるものだ。嘆願書はISUのオッタビオ・チンクワンタ会長と、国際オリンピック委員会(IOC)のジャック・ロゲ委員長に向けたものである。

カナダの世界チャンピオン、パトリック・チャン選手は、本人がのちに謝罪するほどミスの多い演技だったが、チャン選手に対して常に与えられる高得点が、明らかに金メダルを与えられるべきだった若い才能ある選手から金メダルを奪うことになった。カザフスタンの選手としては初めて世界トップクラス入りを果たしたテン選手は、5月13日、一世一代のすばらしい演技をおこなった。彼のプログラムは技術的に難度が高くミスがないだけでなく、芸術的にも非常に高度なものだった。テンは高得点を上げてフリー1位となったが、フリー2位のチャンとの差はわずかなもので、金メダルは僅差でチャン選手が勝ち取ることになった。チャンは2回の転倒を含む4つの大きなミスがあったにもかかわらず、である。

もしチャン以外の選手がそのような演技をしたなら、これほど表彰台に近い位置につけることはできなかっただろう。だがジャッジたちは、チャンのひどい演技を、テンの完璧な演技とほぼ同等にすばらしいものだと見なした。そしてショートとフリーの得点を総合して、チャンに金メダルを与えたのである。
 
チャンのショートが完璧だったのは事実だが、2位につけたテンのショートもすばらしかった。だが、(ショートよりはるかに重要な)フリープログラムでの2人の得点差は、2人そろってノーミスだったショートでの得点差よりずっと小さいものだった。こんなことをどう言い訳できるというのだろう?
 
この試合を記事にしたメディアのほとんどは憤りを表した。以下は各メディアに出た記事の見出しと、スケーターたちから上がった声である。

・「世界王者の謝罪は、ミスだらけの演技にふさわしいエンディングだ」(USA Today)
・「実績による採点、今でもフィギュア界に」(Chicago Tribune)
・「デニス・テンがあの世界選手権を制した。パトリック・チャンが勝ったのではない。彼の連盟が勝ったのだ!」(エフゲニー・プルシェンコのTwitterより)
・「いまだ実績が幅をきかせている。ジャッジは実際に起こったことではなく、いまだに彼らが見たいものに基づいて決定をくだしている。これがあらかじめ決まっていたことでないとしたら、わざわざ見る価値があるのか疑問に思ってしまうほど欠点に満ちた競技だ」(Christine Brennan, USA Today)
・「パトリックをおとしめるつもりはないが、2度転倒した選手があれほど高いPCSをもらうべきではない」(トッド・エルドリッジのTwitterより)
・「この採点はばかげている。人々が受け入れているのは、これが北米での大会だったからだ。もしこれがロシアだったらどんな騒ぎになっていたことか」(ジョニー・ウィアーのTwitterより)
・「華やかなエキシビションもフィギュア界の欠点は隠しきれない」(Reuters News)

こうした採点が、近年フィギュアスケートという競技が急速に、そして壊滅的に凋落している要因のひとつになっている。ショーは打ち切りになり、プロの試合はもはや過去のもの、現役選手は客が半分も入っていない会場で競技をし、テレビ局は1年で最も主要なイベントである世界選手権を放送しようともしない(数週間たってからハイライトを流すだけだ)。観客が見ているのとまったく違う試合をジャッジが見ているとしか思えない――そんなスポーツを客が見放しつつあることは、なんら不思議なことでもない。ファンは疎外され、わざわざ試合を見に出かけたり、わずかに残っていた信頼性を失いかけている堕落したスポーツにお金を払ったりすることもなくなりつつある。
 
悲しいことに、こうした採点の犠牲者はテン選手だけではない。去年の世界選手権でもチャン選手は同じくミスの多い演技をしたが、日本の高橋大輔選手をおさえて優勝した。観客は得点にブーイングし、表彰式でさえブーイングが起こった。ジャッジたちが今年、ぶじに会場を出ることができた唯一の理由は、今回の会場がチャンのホームであるカナダのオンタリオ州ロンドンだったからだ。また、今回の不正な採点から生じたスキャンダルのため、見落とされてしまった選手はほかにもいた。例えば、(スペイン初の)ワールドメダリストとなったハビエル・フェルナンデス選手。彼もチャン選手より優れたプログラムを滑ったが、彼の演技は金メダルをめぐるスキャンダルの影に完全に隠れてしまった。
 
