一歩ずつ進んでいく 小塚崇彦インタビュー@GoldenSkate
もっと早くアップしたかったんですけど、いろいろと取り紛れてしまいまして…。
12月2日付けでGolden Skateに掲載された小塚くんインタビューです。いつ、どこで取られたインタビューかは書いていませんが、ライターのKondakovaさんはロシア関係が多い方のようですし、ロステレコム杯でフリー終了後におこなわれたものではないかと思われます。
インタビューは日本語通訳を通してのもののようですが、丁寧に言葉を選びながらとつとつと語る小塚くんの口調が伝わってくるような英文だと思います。文中には「元ワールド銀メダリスト」「元全日本チャンピオン」などの経歴がたびたび挿入されていますが、煩雑になるので省略させていただいています。

元記事はこちら→One step at a time for Japan’s Kozuka By Anna Kondakova


「小塚、一歩ずつ進んでいく」


2014年スケート・カナダでSP演技中の小塚崇彦…いい写真ですねぇ、これ。

昨シーズン、日本の小塚崇彦は、彼のキャリアで最も大きな失望を味わうことになった。全日本選手権で3位になったものの、オリンピック代表には選出されなかったのだ。そのことを今でも引きずっているのだと、彼は打ち明けた。だが、25歳の小塚は、今はそれを乗り越えようと決意しており、ロステレ杯での演技は自分が立ち直るきっかけになるものだったと考えている。

「オリンピック代表になれなかったことには、すごく落胆しましたね」と、小塚は認めた。「目標まであと1歩のところまで来ていたのに、逃してしまった。そのことが今シーズンの自分のスケートにも影響している気がします」

わずかでも立ち直る助けになったことのひとつが、日本で開催された2014年世界選手権への出場だったという。
「世界選手権の代表に入れたことは、僕にとってすごく大きなことでした。あそこで他の選手たちがそれぞれ全力でがんばっている姿を見たこと、それが僕を前に押し出してくれたんです。僕は自分に言いました。『お前はここにいるんだ。やるしかないだろ!』って。今やらないでどうする、と思いました。僕のまわりのだれもが本気でやっていた、だから僕もやったんです。あの試合で僕にあの演技ができたのは、自分がそう望んだからというよりも、あの雰囲気に背中を押されたからだったと思っています」

世界選手権では6位という、まずまずの結果を出せたが、その後、五輪後のシーズンを迎えるにあたって次なる試練が立ちはだかることになる。
「8月まではすべてが順調だったんです。気分もよかったし、スケートに自信が持てて、調子もよかった。このまま前に進めると思っていました。アイスショーに何回か出ましたが、そこでもいい演技ができていました」

ところが、その後すべてがボロボロと崩れていった。
「やるべきことをやって、一生懸命努力しているのに、次から次へと怪我に見舞われたんです。まず首の痛み。腰の痛み。足首を怪我して、さらに肩にも問題が起こりました。いつも必ずどこかを痛めている状態でした。自分ではまったくわけがわかりませんでした。前に進みたいのに、それができない。スケートに集中することができなくなってしまったんです」

この状態は9月から10月いっぱいまで続いた。そのせいでJapan Openとスケート・カナダでの演技に影響が出て、それぞれ6位と8位という結果に終わってしまった。

こうした苦境にあってもなお、小塚は4回転ジャンプを跳ぶことをあきらめなかった。クワドなしでは、今月12月の末におこなわれる全日本選手権で表彰台を狙うことができないと、わかっているからだ。
「それは去年も同じでした。できないなら、出場する意味はないんです」

クワドはモチベーションを保つためにも大切なものだと、小塚は感じている。じつはスケート・カナダを棄権することも考えたという。
「当然、9月、10月ごろにはクワドをきれいに降りれていませんでしたから。現在もまだ、成功率は今ひとつです。もうずいぶん以前から、僕はクリーンなクワドをしっかり跳ぶことができていないんです」

だが、モスクワで開かれた2014年ロステレ杯で、小塚はようやく、4回転を着氷することに集中することができたと感じたという。
「自分の中に新しい何かを感じたんです。それのおかげで自分のエネルギーのすべてをクワドに注ぎ込んで、がんばり続けることができる、そんな何かを感じたんです」

