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2013年四大陸選手権 なんちゃって観戦記(終) 「Day Three」
遅ればせにもほどがある「なんちゃって観戦記」、いよいよ競技最終日の2月10日(日)。今日は朝の6:40からペアの公式練習が、アイスダンスの表彰式が夜の23:00ごろまでという、全部フルで見たらなんと16時間以上という、超苛酷な日なのです!

全部見るのはちょっと無理だとしても、ペアの後に行われる女子とアイスダンスの練習は見るぞ!と気合を入れていたのですが、急きょ、そのどちらもあきらめることに。なぜかというと……
ナン・ソン選手のファンミーティングに参加できることになったからなんです!!

(このファンミ、お世話にしてくさだったZさんから「開催できるかも」という話は聞いていたのですが、開催が正式に決まったのは前日深夜。Zさんの骨折りには本当に感謝してます。ありがとうございました<(_ _)>)

会場は大阪市内某所。指定されたロビー某所に向かうと、ファンミ参加者らしき方々が、緊張のおももちで集まっています。
そのときでした。背後に気配を感じてふりむいたとき、ロビーから「きゃあっ!」と歓声があがりました。エレベーターホールからふらりと現れた長身の若者。黒い革ジャケにラフなパンツとブーツ。両手をズボンのポケットにつっこんで、ちょっと首をかしげ、さわやかに微笑む甘い笑顔……って、華流ドラマの主人公そのまんまやんけ!
いえ、ナンソン選手と言えば現役きってのイケメンスケーターっていうのは常識ですよ。しかし、ここまでのハンサムさんだったとは! 参加者一同、すでにぽーっ状態でファンミは始まったのでありました。

実はナンソンくん、今回は日本に来る前から熱を出していて、ショートではなんとか力を出せたものの(あの完璧な4-3を決め、萌え燃えなガッツポーズが飛びだした神演技ですね!)、フリーではふらふらだったそうで、結局ショートから1つ順位を落として6位。しかも同郷のジュニア選手ハン・ヤンくんの下位に甘んじることになって、ワールド出場もまだ確定的ではないという状態。
また、GPS中国杯でアダム・リッポン選手と衝突した影響で歯にひびが入っており、今でも食事に気をつかわなくてはならない状態だそう。おまけにこの日は中国の旧正月にあたる日で、ファンミ前夜は中国チームのお祝い会で睡眠不足だったとか…。
なのに、終始とびっきりの笑顔でとても丁寧に接してくれたナンソンくん、素敵でした!



では、ものすごく断片的ですが、思い出せる範囲で。(やりとりはすべて通訳さんを通してのものです)

憧れのスケーター、好きなスケーターは?
「昔の選手ではプルシェンコ、ヤグディンと中国の李成江(チェンジャン・リー)、張民(ミン・ジャン)、そして日本の本田武史。新採点システム以降では、振付してもらっているジェフリー・バトル。日本の高橋大輔も好きです」
日本選手では誰と一番仲がいいですか?
「昔から一緒の試合に出ていた羽生選手と一番親しいですね。今回は試合があったからまだあまり話せていないけど」
自分のプログラムで一番のお気に入りは?
「ジェフに振付してもらった今季のショート」
中国料理で好きな食べ物は?
「焼き魚」(←笑。通訳さんによると日本のとは別物なんだそうですが、いったいどんなものなんでしょ?)
好きな女性のタイプは?
(ものっすごく照れて、隣に座っていた中国のプレスの方に何やら相談してから)「穏やかで、あまり外向的でなく落ち着いた人。自分もそんな性格だから似たような人がいいな」
自分がハンサムだという自覚はありますか?
(笑)「そんなに醜くないとは思います」
中国ではモテるほうですか?
(笑)「まあまあかな」
ハンヤン選手の自撮りについてはどう思いますか?
(嬉しそうににっこり笑って)「彼はナルシストなんだよ」

*本当はこれよりもっと多くのQ&Aがあったんです。このファンミについては、主催者のZさんがブログで詳細にまとめてくださっています。すばらしい写真や動画もたっぷりなので、よかったらどうぞご覧くださいね♪→中国花样滑冰迷


