パトリック・チャン スケカナ2015男子フリー後プレカンコメント
スケカナ男子、すごい戦いでしたね!
私的にはパトリック、羽生くん、ダイスくん、それぞれのすごさを見せてもらった大会でしたが、特にパトリックのフリー。
結果的にクワドと3Aが1本ずつという、最近の男子トップとしてはジャンプの難度が高いとは言えない構成でしたが、パトリックが余裕を持って滑るときの、あの圧倒的なダイナミックさを久々に見せつけてもらった演技でした。

そのパトリックのフリー演技後のプレカン動画が、スケートカナダ公式チャンネルにアップされました。
会見の一部を抜粋・編集したものだと思いますが、いろんなことを率直に語ってくれています。羽生くんとの対戦についても、さりげないけれど、ちょっとじわっとくるコメントを……

 

パトリック・チャン スケカナ2015 フリー後プレカン

「僕にとってはかなりストレスのかかる、ハードな試合だったよ。(フリーの)6分間練習ではいい感覚ではなかったんだ。かなり不安な気持ちだったし、集中できていなかった…身体的にというより精神的にね。

だから、自分の滑走順が来るのを待っている間、キャシー(コーチ)がいてくれてよかった。こういう時って、コーチとスケーターの関係が大きな役割を果たすんだ。僕の心によぎったことを話し合ったり…どうやって前を向けばいいのか、とかね。なぜなら僕はそのとき、すっかり途方にくれていて、どう対処していいのかわからなかったから。自分の順番が来るのが怖かったんだ。

そんなことをじっくり話し合ってから、リンクに足を踏み出したら、無心で滑れたんだ。自分のまわりに誰がいるとか、誰が見てるとか、そんなことは全然意識せずに、ただ滑った。自分のために滑るのがとてもいい気分だった。毎日練習してきたことを氷上で実行できるのは、身体的にすばらしい感覚だったよ。

そう、今日はとてもうまくいったんだと思う。スケーターにとってミスは常にあるものだ。いい日もあれば悪い日もある。今日はたまたまいい日だった。もっと安定して、こんな日がもっとあるといいな。

今日の自分の演技をふりかえってみると…違いはメンタルかな。試合で一番ものを言うのは、身体的な部分よりメンタルな部分だと僕は思っている。身体的なことについては、ここにいる3人全員、よく鍛錬しているのは確かだ。このレベルでは、鍛錬していないとここには来れないからね。

SPではちょっと考えすぎたかもしれないな。僕は戻ってきたよ!とてもワクワクしてる!ジャンプも完全に取り戻した!僕はここにいるよ!ってことを、みんなに見てもらいたいとすごく考えていたんだ。まるで友達に会えた子犬みたいに、とても興奮しちゃってた(笑)。そんな状態だったから、ちょっとコントロールしきれなかったんだと思う。それに、SPは新しいプログラムだから取り組むべき課題が多いし。

その点フリーは、僕にとっては、はるかに心を落ち着かせてくれるプログラムなんだ。(フリープログラムには)自分を立て直すことができる箇所がいくつもある。もしパニックになっていたら、そこで自分を立て直して、リセットできるような箇所がね。それが(SPとフリーの)差だったかな。それともちろん、冷静な気持ちで、さっきも言ったように自分に対していい気持ちを抱きながら、滑ることができた。お客さんも、僕がどんな動きをしても全部楽しんでくれたみたいだしね。

復帰するかどうか決心するのは大変だったよ。自分は本当に復帰を望んでいるのか?ってね。じつは、僕が復帰を決めた大きな理由のひとつは、厳格な練習の日々に戻りたい、ということだったんだ。来る日も来る日もある目的に向かって、毎日課題に取り組む、そんな生活にね。ショーやその他の活動をしているときはいいんだけど、何もない日はとても退屈していたんだ。友達はみんなリンクで練習してるのに、自分は家にいてただ座ってるなんて、何をやってるんだろう、と。

だから、雰囲気が恋しかったのかな。トレーニングセンターの雰囲気とか、友達がみんないる試合会場の雰囲気とか。今まで過ごしてきたすばらしい時間を、あれこれ思い出してしまったんだ。