小塚はSPで、クリーンではなかったもののクワドを着氷して、3位につけた。フリーではクワドに2度挑戦し、どちらも転倒して総合6位に落ちてしまったが、それでもスケート・カナダの8位よりは順位を上げた。

次の目標は、全日本選手権でSPとフリーをノーミスで滑ることだという。怪我はあるものの、そのほとんどは大した怪我ではないんですよ、と彼は言う。
「腰の怪我だけはやっかいなんですけどね。腰にはもう何年も悩まされてきました。これは治しようがないんです。コーチや、そのほか僕の身体をケアしてくださる方々がいて、僕のサポートをしていただいています。そんな方々への感謝を表すためにも、今は自分のスケートに全力集中しなくてはならないと思っています。自分にはできる、と思っています」

小塚にはトヨタ自動車からのサポートもある。
「トヨタには僕のスポンサーになっていただき、僕が練習しやすい環境を作っていただいています。トヨタが僕を選んでくださったのは、社員の方が向上心を持ち続け、一生懸命努力されるように、僕にお手本になってほしかったからだと思うんです。粘り強く、強い気持ちでかんばることのお手本として」
「だから、スケート・カナダとロステレ杯であまりいい演技ができなかったことがくやしいです。お粗末なお手本になっちゃいましたね。でも、みなさんの力になれるように、これから努力を続けて、全日本でいい演技がしたいんです」

小塚は現在、中京大学の大学院に籍を置いている。
「生体力学(バイオメカニクス)を勉強しています。ただし今は休学中なんですけどね。講義には出ていませんが、データはすべて自分のコンピューターに保存してあるので、研究は再開できるでしょう」

スポーツ史、特に日本におけるフィギュアスケートの歴史にも興味があるという。
「僕より以前の世代の選手たちのこと、彼らが経験したさまざまなことを学んで、その経験を自分のスケートを向上させることに生かしたいんです。モスクワ(ロステレ杯)では、ロシアの有名なコーチであるスタニスラフ・チュクを記念したポスターが貼ってありました。僕にはすごく興味深かったですね。日本とロシアのフィギュアスケートは密接な関係があると思うので。僕の祖父は連盟の役員で、ロシア語と中国語を話す人でした。若いときはロシアの大会に出場したり、通訳を手伝うことも多かったんですよ」

全日本選手権が終わった後は、特に決めているプランはないと、小塚は言う。
「今年は出場が決まっている試合をしっかりこなしたいと思います。その後どうなるかはわからないですね。例えば冬季ユニバシアードに出たい気持ちはありますけど、基本的にはしっかりと体調を整えて、努力を続けていくだけだと思っています」

ただし、2018年五輪の可能性を完全に排除するつもりはないらしい。
「これから4年の間に何が起こるかなんて、僕にはまったく考えられないです。ただ1歩ずつ、進んでいくだけですね」

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エルモ ここのところ、日本でも取り上げられることの少なかった小塚くん。(あるいは彼自身、この狂騒的なフィギュアブームの中で表に出るのを避けているのでしょうか?)
ソチを逃した後モチベーションがかなり落ちていたとか、スケカナの時には足を痛めていたらしいとか、断片的な情報は入るものの、なかなか彼の内面を知ることができなかったので、これはありがたいインタビューでした。
それにしても、小塚くん、海外インタビューでやっと腰(股関節)のことを口にしましたね。海外のフィギュア記事や掲示板で話題になるときも、「彼は沈んでしまったのか」とか「もうピークを過ぎたらしい」などと言われるばかりで、股関節の怪我のことはほとんど認知されていないんですよ。そういうのを見るたびに、彼も怪我なら怪我、靴問題なら靴問題とはっきり言えばいいのにぃ、と歯がゆくなるんですが、小塚くんは極力言わない人なんですよね…。
状態は必ずしもいいとは言えないようですが、気持ちは前向きだと知ってホッとしました。全日本に向けて、できる限り最高の状態にもっていけますように…祈っています!

