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たらのフィギュアスケート日記大好きなフィギュアスケートについて語っています。
男子シングルに偏る傾向あり。 たまに海外記事も翻訳してご紹介します。 |
例によって記事アップが遅れている間に、ジュンファンくんはもうとっくにファイナルの地を発って、故郷・韓国へ帰ってきてしまいました。相変わらずのスローペースのヘタレブログです💦
今頃ですが、韓国男子初のGPFメダルおめでとう! そしておかえりなさい!(一応日本と同じ標準時の国ですもんね)
🍀 🍀 🍀 🍀 🍀
昨日12月11日夕方、仁川空港に降り立ち、たくさんのメディアとファンに囲まれたジュンファンくん。どの写真を見てもニッコニコ。長旅の疲れも見せず、充実した笑顔が印象的でした。
この空港での一問一答の記事が上がっていましたので、日本語にしてみました。例によってグーグル翻訳頼みなので、ざっと意訳程度だと思ってくだされば〜。
元記事はこちら→'금의환향' 차준환 "내 페이스대로, 차근차근 발전하겠다" (일문일답)
Q:韓国フィギュアの新しい歴史をつくった感想は?
J:今季はよい成績を収められて気分がいいです。今季はファイナル進出を目標にしていましたが、練習どおりに演技でき、メダルまで取れてうれしいです。
Q:ファイナルという大舞台で、ミスをしても落ち着いてよく耐えた。緊張は?
J:五輪以降最初のシーズンにファイナルまで進出できて、とても緊張しました。それでも試合にのぞむときには、練習してきたとおり落ち着いてベストをつくしました。
Q:今後の新しい目標は?
J:怪我をせずよいシーズンを送ること。それ以上の目標はありません。自分のペースでゆっくり進んでいきたいです。残りの国際試合でも自信をもってベストをつくし、よい成績をおさめたいです。
Q:ルールが変わった影響は?
J:大きな影響はなかったと思います。あまり気にしませんでした。ルール変更に合わせてオフシーズンに一生懸命練習しました。
Q:今跳んでいるジャンプ以外に練習しているか?
J:シーズンが始まる前には4Tと4S以外のクワドも練習しましたが、以前の構成をメインにしました。トップ選手になるにはもっと高難度ジャンプが必要ですが、昨年苦労した経験があるので、無理に構成を上げようとするよりも自分のペースに合わせてゆっくり成長していくことが大切だと思います。
Q:昨シーズンと比べてよくなった点は?
J:昨年よりも練習のときに自己管理をするようになりました。ハードな練習をしてもケガをしないよう注意しています。また、緊張をコントロールする力も昨年よりついたと思います。そうした部分が成長したと思います。
Q:最終的な目標は北京五輪のメダル?
J:まだ今は急に成長しようとするよりも、自分のペースで毎シーズン成長していきたいです。
Q:自分が有名になったと感じる?
J:有名になったというよりも、試合で自分の名前が呼ばれたときに応援の声が大きくなりました。それが緊張をとてもやわらげてくれる気がします。
Q:怪我の管理をしっかりしたそうだが?
J:怪我はなくなることはありませんでした。スケートカナダに行く1週間前から足がスケート靴に押されるようになりました。そこからファイナルが終わるまで回復することはありませんでした。怪我が悪化しないよう努力していました。股関節は昨年にくらべたらよくなったと思います。
Q:表現力アップのための努力は?
J:今季のフリーの曲を選曲しました。気に入っていますし、練習するのも楽しかったです。ジャンプ以外のスピンやステップも重要なので、構成を変えてみたり回転数を変えたりしながら試合にのぞみました。特に何かをするよりも、フリーの曲を何度も聴いて、試合が終わるたびに振付の先生と、足りない部分を直す作業をしました。
Q:五輪の経験が成長に影響を与えた?
