鈴木明子ロングインタビュー(FSAJ会見)@Japan Times 【追記あり】
最近ずっと海外記事に頼ってばかりの当ブログですが…たまには自分で書かなきゃ、とは思うものの、すばらしい海外記事が多すぎて… はい、言い訳です。

とか言っていたら、またまたすごくいい記事がアップされてしまいました。Japan Timesなので正確には海外記事ではありませんが、これほど情報量の多い記事って、雑誌や本ならともかく日本語のサイトではあまりお目にかかれませんからねえ。ありがたいことです。今回もとーっても長いのですが、最後まで読む価値十分ですよ!!!

もと記事はこちら→Suzuki aiming higher following best season of career
By JACK GALLAGHER Wednesday, May 16, 2012

「鈴木、最高のシーズンを終えてさらなる高みを目指す」


その長いキャリアで最高のシーズンを終えた、世界選手権銅メダリスト、鈴木明子。ふつうなら、もう満足して現役を引退し、プロに転向するかと思われるところだろう。
転向には何の障害もないだろうし、収入もはるかによくなるはずだ。
だが鈴木は、4月に東京で開催された国別対抗戦で日本の勝利に貢献してから間もなく、少なくともあと1年はグランプリシリーズに参戦したいという意思を表明した

「今季はいい結果を残せたので、もちろんすごくうれしいです」東京の日本外国人スポーツ記者協会(FSAJ)での会見で、鈴木はそう言った。「でも演技の面でいえば、すべての演技に満足しているわけではありません。ですので、自分はもっとよくなると思えるうちは、競技を続けたいと思います。現役を続行すること、それが今の時点での考えです
ただし、2014年ソチ五輪まであと21か月となったが、二度目の冬季五輪に挑戦するかどうかはまだ決めていないという
「ソチ・オリンピックについてはまだわかりません。でも、練習を続けて、もっと成長して、ファンのみなさんに私のスケートを見てもらいたいです」
2010年のバンクーバー五輪では8位入賞。同じ日本の浅田真央(2位)や安藤美姫(5位)の後塵を拝した。

ほとんどのトップ選手と同じく、鈴木もごく幼い頃にスケートを始めた。支えてくれたのは豊橋市で2軒のレストランを経営する両親だった。
「最初にスケート靴をはいたのは4歳のときです。その後、6歳からスケートを始めました」
「オリンピックのことを最初に考え始めたのは16歳か17歳、世界ジュニアに出場したころでした。でも健康上の問題(摂食障害)があって、1年間リンクから離れざるをえませんでした」
復帰したときにはバンクバー・オリンピックに出られるとは夢にも思いませんでした。でも、たしかオリンピックの1年前ごろになって、もしかしたら出られるかもと思い始めたんです」

今季の2011-12シーズンは鈴木の当たり年だった。国別の女子シングルとNHK杯で優勝、グランプリファイナルと全日本選手権、GPカナダ大会ではいずれも2位だった。
ほとんどの選手がすでに引退している27歳という年齢を考えれば、すばらしい成績だ。さらに特筆すべきは、自分よりはるかに若い選手たちを倒して好成績をおさめたことだ。

この日、鈴木は多くの話題について語ったが、世界選手権の代表入りを逃すなど、苦しんだ2010-11シーズンを乗り越えて、今季こうした結果を残せたことを、特に誇りに思っているようだ。
「とてもいいシーズンでした。すべてがうまくいきました。若い選手たちはみんな高い技術を持っているので、ついていくのは大変でした。27歳になってもがんばれるのは、競技できなかった1年があったからだと思います。またリンクの上に戻ってきたかった。それがモチベーションのひとつでした
「今でもまだ自分の限界には達していないと感じています。今の自分よりもっとうまくなれるとまだ思っています。それが現役を続けたいもうひとつの理由ですね」

2003-04シーズンを棒にふることになった摂食障害について、彼女が積極的に語ろうとする姿勢はりっぱなものだ。ことに日本は、そうした個人的な問題を公にしにくい国だ。
「自分でおかしいなと気づいたのは、問題が現れ始めてから約1か月たったころでした。体重が5キロも減っていて、これはまずいって気がついたんです。そのころは自分ではどうすることもできなくて、ちゃんと食べることができなかった。それが当時の状況でした」

鈴木は身長158センチ。自分の経験が、同じ問題で苦しんできた、あるいは現在苦しんでいる人々の励みになると信じている。
「一生懸命練習して努力している姿を見てもらったら、私のやっていることが励みになると思うんです。それはすごく素敵なことだと思います。(摂食障害で)苦しんでいる方に、自分がやっていることをあきらめなくてもいいんだということを知っていただきたい。闘病中の方々の力になること、それが私がスケートする理由でもあるんです
「私が健康問題を抱えていたのは、もうだいぶ前のことです。当時はいつも、私の演技よりそのことばかりがメディアに取り上げられていました。健康問題を知ってほしいとは思っていたけれど、同時に私の演技も見てほしかったんです
「でも、試合になれば、私が病気だったことなんて関係ありません。だから、人々が私の健康問題で大騒ぎすることが、当時はとてもいやでした。でも、今は私のスケートを見てもらえるようになりました。まず演技を見て、そして過去の問題を知っていただけるようになった。だから今は、そのことにはずいぶん抵抗がなくなりました」
他の国々では、著名人が過去に自分が苦しんだ問題について広報活動をすることが多い。鈴木も、摂食障害の問題についてもっと取りあげてもらえないかと頼まれたことがあったという
「私はアマチュア選手なので、この問題について公の場で発言していくようなことは、今は難しいだろうと思います。もちろん、現役を引退したらそうした活動にかかわっていきたいですね」
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