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カテゴリ:小塚崇彦 | 18:41 | comments(22) | trackbacks(0) | - | - |
Taka's interview after his FS at 2012 Japan Nationals
Pigeon Postさんによる、全日本フリー後の小塚くん囲みインタビュー。
ツイッターでこれを英訳する機会があったもので…
(というか自分が英訳してみたかったので勝手にやっただけですけど…w)
そのままにするのももったいないと思ったので、ここに掲載してしまいます。
めちゃくちゃ自己流翻訳ですので、すごーく稚拙だと思いますが、まあ意味は伝わるかなと…。
「日本語わからないけどタカのインタが読みたい!」という方がもしいらしたら、ぜひどうぞ〜

source→全日本選手権 小塚崇彦選手 Takahiko KOZUKA FS後(7th overall 4th) インタビュー




Takahiko Kozuka's interview after his FS at 2012 Japan Nationals

-What do you say about your performance today?

Well...you know, "to carry it through to the end" was my goal for this competition, but it never became reality. I feel so regret for it and I'm really frustrated.

-On jump failures?

To be honest, my mind is completely blank now, I can't think anything straight, but the way I fell today was just the same on every single fall. I couldn't quite check...there was nothing wrong with the way I jumped up, so I guess there was a problem with the way I checked on each jump. Um...well (bitterly smiles) I guess I don't know exactly.  [not sure what this "to check" means but probably it's to take care of the details of the jumps] ←Sorry! ”To check" means "to try to stop the rotation" apparently. Thank you, Tiffany-san & nagi-san!
I did well in the practice, but if you ask me how it was when I did the jumps successively with the music, well you saw what happened, so, really, how can I put it, I just don't know but (bitterly smiles)...I feel mortified. I'm mortified.

-Was it a mental thing?

Mental?...well, whatever. I failed on my jumps, that's a fact. I should acknowledge it inside me and think through what I should do about it.

-It seemed something was bothering you since the practice.

Well, nothing special. It's not worth talking about. I'll hold it back within me. If I had stayed on top of things, it wouldn't have bothered me at all I think. I was just incapable, that's all. I'll have to...I thought I had made a right plan and thoroughly prepared for this comp, but I guess this means I have to think about it again, so I want to start over again.

-How did you go out on the ice under such circumstances?

I wanted to do what I could do now. I skated believing that I'd done the best I can, but I am no match for them at all. The Japan Nats is such a place, now I think.

-Are you injured somewhere?

To tell you the truth...no, I won't tell. But Nobuo (Sato) Sensei told me, "Mr Yamashita, a former judo Olympic gold medalist, fought in spite of his broken bone." and I thought, "Then it's nothing, I will be ok." and decided I would fight too. However, it was the most "tough and severe" competition that I had ever experienced. I still tried to believe that I could do it but....
SP is short so I could manage to put it together, but FS was not that easy. Because it's long, so many jumps and spins and steps in four and a half minutes, I just couldn't ride on flowing time. I couldn't afford to take care of each element.

-What will you do for your next competition?

I have no idea now. I just wanted to do what I could and carry it through to the end, but it turned out...well, I thought I did my best. What should I do from here? I just don't know. I should accept the results. I guess all this is telling me that I should start all over again, so I'd like to build things up again.
Anyway, I myself think I did my best, really. These results are really mortifying. I don't know what I should think about them. And not just I'm mortified, but also I'm at a loss of what to do now. I want to settle myself down and think things through.
Frankly, the things I have done were beaten off here, that's the current situation. So I want to train hard, just looking forward, because there's only one year left. I'll just concentrate on "now."

-How are you going to change things?

I just can't think of anything yet. I made so many mistakes today, so it's totally natural that the score was low. Yes, really...I will try hard again.

-How do you look back on this Nationals?

All this experience...um, well...certainly it's a painful experience, a heavy experience. I don't know how things will turn out, but I know I have to call forth my spirit; I will make use of the underlying power of a human being named Takahiko Kozuka, and do it again.


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カテゴリ:小塚崇彦 | 17:29 | comments(3) | trackbacks(0) | - | - |
世界&四大陸選手権 派遣選手決定に思ったこと aka タカちゃん、ノブくんがんば!
 メリクリです!!
すっかり出遅れがデフォになってしまった当ブログですが、世界選手権と四大陸選手権、世界ジュニアの派遣選手が決まりましたね。今日はクリスマスだし(って全然関係ありませんがっ!!)ちょびっとダラダラと語ってしまうと思いますので、いやな方はどうぞスルーしてくださいませね!