だけど、いざ試合となって、本気でかからないといけなくなると、「オーマイゴッド、自分は何をやってるんだ?」ってなったよ。プレッシャーがすごいし、居心地も悪いし。でも、僕は今、それを学んでいるんだ。今もそうだよ、居心地の悪さはすごくある。でも、これは1年の休養明けの久しぶりの試合だからね。これから前に進んでいけば居心地の悪さもなくなってくるだろうし、いろいろ学んでいけるだろう。今日だってフリーの演技中や演技前後の経験から、ものすごくたくさんのことを学んだよ。

それに、ユヅと一緒にここにいること……エキサイティングだったよ。オリンピック以来初めての対戦だったからね。あれ以降、彼にはいろんなことがあったし、僕もたくさんのことを経験した。僕ら2人とも、いろんな変化を味わった。また対戦できるのはうれしいよ。

でも、結局はフィギュアスケートというのはボクシングの試合ではないからね。氷上では自分ひとりで滑らなくちゃならない。自分にできるベストなものを氷上で提示して、その結果を待つ――そういうものなんだ。



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羽生くんとはさまざまなメディアで「ソチ以来の対決」と煽られて、そんな報道にパトリックもプレッシャーを感じないわけがなかったと思うんですが、「ユヅ」と今一緒にここにいることを「エキサイティング」と笑う笑顔がすてきです。彼にも僕にもいろいろあった、という言葉に、”戦友”へのさりげない気遣いと仲間意識が見えるような気がします。
最後の「結局はフィギュアスケートというのはボクシングの試合ではないからね。氷上では自分ひとりで滑らなくちゃならない」は、隣にいる戦友への励ましの言葉でもあるのかな。

復帰を決めてからいろいろなインタビューで強気な言葉を口にしていたパトリックですが、復帰にあたってのプレッシャーは大変なものだったんでしょうね。そして、フリーの直前に押し寄せてきたものすごい不安感。
そのあたりのことがこちらの記事に書かれていましたので、少し抜粋してみます。

不安感は夏の間からずっと、このスケートカナダのリンクに上がる直前まで彼を悩ませていた。
「不安な気持ちは何日も、何週間もあったよ」とチャンは話す。「キャシー(コーチ)にこう言ったことが何度もあった。”もうリンクを降りる”、”こんなことはやりたくない。もうだめだ。こんなことやりたくない”とね」
そして、フリーの6分間練習が終わって滑走順を待つ間、チャンが感情的にメルトダウンしてしまい、涙を浮かべる瞬間があった。チャンによると、その時間の重さに耐えられたなかったという。
「キャシーと話し合ったんだ。僕は”なぜこんな選択をしてしまったんだ? 僕は自分になぜこんなことを無理じいしてるんだ? なぜこんなにも試合に出ることが怖いんだ? なぜ自分で自分をこんな居心地悪い状況に追いやったんだ?”そう口にしていたよ」
チャンは数分間、両脚を壁にもたせて床に横になった。そして、ジョンソンコーチから叱咤の言葉をもらった後、リンクに出ていって美しいフリープログラムを滑ったのだ。


――あの演技の直前、こんな状況だったとは。
キャシーコーチは元ダンサーでスケート経験者ではないため、ジャンプを教えられるコーチをつけたほうがいいとさんざん言われてきました。でも、パトリックにとってはきっと、そばにいなくてはならない、とても大切な存在なんでしょう。


スケートカナダ公式チャンネルにアップされた男子バックステージ動画。パトリックとキャシーコーチの姿もあります。
ふだんはなかなか目にできない場所ですが、選手とそれを支える人たちの間でさまざまなドラマがある場所なんでしょうね。



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パトリック・チャン始動! 新SP公開! 最新インタビュー
いよいよパトリックが帰ってきました!
今週末には自ら手がけたアイスワインも発売されるパトリック・チャンが、公開練習をおこなったようです。練習には振付師のデビッド・ウィルソンも同席。新SPも断片的に披露! ついでにタップダンスの動画も公開!…いやあ、怒涛の情報公開に盛り上がりますわ〜。
早速最新インタビュー記事(2015年6月10日付)が上がっていましたので、ざっと訳してみました。

元記事はこちら→Three-time world champion Patrick Chan says he’s returning a different skater