「好きな女性のタイプは?」と聞かれたナンソンくんのリアクションがかわいすぎて…(*´∀`*)

そして、な、なんと参加者一人ずつお話しして記念写真を撮らせてもらうことに。私、すっかり舞い上がってしまい、こんなアホなやりとりを展開してしまいました。
 私「あなたは現役スケーターの中で世界一ハンサムだと思いますが、俳優にならないかっていう話はないのでしょうか?」
 ナンソン「いや(苦笑)芸能界はとても競争がきびしいからね」
 私「歌もとてもお上手ですよね。CDを出したりはしないんですか?」
 ナンソン「いやあ、CDを出しても売るのはとても大変だからね」
 私「もしあなたがCDを出せば、日本のファンはすぐに買いますよ!」
 ナンソン「じゃあもし出したら、あなたにはただであげましょう」
 私「❤」
……アホすぎる私orz。しかしナンソンくん、芸能界入りについてはけっこうシリアスに受け止めている様子?ゴクリ。
最後にナンソンくんを中心に、参加者全員で記念撮影。お世話してくださったZさん、通訳さん、カメラマンさんに感謝。そして終始さわやかで笑顔でノーブルでイケメンだったナンソンくんに大感謝!なひとときだったのでした。

女子フリー

ファンミだけでこんなに長くなってしまいました……。この後、会場にかけつけてペアと女子のフリーを観戦したわけなんですが、全部書き起こそうとするとえらいことになりそうなので、女子で印象的だった演技だけ。

まずはなんと言っても、ジジュン・リーちゃん。ノーミスのすばらしい演技でした!見た目や滑りは儚げで、日本女子やアメリカ女子に比べると弱々しい印象すらあるのに、なぜか会場中を引きつけてしまう魅力があるんですよね。
ケイトリンは、リンクに立ったときからいつもの笑顔がなく、残念ながらジャンプミスを連発してしまったけれど、あのフリーはやっぱりすごいプログラムだと思いました。カルメンという女性の物語をひとりで表現しつくそうという、ものっすごく濃いプロ。今回、きっと初めて悔しい思いをしたと思うので、ワールドでどれだけリベンジできるか、とっても楽しみです!

偶然にも年齢順(グレイシー→かなこ→ガオ→真央→明子)となった最終グループ。SPは死ぬほどドキドキしながら見ていた真央ちゃんですが、フリーはなぜか安心して見ていられました。ミスがあったとしてもきっと大丈夫だろうな、そう思わせる雰囲気がありました。もちろん3A着氷(またも目の前)の時は、回転不足だろうと何だろうと絶叫してしまったわけですが(^_^;)
結果はご存知のとおり。日本女子3人、頼もしかった!真央ちゃん、明子ちゃんはもちろんですが、かなこちゃんにも強い存在感がありました。それぞれジャンプで少しずつミスがあったから、まだまだ得点を伸ばせる余地があるってことですよね!

男子スモールメダルセレモニー


さて、女子フリーの興奮もさめやらぬうちに、私は急ぎ足で通路を半周。ジャッジ側に到着すると、通路の一角にもうけられたステージのまわりには、もうみっしりと人垣ができています。これからここで、男子のスモールメダルセレモニーがおこなわれるのです!
やがて人垣は、満員電車並みのおしくらまんじゅう状態へ。そんな混雑ぶりをステージ上からカメラにおさめる海外プレス。それに「イエーイ!」とピースでこたえるお客たち。すでにテンション高いです。

汗だくで待つこと30分。大歓声に包まれてメダリストたちが登場しました。まずはフリーの上位3名、ケビン、マックス・アーロン、羽生にスモールメダル授与。その後、マックスにかわってハン・ヤンが登場して、総合の上位3名、ケビン、羽生、ハンヤンに記念品を授与。そのたびにお客さんから「イエーイ!」「ひゅーひゅー!」と声が飛んで、異様な盛り上がりに選手たちも苦笑い。