2013年世界選手権&四大陸選手権

男子:羽生結弦、高橋大輔、無良崇人  (補欠:小塚崇彦、織田信成)
女子:浅田真央、村上佳菜子、鈴木明子  (補欠:本郷理華、西野友毬)
アイスダンス:リード組


2013年世界ジュニア選手権

男子:田中刑事、日野龍樹  (補欠:宇野昌磨)
女子:宮原知子、本郷理華  (補欠:加藤利緒菜)




まずは決定した選手たち、おめでとう! 特に、特に、4年ぶりのワールドをつかみとった無良くん、本当におめでとうございます! ショートもですが、フリーの気迫はすごかった。大舞台で「世界のMURA」になってください!

……とは言いつつも、個人的にかなりこたえたのは、小塚くんのワールドoutでした。昨シーズン、ずっと靴の不調で苦しんで、表現面でもがき続けて、さあ今季。ショートもフリーもいいプログラムを得て、クワドもずっと安定してきて、復活のシーズンだったはずなのに…。
織田くんの四大陸outもつらかった。ワールドは選考基準からすると全日本で優勝しない限り可能性は低かったと思いますが、今季の四大陸は地元の大阪。きっとものすごく出たかっただろうと思います。

とはいえ、小塚くんは全日本の1週間前に右足の甲を怪我していたとのこと。「MRIを受けるほどの重症」としか伝わってきませんが、ワールドoutは怪我がけっこう深刻なせいなんだろうなと、補欠が発表されるまでは思っていたんです。
じゃあ、織田くんの四大陸はどうなんだというと、「昨季の四大陸には全日本4位、5位だった無良くん、町田くんを出したじゃないか」という意見もあるでしょうけど、今度のワールドはソチ・オリンピックの枠取りがかかる重要な大会。
羽生くんと高橋くんだけでおそらく3枠は取れるだろうとは思いますが、万が一という場合もある。ワールドで確実に成果をあげるために、四大陸をその予行演習の場にしたい、だからワールドと同じメンバーを選んだんだろうと、私は納得していました。
四大陸で無良くんの評価を上げておきたいというのもあるだろうし、それに、織田くんはもう「国際大会で経験を積ませるべき新人選手」ではないですしね。

ところが……補欠に小塚くんが入っていると知って、愕然。ということは、怪我はそれほど深刻ではないということですよね? 少なくとも、本人は出場希望を出していたんでしょうね。

そこへもってきて、日本スケート連盟のこのコメント。

グランプリ(GP)ファイナル5位で今回5位の小塚崇彦(トヨタ自動車)ではなく、ファイナル未出場の無良を選んだことについて、日本スケート連盟の伊東秀仁フィギュア部長は「無良はフランス杯で優勝し、ジャンプの評価が上がっている。小塚はファイナルも調子が悪く、勢いのある無良にした」と説明した。毎日新聞より)

このコメント、あちこちで怒りを呼んでいるようですね。
確かに小塚くんのファイナル、5位に終わったとはいえショートでPBを出し、総合でも250点を超えたどこが調子が悪かったというのでしょう。無良くんのPBは総合230点。体調さえよければ点が出そうなのは客観的には小塚くんのほう。「やむをえず全日本に重きを置いた」とか、もっとほかの言い方があるだろうと。

でもね……この「くそっ正直」な伊東部長のコメントのおかげで、私はかえってすごくよくわかったんです。
選考基準にはファイナル日本人上位3位以内とか、ワールド・スタンディング3位とか(どちらも小塚くんは当てはまります)あるけれど、それらはまあつけたしみたいなもので、結局は全日本なのだと。
そして、誰が見ても決定的な選手(今季の高橋くん、羽生くんですね)以外は、要はスケ連が「評価している」選手を出すのだと。そして、小塚くんは「評価を下げてしまった」のだなあと。

「ファイナルも調子が悪く」とは、もしこの時点で怪我をしていたことを意味するのではなかったら、単純に順位のことなんだと思います。
スケ連にとって、昨季ワールド11位に終わった小塚くんは、今季圧倒的に盛り返す必要があったのでしょう。でも、今季はじめは今ひとつだった高橋くんの、ここへ来ての驚異的な復調ぶり。捻挫でもワールド銅、胃腸炎でもファイナル銀をとってしまった羽生くん。このふたりの異様な強さに比べると、足の怪我があろうとなかろうと、「勢いがない」と見なされたんでしょうね。