「パトリック・チャン――僕はまったく違うスケーターとして戻ってくる」

パトリック・チャンが自らの五輪ストーリーのエンディングを書き変えようと決心したのは、ソチ五輪の閉会式のとき。2018年の五輪開催地ピョンチャンへの引き継ぎセレモニーがおこなわれている最中だったという。

「そのとき、心の中で思っていたんだ。“これで終わりにしたくない。これがいい終わり方だとは思えない”って」チャンはその数日前、日本の羽生結弦に敗れて2位に終わっていた。「それは章の終わりではあった。だけど、また新しい章を始めたくなったんだ」

今季1年間休養していたチャンは、コスタリカで8日間の休暇を取ってサーフィンを楽しんでいた。そして今週、充分な休息を取り、日に焼けた肌でリンクに戻ると、競技に向けて本格的にトレーニングを開始した。
「楽しいよ。わくわくしている」とチャンは言った。「でも、同時に怖くもあるんだ。少々びびってるよ」

最初にフリー・プログラムの練習を始めたときには、ちょっとしたパニックに陥ったんだと、彼は明かした。
「とにかくキツくてね。今やスケートはどんどん難しくなっているから」

今週水曜日の、振付師デビッド・ウィルソンとの練習では、体はひきしまり、調子もいいように見えた。けれども、チャンによると、体調的にはとうてい試合に適したレベルには達していないのだという。
「いや、全然だよ。今の時点では、SPやフリーはおろか、その一部分でさえ滑れないような状態さ。ショーのツアーの間、クワドとトリプルアクセルはキープできるよう努力していたけど、ショーではリンクが狭いし、ただ楽しんで滑っていたから、なかなか難しかったよ」

だが、長年チャンと組んできたウィルソンによると、チャンは休養前とは違うスケーターになって帰ってきたのだそうだ。現役選手は1シーズンに6〜7試合おこなうが、チャンはこの1年間、世界各地でおよそ40ものショーに出演してきた。つまり、彼にとってこの1年間は休養ではなく、別種のトレーニングだったのだと、ウィルソンは言う。
「プロの世界というのは、毎晩お客さんに自分を売り込んで、お客さんとやりとりをする場所なのよ。アマチュア選手がそんな世界に入るのは、とても貴重な経験。自分を変えてくれる経験なの」そうウィルソンは話した。「お客さんとのアイコンタクトもそうだし、あらゆる動きをそこにお客がいるつもりでおこなうようになる。わかるでしょ? 今の彼は、観客の前に立つことに以前よりずっと慣れている。以前はなかった個人的なカリスマ性が出てきているの」

新SPはマイケル・ブーブレ版の「マック・ザ・ナイフ」。新しいルールに則したボーカル入りの曲だ。このSPにはタップダンスの要素が含まれているため、チャンはこの5日間、1日3時間のスタジオ練習で、タップダンサーのルーカス・ビーバーから特訓を受けていたのだという。チャンはこの日、自分がタップをしている動画も公開した。
「今までやった中で一番ハードだよ。ヒップヒップやバレエのレッスンよりハードだった。少なくともタップダンスの雰囲気やスタイル、手の動きや歩き方は、プログラムに取り込めていると思うよ」

フリーの曲はショパン。たった1度だけ、昨年のジャパン・オープンで滑って、男子1位になったプログラムを継続する予定だ。

チャンは今のフィギュアスケートを「とても熾烈」と表現する。自分はそこに新しいアプローチをもたらしたいのだという。
「そう、熾烈。それが五輪イヤーに感じたことなんだ。“よし、クワド、クワド、トリプルアクセル!”みたいなね。そのせいで、僕は忘れていたんだ、デビッドと僕が取り組んできたものをね。プログラムをすばらしいものにするのは何なのか、何が僕を偉大なスケーターにしているのか、すっかり忘れてしまっていたんだ」

「一歩下がったところから観察していて、今そこへ戻ろうとしている感じだね。スケートに新風を吹き込みたいと言ったけど、それは人々が、“彼は心から楽しんで滑っているんだね”と思ってくれるような、本当にさわやかな風を吹き込みたい、という意味なんだ」