J:五輪を経験したことで多くのことを学びました。五輪までは国際大会の経験があまりなかったですが、五輪を経験してから自分ならではのルーティンが増えていきました。緊張しても練習のときのように落ち着いてのぞむにはどうすればいいのか、学んでいっています。
…なんと、今年も怪我をかかえていたんですね><
問題はスケート靴にあったようで、別の記事によると、スケカナの1週間前から靴問題が起こったため、ふつうは演技直前にロッカールームで靴を履くところを、「わざわざ20分前に靴を履いて、負荷のかかるスケーティングのトレーニングをし、痛みに慣れようとした」のだそう。また、「フィンランド大会終了時にはGPFに進出することを予想できず、そこでスケート靴を替えた。ところがその靴が合わなかったため、さらにもう一度替えることになった」とか。まだ身長が伸び続けていて今や180センチ近くあるそうですが、その割には足のサイズが26センチと小さいことも合う靴がなかなか見つからない原因なんだそうです。
はあぁ…。去年痛めていた股関節のほうは大丈夫そうなのが幸いですが、成長が止まらないことでいろいろな障害が出続けているのはつらいですねぇ。でも、その状態を受け入れて、できるだけ痛みが悪化しないよう自己管理を徹底した、というのですから、ぽよ〜んとした穏やかな笑顔の下で大変な努力を積み重ねているんだなあと。怪我をかかえているスケーターは数多いと思いますが、本当に過酷なスポーツですよね。
🍀 🍀 🍀 🍀 🍀
ジュンファンくんは「もってる」人だと先日書きましたけど、ただもってるだけじゃなかったですね。
手にしたチャンスを自分の力で結果に変えていける人、強い人でした。
フリーはオータムクラシックの169.22を超え、SBとなる174.42(TES91.58+PCS83.84)。総合でもオータムの259.78を超えるSBの263.49点。SP4位から順位を上げ、みごと銅メダルに輝きました。
韓国男子初、男女合わせてもキム・ヨナ以来9年ぶりとなるGPFメダル、おめでとう〜!
最初の4Tは惜しくも転倒。しかも回転不足。でも、演技後のコメントによると、ジュンファンくん、この転倒でひるむどころか、「最初のジャンプのミスをして瞬間的に自分自身に腹が立った」「しかし、心を引き締めて、残りの動作に集中した」のだそうです。
練習で跳べていたジャンプなのに、本番でミスしてしまったことへの怒り。この強い気持ち、キュートで静かなたたずまいの下に隠れた負けず嫌いが、転倒以降のすばらしい演技を決定づけたんだと思います。
深いエッジで加速するステップ。ためらいなく高く遠くへ跳ぶジャンプ。「じゅりえーーっ!」からのたたみかけるようなジャンプとスピンの連続も、音楽に少しも遅れることなくひたすら突っ込んでいくひたむきさは、まさに若き情熱家ロミオを体現していました。
今季、世界のトップ男子の中でも抜群の安定感を見せてきたジュンファンくんですが、韓国男子初のメダルがかかったこの大舞台でも、何にも惑わされることなく、ただ攻めていける強さは本当にすばらしかったです。
エキシでは黄色い歓声がそこかしから。すっかり世界の人気者になっちゃいましたねぇ。
🍀 🍀 🍀 🍀 🍀
今後、出場が決まっているのは14日の「全国冬季体育大会ソウル市予選」、21日からの「ランキング大会」、1月11日からの韓国ナショナル。そして2月はじめの四大陸(米コロラドスプリングス)、3月のさいたまワールドも目指す予定だそう。四大陸代表はランキング大会で、ワールド代表はナショナルで決定されます。まだまだ多忙なシーズン後半が続きそうですね。
ソウル市予選では、今回公式練習で着ていた白い新衣装に替えてくるのか? そして、シーズン前半は出場した5試合ですべて表彰台でしたが、果たしてシーズン後半は⁉……って先走りしすぎですよね💦
まずは、久しぶりに故郷で過ごす年末年始、ご家族や親しい人たちと少しはゆっくりできますように!
では、最後に写真でふりかえるジュンファンくんのGPF2018〜。(いまいち解像度悪いですが…💦)
今年のバンケのテーマは「山岳シック」だったんだそうです。果たしてこのテーマに沿ったファッションだったのかどうかは謎ですが、モデルでもあるジュンファンくんの高度なファッションテク…なんですよね、きっと💦
帽子にしろトナカイの角にしろ、かぶりものが似合いすぎるジュンファンくんです💛
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