そして確かに、今、勢いがある選手を出したいという気持ちもよくわかるんです。過去、そのとき勢いを失っていた安藤選手をトリノ五輪に選んで結果を出せず、安藤さん自身もとてもつらい思いをしたことがありました。やっぱり今の時点で「のっている」若い無良くんのほうを推したかったんだろうなあと。長期的な視点に立ってどうなのかは、また別問題ですが。

……などと、勝手なことばかりダラダラと語ってしまいまして、お目汚しすみませんが、要は、タカちゃん、がんば! ノブくん、がんば!ってことなんです。
ずっと努力してきた方向は間違ってない。スケ連を見返してやれ! 連盟の判断は間違っていたと後悔させてやれ!ってことなんです。

一ファンでさえこれほど歯がゆいのに、選手本人はどんなに悔しかったかと思います。まだ代表が発表される前の、フリー演技直後ですが、小塚くんが一生懸命語っていた言葉に胸がつまりました。
ツイッターで日本選手の情報を提供してくださっているPigeon Postさんが、それをそのまま文字にしてくださいました。きれいに整理されたメディアの記事と違って、つっかえたり言いかけたことを飲みこんだり…そんなところに小塚くんの「今」が凝縮されている感じがすごくします。

こちらです→https://plus.google.com/114558360894796933551/posts/jGw9AEP3nwh

「ここまで泥臭い試合は初めてだった」…。羽生くんもMOIのインタビューで「殺伐としていた」なんて言っていましたが、今回の男子はやはり相当熾烈な雰囲気だったんでしょうね。
怪我のことを自分の口からは頑として言わなかったこと…。たぶん、おそらくですが、ネット上のいろんなコメントを目にしていたのかなという気もします(涙)。

そして最後の言葉。

痛い経験ですし、重い経験ですし、僕自身「この後どうなるのかな?」という風に思いますけども、そこは自分の気力で、「小塚崇彦」っていう… 「人間の底力」、そこを使ってもう一度やります。

這い上がってきてほしいです。待ってます。がんばって!

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カテゴリ:小塚崇彦 | 09:39 | comments(18) | trackbacks(0) | - | - |
スケート・アメリカ「日本男子、表彰台を独占!」 goldenskateより
またまた出遅れてしまいましたが…スケアメ男子、祝・日本表彰台独占!
小塚くん、4年ぶりのスケアメ優勝おめでとう! 羽生くんはくやしい表彰台となってしまいましたが、銀メダルおめでとう! 町田くん、グランプリシリーズ初メダル、本当におめでとう!!!!

というわけで、おなじみのgoldenskateに、10月21日付で男子フリーのまとめ記事がアップされましたので、訳してみました。記事を飾る写真は小塚くん!

元記事はこちら→Japanese men sweep Skate America podium



「日本男子、表彰台を独占」


 2012年スケート・アメリカ男子はチーム・ジャパンが表彰台を独占した。アメリカ以外の国が1、2、3位を占めるのは史上初だ。

 トップに立ったのは、2011年世界選手権銀メダリストの小塚崇彦。ショートで同じ日本の羽生結弦につけられた10点近い差をひっくり返しての優勝だった。
「今日はまあまあぐらいの出来だったと思いますけど、優勝できたことはとても嬉しいです」小塚は笑顔で語った。
 23歳の小塚は、フリー「ロンド・カプリチオーソ」の冒頭で4Tを着氷。2Tとのコンビネーションで跳んだ2つめの4Tは回転不足をとられたが、それ以外の5つの3回転ジャンプをクリーンにきめ、フリー1位となる166.12(技術点81.84、構成点84.28)をマーク。技術点では2位の選手を6点以上上回った。総合では251.44。
「今シーズンの目標は自分のスケートを継続することです」と小塚は言った。「ここまでいい練習ができているので、このまま怪我なく、シーズンを通して積み重ねていければと思っています」