もしも引退の道を選んでいたら、実績としては7度のナショナル・タイトルを含む今の実績で十分満足していただろう、とチャンは言う。彼はすでにスケート以外のプロジェクトにも手を伸ばしている。今週末に売り出されるアイスワインのプロジェクトもそのひとつだ。
「だから、今の僕にとって、復帰というのはケーキのてっぺんにのったおまけのクリームやサクランボみたいなものなんだよ。もうすばらしいチャンスを手にしている。だから、これは僕にとってはボーナスなんだ。僕は若いし、健康だ。じゃあ、やってみようじゃないかって」

では、これ以上何を成し遂げたいのだろうか。そう聞くと、彼は答えた。
「遺産を残したいんだ。いつか人々が言うだろう。“2008年から2018年までの10年の間に、こんなスケーターがいたんだって”って。それが僕であることを願うよ。人々の記憶に残るスケーターになりたいんだ」

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エルモ いやあ、パトリックってあらためて、こんなシンプルで短いインタビューなのに、自分のさまざまな内面を如実に見せてくれる人ですねー。にじみでる自信と、その裏側にある不安。それを打ち消すかのように強気なアピールをするかと思えば、一途な情熱もほの見えて。
日本選手はまず見せないような率直さが、やっぱりパトリックの魅力なんだなあと思います。あらためて、帰ってきてくれて嬉しい!

新SPのごくごく一部ですが動画としてアップされています。

いやーすてきすてき❤ 膝と足首をやわらかーく使った、はずむような雄大なストロークは健在ですね。プラス、上半身、特に肩の動きがすごくきれいになっているような気が…。全貌が明らかになる日が楽しみでたまりません!

今週日曜日(日本時間で月曜日かな?)にはアイスワインのお披露目もひかえている(実はこれにパトリックがどうかかわっているのか、イマイチよく把握してないんですが…^^;)パトリックですが、期せずして、この週末、日本ではオリンピック王者と世界ジュニア王者の新プロが初披露。そして、週明けには運命のアサイン発表……。
うぅおおおお、たぎりますわ!

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パトリック・チャン、復帰は2015-16シーズンから!
またまたご無沙汰でしたが……パトリックの新情報キターー!(゚∀゚) に目が覚めました!w

GPSに出ないことは早くから明らかにしていたものの、1月のカナダ・ナショナル出場には含みをもたせる発言もあったパトリックですが、正式にカナダのスケート連盟(Skate Canada)からプレスリリースが出ました。
今季は全面休養。しかし引退はなし! 来季2015-16シーズンに、GPS含めフルに戻ってくるよ!ってことらしいです。

元記事はこちら→Patrick Chan will return to competing in 2015-2016 



「パトリック・チャン、2015-16シーズンに復帰」

2つの五輪銀メダル、そして世界選手権金メダルに3度輝いたパトリック・チャン(カナダ・オンタリオ州出身 23歳)は、2015-16シーズンに競技に復帰する計画だ。

チャンは夏の間しばらく休んだ後、新しいフリープログラムに取り組んできた。ただし、このプログラムを国際大会で滑るのは来年のGPSになる見込みだ。【←後で出てきますがJOは「招待試合」ということなんですね】

競技への情熱は、世界チャンピオンの胸の中でまだ燃えさかっていた。
「今僕が目指しているのは、このシーズンを休養した後で、フルに競技スケジュールに戻ることです」とチャンは語った。「ソチで自分が出した結果、そして世界選手権で獲得したタイトルには誇りを持っています。でも、僕にはもっと達成できるものがあると感じています。今シーズンの休養から新しい練習法や試合への準備のしかたを身につけて、競技に戻ってくるつもりです」

新しいフリープログラムは、デビッド・ウィルソン振付による「ショパン・メドレー」だ。
「このプログラムにはすごくコンテンポラリーな動きが入っているんです。ゆっくりと時間をかけながら、プログラムを練り上げることを楽しみ、芸術面を向上させようとしています。また、練習のサイクルという面でも新しいことを試しているところです。五輪前は毎日必死でプログラムの通し練習をやっていたけれど、今はがむしゃらにならなくてもいい」
その結果、チャンはこう感じるようになったという。
「今はもっとリラックスした穏やかな練習法から、どうすれば今までと同等な成果を上げられるかを学んでいます。このことは来季、僕が前に進んでいくための助けになってくれるでしょう」