チャン選手には誰もが想像していたより数十点も高い得点が出るこの傾向から、フィギュア界でよく使われるようになった新語が生まれた。Chanflation(Chan + inflation=「暴騰」)だ。チャンフレーションをはじめとするあからさまな採点偏向を可能にしているのは、2002年五輪のスキャンダル後にISUが採用した新採点システムそのものである。もともとは政治的採点が起きにくくなるように定められたものだが、まったく正反対の結果となっている。ジャッジは匿名であり、どのジャッジがどの選手に何点つけたのか誰にもわからない。その上、芸術点のかわりに導入された演技構成点(PCS)というのがはっきりしないもので、まったく主観的に採点されるものなのだ。

チャン選手には常に、技術的なミスをおぎなうに十分な高いPCSが与えられる。(言い換えれば、ミスが多いほど、それを救済するためPCSは高くならなくてはならない)旧6.0採点の時代には、選手がプログラムで多くのミスをすれば、芸術点で満点の6.0をもらえることはまずなかった。ミスや転倒はプログラムの芸術的価値をそこなうものだからだ。だが、今回チャン選手は、ミスがなかったテン選手よりもPerformance/Execution(PE)で高いポイント――9.5という高い点をつけたジャッジさえいた!――をもらっている。つなぎ(TR)でも9.75がついている。もしチャンがクリーンに滑ったら、ジャッジはどんな点を出すつもりだったのだろうか?

今回の嘆願書は、テン選手のスコアを見直し、金メダルを授与することを求めるものだ。だが、現在はフィギュアスケートが2002年当時ほど世界的に盛り上がっていないため、受理されることはおそらくないだろう。しかし、十分な署名が集まれば、少なくともフィギュアスケートという競技とそれを運営しているISUに巣食う腐敗に、世間の注目を集めることはできるはずだ。なおISUの会長は、ISU自身が定めた憲章に違反して、会長の座にすわり続けている。



*モニカ・フリードランダー記者が作った嘆願書というのが→こちら

今回の記事とほぼ同じ内容で、右に署名欄があります。1万通のサインを目指しているようです。(ちなみに、これを書いている3月26日夕方時点で集まっているのは400通弱。)

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 うーん、なんだかこれ読むと、日本というのがよっぽど特殊な国みたいな気がしてきますね。
チャン選手に対してだって、もちろん日本選手のライバルとしていろんな感情はあるでしょうけど、優れた選手として、リスペクトしているファンが多いんじゃないでしょうか。
それにこの記事、決めつけが多いわりに、具体的なポイントがないんですよねぇ。フェルナンデス選手も「チャン選手より優れたプログラムを滑った」とかあって、確かに私は大のハビちゃんファンではありますが、そうかなあとしか…。冷静な議論ならすばらしいんですが、ちょっと感情的かなあと。
とにかく、これ以上パトリックが悪者になりませんように!


【追記】 今回の結果について、デニス・テン選手が初めてコメントしていました!ロシア語の記事からの自動翻訳ですが、こちらの記事です。
グーグル翻訳ですみませんが、デニスのコメントだけざっと抜いてみると…

「フィギュアは主観的で保守的なスポーツ。選手やその国へのリスペクトは、長年いい演技を積み上げてこそついてくる。銀メダルは、今までそんな成果を上げたことがなかったカザフスタンにとって大きな達成だ。銀メダルは勝利だと言える。今回表彰式で初めてカザフの国旗を見ることができた。今の状況にコメントはできないけど、この銀メダルを見ると、もっと努力して、次はさらに上を目指そうという大きなモチベーションになる」

って感じですかね。デニス、よく言った〜(^ω^)

JUGEMテーマ:フィギュアスケート 
カテゴリ:2012-13シーズン | 16:37 | comments(14) | trackbacks(0) | - | - |
コメント
たらさんこんばんわ。与作の女房あらためよのにょです。今日からこれで行きます。
 訳文を読むだけでも消耗するような記事ですね。翻訳お疲れ様でした。我が意を得たりという方もいるでしょうがたらさんが言うように感情的だと思います。フィギュアスケートはなんでも起こりうるスポーツ。このジャーナリストさんがどのくらいのポジションにいる方かはわかりませんが、チャン選手だけでなくほかの選手の心も傷つけてしまうのではないかしら。
 とりあえず、感想まで。
| よのにょ | 2013/03/26 10:27 PM |
初めまして。お邪魔いたします・・
ずっと読ませていただいていましたが(以前アップされていた、羽生君の昨季フリーの考察なんて最高でした!)、何故か突然コメント欄に書き込みたくなりまして・・・・。