 世界選手権銅メダリストの羽生結弦は、フリーの最初からつまずいた。4Tと4Sという最初の二つのエレメンツで転倒した。
「今日は自分の中でほぼ最悪の演技をしてしまいました」17歳の羽生はそう語った。「練習でもこんなにひどいことはなかったです。フリーでは直さなきゃならない点がたくさん見つかったので、しっかり練習して、次の試合に備えたいと思います」
 昨年の全日本で3位だった羽生のフリーは「ノートルダム・ド・パリ」。その後、5つの3回転を成功させたが、最後の3Fでまた転倒。フリー3位となる148.67(技術点72.11、構成点79.56)、総合では243.74で銀メダルを獲得した。
「プレッシャーは特に感じていなかったと思います。緊張しすぎてプレッシャーを感じなかったのか、リラックスしすぎてプレッシャーを感じなかったのか、それはよくわかりません。ミスはミスなので、次の試合に備えるために、自分の演技を見直して、何が悪かったのか見たいと思っています」

 男子で最大の驚きだったのは、おそらく広島出身の22歳、町田樹だろう。GPシリーズ初のメダルとなる銅メダルを獲得した。
 町田はフリー「火の鳥」で、自信にみちた、プログラムにふさわしい情熱的な演技を披露して、フリー2位となる154.17(技術点75.03、構成点80.14)をマークした。
 「今日は完璧ではなかったけれど、いい演技をすることができました」と町田はコメントした。「この1週間、特に今夜、僕を支えてくださった観客のみなさんにお礼を言いたいです。観客のおかげでグランプリ初メダルを取ることができました」
 町田はプログラム冒頭近くの4Tでは転倒したが、続く8つの3回転を成功。総合229.25はそれまでのパーソナルベストを12点も上回るスコアだった。
「僕は(小塚や羽生ほど)経験豊富ではありません。出場するすべての試合でいい演技をしようと思っているだけです。海外のジャッジに僕のことを知ってもらいたい。僕にとっては、ジャッジに僕のスケートをアピールすることがすごく大切なんです」

4位はロシアのコンスタンチン・メンショフ。パーソナルベストを10点近く上回る212.53をマークした。メンショフにとって4位はGPシリーズ自己最高位である。

28歳の全米王者ジェレミー・アボットは、ミスが目立ち5位に終わった。フリーの「レ・ミゼラブルよりBring Him Home」の演技が終わると、がっかりした表情を見せた。総合で211.35。4年連続となるグランプリファイナル出場の望みはほぼ絶たれた。
「きっと僕の心の問題なんだろうね」とアボットは言った。「以前からスポーツ精神分析医と熱心に相談してきて、2人で何度も突破口を見つけたり、いい結果を出してきたんだ。きっと何か足りないものがあって、それは誰にもはっきりとはわからないものなんだ。それを(精神分析医とともに)見つけようとしてるんだけど、手遅れになる前に見つかるよう祈っているよ」

昨年のスケート・アメリカで優勝したチェコのミハル・ブレジナは6位。アメリカのアーミン・マーバヌーザデーはショートと同じ7位のままだった。以下、8位はトマシュ・ベルネル(チェコ)、9位はダグラス・ラザーノ(アメリカ)、10位はアレクサンデル・マヨロフ(スウェーデン)。

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 では、あらためましてもう1度……本当におめでとう!!!!!
ネーベルホルンは織田、ジャパン・オープンは高橋、フィンランディアは羽生、オンドレイ・ネペラは町田がそれぞれ優勝。そしてこのスケート・アメリカは小塚が制して、羽生、町田も表彰台。(敬称略です。あしからず…)
今シーズンの日本男子、異様な強さを見せてますねぇ。きっとソチの3枠生き残りを賭けて、みなさんシーズンはじめからエンジン全開で来てるんでしょうね… ヾ(゚□゚;)ノ


日本男子メダリストたち(msnより)。こうして見ると、みんな衣装けっこう派手ですね。

…心配なのはジェレミー。どうやら脚に少し痛みがあったようですが、それにしてもあのミスのしかたは、見ていて非常につらかった。演技後、涙を浮かべていたように見えました。繊細でやさしい人っぽいので心配ですが、次に出場するフランス大会までは少し間があくので、切り替えてがんばってほしいです!
ちなみに、小塚くんの次の試合はロシア、羽生くんはNHK、町田くんは中国。みんな、がんばれー。