チャンの新フリーのお披露目は、今週さいたまで開催される招待試合「ジャパン・オープン」になる。今後はクリーブランドで「An Evening with Scott Hamilton & Friends Ice Show & Gala」(11月8日)、ケベックシティで「SKATEMANIA」などに出演するほか、来年の「スターズ・オン・アイス」にも参加する予定だという。

練習の本拠地はデトロイトのままで、コーチも引き続きキャシー・ジョンソン。チャンにはカナダのスケート連盟と「オウン・ザ・ポディアム」(カナダの五輪クラスのアスリートを支援する組織)からの金銭的援助を受ける資格があるが、ほかのアスリートが援助を受けられるよう、辞退を申し出たという。

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エルモ パトリックのインタビューはたいてい「〜だよ」「〜さ」口調で訳すのですが、今回はプレスリリースってことで改まってみました。(やっぱりちょっと違和感が…w)

そっか、やはりナショナルはなし、なんですね。ワールドはパトリックゆかりの中国だし、ひょっとするとナショナル→ワールドは有りかなあ、なんて勝手に思っていたんですが。
でもまあ急ぐ必要は全然ないのだし、ふだんからプログラムを持ち越してじっくり滑りこむパトリック。今、SPもフリーもできているということは、来季はいつもと同じ「持ち越し」状態で、完成した滑りでシーズンをスタートできるということですしね!
今季パトリックがいないのは、個人的にも、そして男子フィギュア界にとっても寂しいことですが、引退せず戻ってきてくれるのは、すごくすごく嬉しい! じっくり待っていようと思います。
それにしても…新フリーはショパンのメドレーですか! どんな曲を使っているんでしょ?「コンテンポラリーな動き」ということは、少なくとも「子犬のワルツ」はなさそうかな?(まさかの「バラ1」とかないですよね、ウィルソンさんヾ(゚□゚;)ノ )

ああ、JOがますます楽しみですねー!

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パトリック・チャン最新インタビューwith PJクォン
THE ICEで大活躍して、カナダに帰っていったばかりのパトリックですが、おなじみのカナダ人フィギュアジャーナリスト、PJクォンさんのブログに、パトリックの最新インタビュー音声がアップされていました。よーし、また聞き取りにLet's try! と思ったら、これが43分もあるロング・インタビュー(゚□゚;)
しかもPJさんはあいかわらず早口だし、パトリックも流れるような、というか独特のしゃべり方で、私の耳にはレベル高すぎなんですが、ざっと聞き取れたところと個人的におもしろかったところをメインに訳してみたいと思います。本当にざっとですし、めちゃくちゃはしょってますので、そのあたりどうかご了承くださいませ〜。

PJさんのブログページはこちら→Episode: Patrick Chan
(ただし、2人のツーショットの下のインタビュー動画はトランポリンの大会について語ったもの。今回のインタビュー音声は、この動画の下の「➪」をクリックすると聞けます。「AUDIO MP3」というアイコンをクリックするとダウンロードもできますよ!)
トランポリン大会のインタビューは7月7日にアップされてるので、おそらくそれと同じ日、THE ICEで来日する少し前に取ったインタビューだと思います。
ではどうぞ〜。



Q:パトリック・チャン選手、実はトリリンガル(英語、仏語、中国語ですね)で、テニスとゴルフの才能もすごいのよね。Twitterのアカウントが「pchiddy」だけど、このニックネームの由来は?

P:すごく小さい頃についた名前なんだ。初めてナショナルチームに入ったときにもみんなから(特にスコット・モイヤに)いろいろ聞かれたんだけど、ラッパーのP. Diddyの名前をもじったものなんだ。みんなに「Pチディ」、または「チディ」って呼ばれていたよ。
フィギュアをやる前に、まず最初に始めたスポーツはスキーだった。個人競技で、自分の好きなようにかっ飛ばせるところが好きだった。フィギュアもその延長で、好きなだけスピードを出したり、スピンやジャンプをしたり、好きな音楽に合わせて滑れるところが気に入ったんだ。でも一番の理由はリンクをかっ飛ばせるところ。僕はスピード狂だったんだ。子どものころ、ディラン・モスコビッチ(カナダのペア選手)と一緒に練習してたんだけど、「がーっと飛ばしてはジャンプに失敗してズサーッと転んでたね」ってよく言われるよ。

Q:歴代のコーチや振付師があなたに何を与えてくれたか、それぞれひと言で答えてくれる? まずはドン・ジャクソンは?