ここでなんと、お客さんとの質疑応答コーナーが。このやりとりがおもしろかったので、思い出せる範囲で再現してみますね。

まずは羽生くんへ質問。「今回、ルッツを跳ぶ前に後ろを振り返っていましたが、その理由は?」
羽生「ブライアンの方針で、軌道を確認してから跳ぶほうが軸がつくりやすいからと。残念ながら、今回ルッツはパンクしかしてないですけど」
続いてケビンへの質問。「目標とするスケーターは?」
ケビン「なれるかどうかはわからないけど、常にプルシェンコに憧れを抱いていました。だからいつか彼と同じ舞台で競ってみたいですね。できればソチ五輪で」それを聞いて、うんうんとうなずくゆづ)
そして、ハンヤンへの質問がこれ。「なぜ自撮り写真をネットにあげるんですか?」(ええと、ハンヤンくんは自分で自分のナルシー写真を撮って中国版ツイッター「微博」にアップしまくることで有名なんですね。ハンヤンくんは始めはぽかんとしていましたが、通訳さんが耳打ちすると、照れ笑いしながら何やらひと言)
ハンヤンの通訳さん「ほかにすることがないからです」
場内爆笑。「かわい〜!」「赤くなってる〜!」の声が飛びかいます。

最後に3人にそれぞれ、「今大会の自分の演技をどう思いますか?」という質問が。
ケビン、笑顔で、「観客の応援に後押しされました。ショートが始まった瞬間からフリーの一番最後のポーズをとるまで、みなさんの応援が力となりました。本当にありがとうございます」
続いてゆづ。「僕もショートの始まりからフリーの最後まで…と、軽く笑いを取るあたり、さすがです)おんなじことじゃだめですかね。えっと、日本語使えるんでちゃんと言います。ショートはルッツのミスをしてしまったのがすごく悔しいですし、フリーでもサルコウをパンクしちゃって。今回パンクしかしてないっていう、ほんとすごい悔しい結果になってしまったんですけど、絶対このままじゃ終わりたくないなと思ってますし、世界選手権ではこの隣(ケビンの場所)に立てるように、しっかり練習していきたいと思います。もちろん、日本男子はこんなんじゃ終わらないと思ってます。自分も先輩方も一緒になってこの結果を受け止めて、しっかりがんばりたいと思います!」
この強気な言葉に場内、大盛り上がり。「ひゅーひゅー!」「ゆづ、かっこよすぎ!」「えらいねー!」などの声が降り注ぎます。うつむいて、いやいやいやと首をふるゆづ。
打って変わって、ハンヤンは小声でなにやら一言。
ハンヤンの通訳さん「結果はオーケーだったけど、ちょっとリスキーだったかな」(英語の通訳さんは「結果オーライ」と訳していましたが、もしかするとフリーの4回転で転倒して肩を痛めたことを言っていたのかな、という気もします)
このハンヤンの答えにまたもや、「ヒュー!」「かわい〜!」「ハンヤーン!」の大歓声。当のハンヤンは照れまくって、じっと記念品を眺めているという、なんとも異様な盛り上がりを見せた男子スモールメダルセレモニーだったのでした!

アイスダンス…そして大輔さん。

このあと、最後の競技、アイスダンスのフリーが行われ、完璧に見えたシブタニズにまたも点が出なくてガクッという場面もあったけれど、すばらしい演技の連続で、長いようであっという間だった3日間が終了。

アイスダンスのときは、競技を終えた選手たちがたくさん関係者席にすわって、自国の選手に大きな掛け声をかけていました。また、ザンボタイムには、リッキー、ロスくん、アーロンくんのアメリカ男子3人とガオちゃんが、ロビーでファンに囲まれて、写真やサイン攻めに。試合の緊張から解き放たれて、選手もお客さんもなんだかお祭りみたいな雰囲気になっていたような気がします。
そんな中でも、日本選手の姿はないんですよね。日本選手は国内では「スター」だからしかたないけど、少しさびしいなあと思っていたら、なんと関係者席で大ちゃんが、ミーシャくんと並んで観戦しているじゃありませんか! さすがにファンのサインはお断りしてましたが、大輔さん、やっぱりアイスダンス大好きなんだなあ。今回はかなり衝撃の結果だったけど、ワールドに向けてがんばってくれぃ!としみじみ思ったのでした。

残念ながらエキシビションまでは観戦できなかったため、私の四大陸はこれでおしまい。
さようなら、ありがとう、大阪!!



