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たらのフィギュアスケート日記大好きなフィギュアスケートについて語っています。
男子シングルに偏る傾向あり。 たまに海外記事も翻訳してご紹介します。 |
Patrick Chan prépare son retour à la compétition avec un nouveau programme court #onrc @SkateCanada pic.twitter.com/rNI2psgZV6
— JF Poudrier (@JFPoudrier) 2015, 6月 10
もう激しく今さらなんですが、あけましておめでとうございます! 今年もこんな感じで出遅れてばかりの1年になりそうですが、どうかどうか、よろしくお願い申し上げまする!!m(__)m
というわけで、もう全米選手権もとっくに始まり、カナダも今週末だし、あれ、もうユーロも来週じゃん!!!という今日この頃(真っ青)。 海外記事もバンバン入ってきてまったく追いつけないのですが、とりあえず目についたものをぼちぼち訳していきたいと思います。
まずはThe Canadian Pressというところが配信したパトリック・チャン選手についての記事です。
元記事はこちら→Patrick Chan is a different person from the "puppy" at the Vancouver Olympics
「パトリック・チャン、バンクーバーのときは“子犬”だったが今は違う」
4年前のバンクバー五輪のとき、自分はまるで「ペット預かり所の子犬」みたいだったよ、とパトリック・チャンは言った。初めてパーティーに出かけて、みんな何てかっこいいんだ、何て自由なんだと、目を丸くしていたティーンエイジャーだったと。
「すっごくエキサイティングだったよ。“すげー、クールなものがいっぱいだ! かっこいいウェアもあるし、ジムもすぐ近くにあるし” って感じだった。いろんなものがそろっていて何でも自由に使えたんだ」
カナダの国内選手権が始まる直前の木曜日、チャンはそう語った。
チャンは、去年の大晦日に23歳になったばかり。だが、バンクーバーで5位に終わったときには「ヘッドライトを浴びた鹿」(びっくりして何もできないこと)だった彼も、今はまったく違うゾーンにいるベテラン選手になっている。昨年春にはコロラド・スプリングスからデトロイトに拠点を移したが、それは今まで一緒に暮らしていた母のカレンから自立することでもあった。このことが彼の成熟を早めてくれたようだ。
「ソチにはもっと普通な状態でのぞめると思うよ。今は1人で暮らしているからね」とチャンは言う。「1人暮らしのワクワクを味わえているんだ。食料品店に行って、“今日はオレオを買おうかな”、“今日はアイスクリームにしようかな” ってね」
「今は自分がやりたいことが完ぺきにコントロールできているんだ。だから今度のオリンピックには、しぶしぶ合宿に行かされるみたいなのとは正反対の、とてもいい気分で行けると思うよ」
チャンは今週開かれるカナダ選手権で7連覇をめざしている。世界選手権で3連覇をなしとげて以降、彼はソチの(金メダルの)最有力選手となった。11月のGPSフランス大会ではショートとフリー、そして総合で世界最高点をたたきだし、2位の羽生結弦に31点もの大差をつけて優勝した。
羽生はカナダ人のブライアン・オーサーをコーチとして、トロントを拠点に練習している。チャンは、ソチでもっとも手ごわい競争相手になるのは羽生だろうと予想する。19歳の羽生は12月のGPFでチャンを破り、ショートではチャンの記録を上回る最高点を出した。
だが、羽生は母国の福岡で滑ったのだから、とチャンは指摘する。
「ソチは彼にとって初めてのオリンピックだし、日本開催でもない。オリンピックはぼくら全選手にとって公平な場になると思う。でも、僕は誰のこともあなどるつもりはないよ。ダイスケは苦しいシーズンを送ったけど、彼には何か特別なことができる力がある。ハビエルもそうだし、デニスだってそうだ」
世界チャンピオンに3度輝いたエルビス・ストイコは、今シーズン、男子の試合を注視してきたという。ソチはチャンと羽生の一騎打ちになるだろうと、彼は予想している。
「羽生にはワクワクさせるものがあるんだ。予測不可能だし、新鮮さを持っているからね。一方、チャンには成熟がある」
「パトリックは集中力を高めていく必要があるだろうね。他選手の力が以前より彼に近づいてきているから」とストイコは言う。「僕が見るところ、今は倒すべき相手は羽生だ。彼は絶好調だからね。でも、パトリックは経験を持ち合わせている。オリンピックを経験しているし、3度の世界チャンピオンだ。プレッシャーに負けないように集中を切らさないことだね」
「今度のオリンピックはバンクーバーじゃない。カナダじゃないから、少しは気が楽だろう。それでも、その1週間はとにかく集中力を高めて、いろいろなものに飲まれないようにするべきだ」
ケビン・レイノルズも、ソチのメダル候補に名を連ねたい選手だ。だが、カナダ男子2番手である彼は、6か月にわたる苦しい靴トラブルの後、今やっとシーズンデビューを果たそうとしている。
23歳のレイノルズは、昨年春の世界選手権で5位に入賞した勢いを維持したいところだった。だが、新しく買ったスケート靴は、特注であつらえたにもかかわらず、彼の細いかかとには大きすぎた。彼のシーズンはそこでいきなり中断されることになってしまった。
「靴は今でも100パーセントではないけれど、ずいぶんいい感覚にはなってきているよ」とレイノルズは話した。「今できるスキルは自分の満足いくレベルではないけれど、今週のカナダ選手権をなんとか乗り切って、ソチでもなんとかやっていきたいと思っている」
「理想的な状況ではまったくないよ。カナダ選手権がシーズン最初の試合で、ソチ五輪もうすぐそこ、30日後に迫っているというのはね。経験のために、なんとか試合に出ておきたかったとすごく思う」
レイノルズはGPSを2試合とも欠場し、練習でもクワドを含む高難度のジャンプをまったく跳べない状態だった。
昨シーズン使っていた靴を履き古して以降、今のものがもう9足目か10足目になるという。12月には特注品を作るためにイタリアの靴メーカーを訪ねたことさえあった。
「そのときにはかなりフラストレーションがたまっていたよ。2試合目のGPS欠場を決めたところだったから。五輪シーズンに自分にできることは何でもやりたかったんだ」
その後、昨シーズンの靴に戻してみた。手元にあった、特注品ではないRisportの靴だったが、この1足が完ぺきにフィットしたという。
「まるで繊維だけって感じなんだ」とレイノルズは言う。「もうカラカラで何も残っていない感じだよ」
カナダの五輪枠は、男子とダンス、ペアが各3枠。女子が2枠。ソチに出場する国では最多だ。カナダスケート連盟は日曜日に五輪代表を発表する予定だ。(以下ダンスとペアについて略)
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