P:fun(楽しむこと)かな。メイ・ヤンは規律を守ること。
オズボーン・コルソンは種をまいてくれた人。彼がすべての始まりだった。正しい方向性を示してくれて、大切なことを教えてくれ、今の僕になれるよう導いてくれた。ひと言でいえば発展かな。
エレン・ブルカは、コルソン先生の「調教師バージョン」。男子にとってはしつけの厳しい人だったよ。ドン・ロスは僕がジュニアからシニアに移行するときに、競技者として育ててくれた人。成長と自信を与えてくれた。ローリー・ニコルは育ててくれた人。クリスティ・クラールはテクニック…そう、とてもテクニック系の人。
デビッド・ウィルソンは…あはは、一緒に組んで楽しい人だな。振付師の優劣は語りたくないけど、彼もコルソン先生の教え子だったから、先生に与えてもらった物語と特徴を僕とたくさん共有しているんだ。ローリーは僕を育ててくれて、スケーターとしての自信をつけてくれたけど、デビッドはそれをもっと磨いてくれた。
ジェフリー・バトルはすばらしい友人で、演技者としても振付師としても天才。キャシー・ジョンソンは、それらすべてのコーチたちのクオリティーを持っている人。いろんものをまとめあげてくれる人だ。それぞれ、一番いい時期に一番ふさわしいコーチ・振付師に出会えたのは、本当にラッキーだったよ。

Q:あなたのスケート上のヒーローは? 子どもの頃、ヒーローはいた?

P:ごく幼い頃、まだ趣味でスケートを滑っていた頃は、ヤグディンとプルシェンコ、そしてストイコの戦いが好きだったよ。ソルトレイクシティー五輪とその前後の試合をテレビで見ていたな。カート・ブラウニングが現役の頃は、僕はまだ生まれたばかりだったから見られなかったんだ。

Q:あなたのショーでの演技を見るとカートを思い出すの。ショーで他のスケーターを見て、自分の演技に何か勉強になることってある? ショーで滑るのってどう?

P:最高だよ。試合で競っていると、自分がなぜフィギュアをやっているのか、なぜフィギュアが大好きなのか、時として忘れてしまうことある。ジャンプをはじめとして、すべてを完ぺきにやろうとやっきになるからね。でもショーではジャンプも振付の一部でしかないんだ。ショーで滑るのは大好きだよ。観客とコンタクトできるし、自分のパーソナリティーを表現することができるから。試合では、シーズンが進むにつれてジャンプに集中してしまって、プログラムの「演技」部分を忘れてしまいがちだからね。

Q:一番好きなジャンプは?

P:おかしいと思うかもしれないけど3Aなんだ。僕にとって一番ミスが多いジャンプだけど、取り組むとワクワクして、決まったときの達成感が大きいジャンプなんだ。一番嫌いなのはたぶん3Loかな。大事な試合でループをミスしてしまって、罰としてローリーにループをいくつも入れたエキシを作られたことがあるよ。

Q:追うのと追われるの、どっちがいい? SPでトップに立つのと、2位から追い上げるのと、どちらが理想形?

P:SPトップに立つほうがいいと思う。他選手のことを考えずに自分だけに集中すればいいから。他選手を意識するとスケートが荒れてミスが増えてしまうんだ。

Q:勝利のための戦略というのはある? いろんな選手に聞くと、自分が調子がいいときと調子が悪いとき、なぜそうなるのか理由がわからないと言う人が多いの。偶然か魔法の産物みたいなのよね。だからジンクスに頼ってしまう。