*写真はすべて私撮影です。

JUGEMテーマ:フィギュアスケート
カテゴリ:観戦・ショー・イベント | 02:31 | comments(6) | trackbacks(0) | - | - |
コメント
 お疲れ様でした〜ナンソン君、競技の時と全く違った印象のお顔、素敵な表情ばかり〜!スモールメダルセレモニー、空気が伝わってきます。異様な盛り上がりも当然、間違いなくワールドそしてソチのメダル争いに絡む面々ですもの(そのくせなんでこんなに可愛いんだこいつら)
 李子君選手読み方ははジジュンちゃんで決まり(にしましょう)若手バレリーナの登竜門ローザンヌコンクールでお馴染みの「オーロラ姫」、可愛くって元気いっぱいでハマリプロ。そしてあんなに華奢なからだなのにタフなのは中国三千年の秘術があるのでしょうか。
 さて、まとめます。期待の北米女子は失速、全米ナショナルから調整途中だったのでしょうか。読みは外れました。日本女子の底力を見た大会でした。
 萌えどころ満載のレポありがとうございました!
| 与作の女房 | 2013/02/21 9:00 PM |
>与作の女房さん、長々しいレポ(とも言えないものですが^^;)読んでいただきありがとうございました。

>(そのくせなんでこんなに可愛いんだこいつら)

あはは、まったくです。ケビン、ゆづる、ハンヤン…それぞれ独自路線の可愛さ&強さですよねぇw
北米女子は若さが出てしまったかもしれません。日本女子3人は(まだ若いかなちゃんを含め)ワールドに向けて徐々に上げてきている感が非常に頼もしかったですよね!
| たら | 2013/02/22 10:54 AM |
「なんちゃって観戦記」(終)、しっかり笑わせていただきました(((o(*゚▽゚*)o)))
ツボは、ナンソン君とたらさんのやりとり。
それから、ハンヤン君の「ほかにすることがないからです」

ヨーロッパ選手権はフェルナンデス君、4CCはケビン君と複数の4回転ジャンパーが優勝して、時代の大きな変化を感じます。
バンクーバーオリンピックは4回転を飛ばずに金メダルだったのに。
4回転をいくつ飛ぶのか、そして、流れがあるより美しい4回転を飛べるかが勝負を分ける。
そうなると、やっぱり若い選手、勢いのある選手が有利ですね。

大ちゃんには本当にがんばってほしい。
大ちゃんの魂を揺さぶられるような演技が大好きだから。
どうか、ワールドでは大ちゃんの素晴らしい演技が見られますように(ー人ー)
| coco | 2013/02/22 8:08 PM |
>cocoさん、コメントありがとうございます。
お粗末様でした!笑っていただけたなら光栄です!!^^
そうですね、フェルナンデス君とケビン君の優勝。そして羽生くんとアーロン君が日米のナショナルチャンプになったことも象徴的でした。確かに4回転を複数回入れるのは、年長の選手たちにはきついんでしょうね(;_;)
でも、年長さんたちのピークは何といってもワールド。そして、ソチに人生最大のピークをもっていきたい、という執念は、年長さんたちのほうがずっと強いんじゃないかと思うんですよね。
大ちゃんはじめ、おっさんたちの意地に期待してます!
| たら | 2013/02/23 4:36 PM |
たらさん、たらさん
>大ちゃんはじめ、おっさんたちの意地に期待してます!
大ちゃん、まだ20代ですからね。
ベテランくらいでお願いしますよ(^_^;)
| coco | 2013/02/26 11:23 AM |
>cocoさん、はは、すみません(^_^;)
はい、ベテラン選手たちにはベテラン選手ならではの経験と強さ、ここぞというときのしぶとさがあると思うので、がんばってほしいです!
| たら | 2013/02/27 1:26 PM |
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