私も、単純に「ショートの点差で逃げ切ったか〜」と思っていたので、今回の記事に驚きました。
パトリック、貫禄たっぷりでおっさんにも見えますが、まだ22歳ですものね。先日たら様がアップされたPJさんのコメント(20歳の若者が一人で行う競技で、チームスポーツではない)を思い出しました。

いつも興味深い記事をありがとうございます!
これからも楽しみにしております(大変失礼なのですが、たら様の記事は、私が考えていることに近いなあ、と勝手に感じております・・)。
| ゆき | 2013/03/27 8:42 PM |
はじめまして。こんばんは。

「決めつけが多いわりに、具体的なポイントがない」「冷静な議論ならすばらしいんですが、ちょっと感情的」

同感です。

私はソルトレイクから男子フィギュアにはまったのですが、なかなか旧採点能から新採点に頭が切り換えられませんでした。たとえば「根性降り」のようなジャンプは、今のルールだとマイナスがつくジャンプなのですが、いまだに「よく降りた!やったー!」とテンションが上がってしまったりとか。

こうした記事を見ても、新ルールはまだまだ理解されていないのかなあと感じます。「日本というのが特殊」というか、日本のファンは熱心でいろんな試合を見ているので、よくルールをよく理解している、という面もあるのではないでしょうか。グランプリシリーズから、下位選手の演技もよく見ているようなファンと、世界選手権のトップ選手だけ見るというのでは、受け取り方も違うと思います。

「転倒しても高得点」は、私にとっては今さらな批判です。『寝てもさめてもフィギュアスケート』という本には「転んでも高得点なのはなぜ?」「PCSって何?」という帯が付いていますが、細かいルールについて、全てではなくても、何となく理解するためのツボってあると思います。「転倒しても高得点なのはなぜ?」と「ジャンプ全部成功しても得点がのびないのはなぜ?」……この二つは私の新ルール理解の両輪だったような気がします。好きな選手が後者である場合(私の場合はブライアン)には感情的なものがつきまとうので、なかなか難しいところがありましたが(苦笑)

結局は主観的なスポーツなので、感情的に受け入れられない結果があるのもわかります(私もたくさんあります)が、アクティブな批判行動を起こすのであれば、「なぜこうした結果になったのか」、「なぜこうしたルールに至ったのか」などに対しての理解が感じられるものでないと、ただのクレーマーで終わってしまう気がします。それに、人ってどうしてもゴシップとかスキャンダルが好き、という面もあります。そういう面ばかりがクローズアップされてしまうような報道に注目が集まるばかりでは、いよいよ人気がなくなるのではないのでしょうか。

新採点もまだまだ発展途上だと思います。冷静な議論の上に発展していってほしいなあと思います。

最後になりましたが、私は今回の結果には異議はありません。一応、批判している人の意見に対して聞く耳持ってみようと思い、考え直したりもしましたが……。パトリックの件に関しては前記事のコメ欄で冷静に書いていらっしゃる方もいらしたので繰り返しません。また、4回転を二度跳んだブライアンの点数がキムヨナよりも低いのはおかしい、いう批判を目にしますが、現ルールにのっとって検証してみれば何の問題もないはずです。今回の結果が、現ルールを理解するいいきっかけになればいいのですが。
| IZUMI | 2013/03/27 10:15 PM |
こんにちは。