P:僕はジンクスには頼らない。靴を右足から履くとか、調子がいいときは練習のときと同じ椅子に座ろうとする、とかはあるけどね。そう、確かに調子がいい悪いはミラクルみたいなものだ。トップ選手はみんな、よかったときと同じ状況をつくりだそうと苦労していると思うよ。僕の場合は神経質になりすぎてもだめだし、その反対でもだめ、微妙なバランスなんだと思う。ミスをしても引きずらずに、ひとつのステップ、ひとつのクロスに集中してプログラムを感じて滑り続けること。でも、それも体調や環境に左右されるから難しいんだけどね。僕を含め多くの選手が、その微妙なバランスを追い求めているんだと思う。

Q:あなたは人々に強いリアクションを起こすわね。夢中になるファンもいれば、批判的な人もいる。今のSNS(ソーシャルネットワーク)の時代は選手にとってきつい? SNSが時が選手に批判的になることは知ってる?

P:もちろん知っているよ。トップにいるならSNSで取り上げられることを覚悟しなきゃいけないし、いろんなことに左右されないこともが大切だと思う。

Q:あるコーチがこう言ったの。「人に悪口を言われても信じるな。でも褒められても信じてはいけない。自分の道を行け」って。以前あなたは、「自分が中国の選手だったら(もっと評価や支援を得られるのに)」と言ってものすごく批判されたことがあったわね。

P:自分にも言えることだけど、批判するのは簡単なんだ。特に、いいときには人は何かあら探しをしようとするものだ。それですっきりするんだろうし、対象を自分のレベルに引き下げようとするんだろうね。でも、さっきのコーチの話のように、いいことも悪いこともうのみにしないで、自分で判断して進むべきなんだ。

Q:自分のプログラムのうち、好きなプログラムを3つあげると?

P:「オペラ座の怪人」と、もちろん「四季」それと…「テイク5」かな。「オペラ座」と「テイク5」はすごくいいシーズンを送れたときのプログラムでもあるしね。

Q:バンクーバー五輪とソチ五輪の違いは?

P:大違いだったよ。バンクーバーのときは初出場でまだ19歳。メディアからのプレッシャーというよりも、地元カナダで最高の演技をしてメダルを、というプレッシャーを自分にかけてしまっていたんだ。今では、最初の五輪で5位は立派じゃないかと思うようになったけどね。ソチはまったく違う気持ちで臨んだんだ。いい演技でも悪い演技でも結果をひきずらず、楽しもうと決めていた。やるべきことをしてきっちり競技すること、そして競技を忘れて大会自体を楽しむこと、この2つをやってやろうと心掛けていたんだよ。

Q:雰囲気(vibe)としてはどちらがよかった?

P:バイブとしては、自分にとってはソチのほうがよかったな。チームカナダの選手同士の絆がすばらしかった。バンクーバーでは他の選手が自分の演技を見に来てくれた話なんて聞いたことがなかったけれど、ソチではスキー競技の選手が団体戦を応援に来てくれたし、選手同士で励まし合う雰囲気が最高だった。団体戦のメダルが特に思い出深かったよ。個人のメダルはしょっちゅう取ってるけど、家族のような親しい仲間と一緒に表彰台に上がれたのはすばらしい経験だった。ソチの2つの銀メダルはかばんに入れて持ち歩いて、イベントのときに子供たちに見せたりしてるけど、自分の功績で人を励ますことができるのはすごく嬉しい気分だよ。ソチではスコットと他の競技を見て回ったのも楽しかった。特に女子ホッケーの試合は最高だったな。

Q:少なくとも秋までは休養の予定ですよね? 競技に復帰したときにはどんな結果を達成したいと思っていますか?

P:結果というよりも…もちろん試合では勝ちたいし、勝てたら嬉しいけど…僕の目標は「自分のために滑ること」なんだ。去年もソチに向けてそう言い続けてきたけど、結局それはできなかった。ソチでは、3度の世界王者だから勝たなきゃとか、チームメイトのために勝たなきゃという意識を持ってしまってね。母国からの期待というより自分自身の問題だったんだけど。もし競技に戻ると決めたら、自分がベストであり、自分のように滑る選手はほかにはいないんだ、ということをあきらかにしたい。僕自身も楽しみながら、自分のすべての動きで人々を興奮させたい。

Q:今でもスケートは好き? リンクに向かうのは楽しい?