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小塚崇彦の新EX 「サウンド・オブ・サイレンス」
今日はポエム成分多めです。若干キモくなると思われますが、どうかお許しください。
半年ほど前にこのブログを始めてから、小塚くんのことを書くのはほとんど初めてになります。
この動画のナレーションにもあるように、「思うような結果が出ず、悔しい思いをした」昨シーズン。
世界銀メダリストになって手にした自信と、思わぬ障害に悩まされ続けて自信を失いそうになる苦悩。その両方がないまぜになった、複雑な表情を浮かべていたことが、昨シーズンは多かったようが気がします。

その彼が、静かに、それでいて力強く、リンクに戻ってきました。
The Iceで初披露した新エキシビション・プログラム。その動画がThe Iceの公式チャンネルにアップされています。(中京テレビさん、いつもありがとう!)
曲はサイモン&ガーファンクルの1967年のヒット曲「サウンド・オブ・サイレンス」。振付は佐藤有香さん。
もうとっくにご覧になった方も多いでしょうけど、これ…好きだわー!!!


(アップしてくださった方ありがとうございます<(_ _)> 右下のフキダシをクリックすればコメントが非表示になります)

スポットライトの白い円だけが浮かぶ無人のリンク。その外側の暗闇からイーグルで入ってきて、円の中央に立つ…それだけで、ものすごく陳腐な言い方ですけど、「せつない」みたいな気持ちがこみあげてきて…いやあ、困ったもんです、ははっ。

少し前のインタビューで、小塚くん自身「歌詞に惚れた」と言っていましたが、この曲、じつはすごく不思議な歌詞なんですよね。若干おぼつかないところもありますが、できるだけ原文に素直に訳してみましたので、英語の歌詞全文とともに掲載してみます。

Hello darkness, my old friend              
I've come to talk with you again
Because a vision softly creeping            
Left its seeds while I was sleeping
And the vision that was planted in my brain   
Still remains
Within the sound of silence

こんにちは暗闇くん、僕の古くからの友達
また君と話しに来たよ
なぜならある幻影がしずかに忍びよってきて

僕が眠っている間にその種を落としていったから
僕の頭の中に植えつけられたその幻影は
まだそこにある
沈黙の音の中に

In restless dreams I walked alone 
Narrow streets of cobblestone             
Neath the halo of a street lamp            
I turned my collar to the cold and damp       
When my eyes were stabbed by the flash of a neon light
That split the night
And touched the sound of silence 

落ち着かない夢の中、僕はひとり歩いた
石だたみの狭い通りを
街灯の下の円い光の中で
湿った冷気に僕はコートのえりを立てた
そのとき夜を引き裂くまばゆいネオンの光が
僕の目を射抜き
その「沈黙の音」に触れた


And in the naked light I saw
Ten thousand people, maybe more           
People talking without speaking             
People hearing without listening
People writing songs that voices never share   
And no one dared
Disturb the sound of silence
                
裸電球の光の中、僕は見た
一万もの、いやもっと多くの人々の姿を
意思を述べることなくただしゃべっている人たち
耳を傾けることなくただ聞いている人たち
決して歌われることのない歌を書いている人たち
沈黙の音をさえぎろうとする人は
誰一人いなかった

"Fools" said I, "You do not know
Silence like a cancer grows                
Hear my words that I might teach you
Take my arms that I might reach you
But my words like silent raindrops fell
And echoed                            
In the wells of silence                     

「愚かだな」と僕は言った。「君たちはわかっていない
沈黙が癌のようにむしばんでいくことを
僕の言葉を聞いてくれ、僕が君たちに諭すことを
僕の腕をとってくれ、僕が手を差し出すから」
だが僕の言葉は雨粒のように音もなく落ち
沈黙の井戸の中で
こだましただけ

And the people bowed and prayed
To the neon god they made                 
And the sign flashed out its warning
In the words that it was forming             
And the sign said                        
"The words of the prophets are written on the subway walls
And tenement halls"                      
And whispered in the sound of silence         

人々は自分たちが作り出したネオンの神に
頭を垂れ、祈りをささげていた
するとネオンサインに警告の言葉が浮かびあがった
光の文字で書かれたのは
こんな言葉だった

「預言者の言葉は 地下鉄の壁や
安アパートの廊下に書かれている」
沈黙の音の中で、小声でそう告げていた


うーん、言葉はやさしいのに難しいなあ。
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