Figure Skating Universeでも、この記事に対するスレが立っていましたね。Trash Can の方に行ってしまいましたが。

今回の試合結果を受けて何らかのアクションを起こすとしたら、

1) 「ルールがおかしいからこうなった」 → ソチ後のルール改正に提言
2) 「採点がおかしいからこうなった」 → 理由を示して嘆願書

で良いのは。

Tony Wheelerさんが 1) の「ルールがおかしいからこうなった」という立場で(ただし採点も所々おかしかった箇所があったことを指摘)、改正案の記事を次々とあげていますね。
| Tiffany | 2013/03/27 11:09 PM |
>よのにょさん、新しいお名前でのコメントありがとうございます&ご返事遅くなりまして申し訳ありません。
はい、翻訳していてけっこうげんなりしてしまいました。(だったらやらなきゃいいじゃないかって言われそうですがw)
この記者さん、本当に嘆願書を通そうというより、話題になればいいやぐらいの気持ちなのもしれない...という気がしてきましたorz
| たら | 2013/03/28 4:02 AM |
>ゆきさん、はじめまして&コメントありがとうございます。
ずっと読んでいただいていたのですね。そんな以前の記事をほめていただき光栄です!
そうですよね、おおかたの日本のファンの反応は、「デニス惜しかった。しかしパトリック強ええ〜」といったところだったと思うので、今回の海外の反応は私も驚きでした。しかも個人攻撃になってしまっているところがなんとも…ねぇ。
近ごろ更新とどこおりがちですが、これからもコメントいただけたら嬉しいです!
| たら | 2013/03/28 4:11 AM |
>IZUMIさん、はじめまして&コメントありがとうございます。
「根性降り」そんな言葉もありましたね!私はニワカファンの部類に入るもので、気迫で降りたジャンプもすぐ「ぐり降りだ」とか思ってしまう自分が悲しいことも多々あります(笑)。
ああ、ブライアン・ファンでいらっしゃいますか!彼は時代が変わっても自分のスケートを貫き通しつつ、現行ルールにも適応しようと戦い続けていますよね。
そういう各選手の努力を無視してノーミス至上主義に走るのは、いくらなんでも乱暴すぎるなあ、と私も思っていました。
「今回の結果が、現ルールを理解するいいきっかけになればいいのですが」
↑そうなればすごくいいなと思います。
またぜひコメントお待ちしています!
| たら | 2013/03/28 5:10 AM |
>Tiffanyさん、コメントありがとうございます。
そうですか、FSUでも…。あとでこわごわ見に行ってみようと思います(笑)。
Tony Wheeler氏の記事は、数字が苦手な私にはかなりつらいのですが、建設的なことを言っていますね。「PCSは実績や観客の反応につられやすいから、TESとPCSとでジャッジを分けるべきだ」とか、「ジャンプによって転倒のディダクションを増減させるべきだ」とか。今回のパトリックだけでなく、いろいろな選手について指摘しているのもすばらしい。
興味がある方はぜひどうぞ〜。(投げてしまいましたw)
http://www.flutzingaround.com/ (3月16日の"What a Great Mens Championship at 2013 Worlds"以降の記事)
| たら | 2013/03/28 5:24 AM |
コメント欄の方
>日本のファンは熱心でいろんな試合を見ているので、よくルールをよく理解している、という面もあるのではないでしょうか

現実にはルールを理解しながら批判している人もかなりいるので、チャン批判への批判をする人々と、ルールや結果を批判する人々との齟齬が生まれるのだと思います。
ルールを知らないから批判が生まれる、と思ってしまうとそこで対立が生まれます。
| とおりすがり | 2013/03/30 12:21 PM |
>とおりすがりさん、遅ればせですがコメントありがとうございます。
そうですね、確かに日本のファンだけが特別ルールに詳しいわけではないですものね。
選手、元選手、関係者は当然ルールに精通した上で声を上げているのでしょうし。
今回のことが選手や連盟批判でなく、建設的なルール改善につながるといいなあと思います。まあ、なかなか難しいのでしょうが。
| たら | 2013/04/01 7:35 PM |
はじめまして。初めてコメントさせて頂きます。
デニスがFSノーミス(3Fが抜けましたよね?)でパトリックに僅差で負けていたら、批判はより信憑性のあるものだった気がします。自分も今回は、デニス優勝でもよかったのではと思うものの、SPの点差で逃げ切ったか、という印象です。
パトリックとキムヨナ(選手個人を含む陣営なのでしょうが)は新採点の申し子のようなものなので、たびたび批判の対象になりますね。男子シングルは、日本の盒供羽生選手をはじめ、パトリックに勝てる可能性が残っているので批判も少ない気がします。また、パトリックには誰もが認めるすばらしいスケーティング技術と4回転という大技もありますし。
しかし、女子シングルは、もはや他の選手に勝てる可能性は皆無です。今の現役選手でSP、FSノーミスで演技して220点を超えられる選手はおそらくいません。浅田が3A、3-3をSP、FSに入れでもすれば可能性はありますが、現実的ではありません。逆に言うと、それほどの点が決して高難度とはいえない演技構成のキムヨナに出ているのは、(GOEやPCSで説明できるのでしょうが)やはりおかしいと思います。210点くらいで優勝していれば、他の選手にも十分可能性はありますが…。五輪後、各選手が努力を重ねてコツコツと評価を上げていたのに、それが一気に全否定されたような気分です。

話がそれてしまいましたが、今のフィギュアの問題点が、たらさんのおっしゃる通り、選手批判や連盟批判ではなく、ルール改善やフィギュアの発展につながればいいなと思います。
| たけ | 2013/04/03 11:50 AM |
>たけさん、はじめまして&コメントありがとうございます。
確かに今回のキム選手の点はものすごい高得点でしたけど、私は他の選手が彼女に勝てる可能性が皆無だとは思わないんです。浅田選手は超高難度のジャンプを取り戻しつつあるし、女子ではほとんどキム選手の専売特許だったルッツ・トウの3-3を跳ぶ若手がロシアやアメリカから出てきましたし。今回も浅田選手がもし完璧にノーミスだったら、それこそすごい銀河点が出ていたんじゃないでしょうか?
今回のキム選手は加点がもらえるクリーンなジャンプばかりだった上に、ジャンプ以外の要素でも取りこぼしがほとんどなかった…まあ、加点つきすぎかどうかは議論があるでしょうけど、今回の得点には私はけっこう納得しているんです。
ただ個人的には引っかかるのはPCSの出方のほうで、そこまで圧倒的なものがあったかどうか…。でも、最近の傾向として男子も女子もTESの高い選手、特にジャンプが上手な選手にはPCS(特にSS)が出やすいような気がするので、そういう流れなのかもしれません。
長くなりましたが、別にキム選手を擁護しているとかではないんです。この場をお借りして個人的に思っていたことを書かせていただきました。もしもお気にさわりましたら申し訳ありません<(_ _)>
| たら | 2013/04/03 7:59 PM |
お返事ありがとうございます。
いえいえ、こちらこそ男子の話題なのに女子の話をしてしまって、申し訳ありません。ついでなのでもう少し話させてください。笑
超高難度でやっと銀河点を得る浅田選手と、同じかそれ以上の点を得るキム選手の点数にはやはり違和感を感じます。あげ足をとるような言い方で申し訳ありません。また、若手の選手に220点もジャッジは出してくれるでしょうか。今回SP、FS見事にまとめた村上選手への点の厳しさを考えると、やや楽観的に感じてしまいますが、ぜひそうあってほしいものです。男子ではデニス選手がすばらしい演技で相応の点を出してもらったので、女子にも期待するしかありませんね。
今回のキム選手のSPの点数は、本人も不満を述べたように、いつもより低めだった気がします。FSの点の出方(いつものキム選手の点数)を考えると、75〜80点でもおかしくないと思います。逆に、SPの点の出方で考えるとFSは140点くらいが妥当だと思います。SPからFSでのGOE、PCSの跳ね上がり方が尋常ではなく、GOEはほぼ全ての要素で1点以上の加点がつき、PCSでは10点が並ぶことに戸惑ってしまいます。
私自身はキム選手の演技は大好きですし、応援したい選手ですが、日本女子を応援する立場からすると、演技と点数の乖離に戸惑いを感じずにはいられません。
長々と自分の主張をしてしまって申し訳ありません。以後、気をつけます。笑 返事は不要です<(_ _)>
| たけ | 2013/04/05 4:07 PM |
>たけさん、再コメントありがとうございます。
ご意見いただけて、ありがたいですよ。気をつけていただかなくて大丈夫ですので!
SPとFSで点の出方が変わるのは、私はかえって健全だと思うのですが、若手には220点は出ないでしょうね。その辺が私もキム選手のGOEとPCSに引っかかっている点でした。
やっぱりジャッジは選手の実績や格付け、滑走順などに引っ張られてしまうんでしょうねぇ。ただこれを言い出すと大変なことになるのかもしれませんが…。
| たら | 2013/04/06 5:46 AM |
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