P:今は試合もないからやるべき課題もなくて、ただリンクに上がることを楽しんでいるよ。リンクには友達もいるしね。ただグライドしたり、エッジワークの感覚を楽しんでいる。1日を終えてリンクを降りるときには、自分の体にはこの痛みや疲れが必要だったんだという満足感を感じている。1日中家で寝てることもできるけど、自分はリンクに行きたいんだ。友達の練習を手伝ったりもできるしね。以前は毎日だったから苦痛としか感じていなかったけど、自分の体に最大限の負荷をかけることがどんなにすばらしい感覚か思い出すのに、この休養は必要なんだと思う。

Q:インタビューでは必ず聞いている質問よ。「スケートって何?」

P:ええと…スケートは自由だ(Skating if freedom)。

Q:自分の特徴を3つの単語で表すと? あなたはどんな人間?

P:僕は…楽しい人間であり、意志の強い人間、そして負けず嫌いな人間だ。(joyous, determined, and competitive)

Q:自分を成功に導いてくれたものは? 他者とあなたの最大の違いは何だと思う?

P:パワーだね。パワフルな身体、強さだと思う。




THE ICEで披露した新プログラム。動画主さま、ありがとうございます。
マイケル・ブーブレの歌はフィギュアではよく使われるけど、パトリックの珠玉のスケーティングには本当によく似合いますね。西岡アナによると、競技に戻るときにはこれをSPで使う可能性もあるとか。
アンコールのジェフとの「エレジー」コラボがまたすばらしい! よく見るとパトリックとジェフの動きの細かな違いもわかって、すごく貴重な演技ですね。
これ見ると、やぱり戻ってきてほしいなあとすごく思います、パトリック。今季のカナダナショナルでの復帰もありえるかも?と言われていますが、どうなんでしょうね?
 
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パトリック、バンクーバーでは子犬だった。ストイコのコメントにケビン情報も。

もう激しく今さらなんですが、あけましておめでとうございます! 今年もこんな感じで出遅れてばかりの1年になりそうですが、どうかどうか、よろしくお願い申し上げまする!!m(__)m

というわけで、もう全米選手権もとっくに始まり、カナダも今週末だし、あれ、もうユーロも来週じゃん!!!という今日この頃(真っ青)。 海外記事もバンバン入ってきてまったく追いつけないのですが、とりあえず目についたものをぼちぼち訳していきたいと思います。
まずはThe Canadian Pressというところが配信したパトリック・チャン選手についての記事です。

元記事はこちら→Patrick Chan is a different person from the "puppy" at the Vancouver Olympics




「パトリック・チャン、バンクーバーのときは“子犬”だったが今は違う」

4年前のバンクバー五輪のとき、自分はまるで「ペット預かり所の子犬」みたいだったよ、とパトリック・チャンは言った。初めてパーティーに出かけて、みんな何てかっこいいんだ、何て自由なんだと、目を丸くしていたティーンエイジャーだったと。
「すっごくエキサイティングだったよ。“すげー、クールなものがいっぱいだ! かっこいいウェアもあるし、ジムもすぐ近くにあるし” って感じだった。いろんなものがそろっていて何でも自由に使えたんだ」
カナダの国内選手権が始まる直前の木曜日、チャンはそう語った。

チャンは、去年の大晦日に23歳になったばかり。だが、バンクーバーで5位に終わったときには「ヘッドライトを浴びた鹿」(びっくりして何もできないこと)だった彼も、今はまったく違うゾーンにいるベテラン選手になっている。昨年春にはコロラド・スプリングスからデトロイトに拠点を移したが、それは今まで一緒に暮らしていた母のカレンから自立することでもあった。このことが彼の成熟を早めてくれたようだ。
「ソチにはもっと普通な状態でのぞめると思うよ。今は1人で暮らしているからね」とチャンは言う。「1人暮らしのワクワクを味わえているんだ。食料品店に行って、“今日はオレオを買おうかな”、“今日はアイスクリームにしようかな” ってね」
「今は自分がやりたいことが完ぺきにコントロールできているんだ。だから今度のオリンピックには、しぶしぶ合宿に行かされるみたいなのとは正反対の、とてもいい気分で行けると思うよ」

チャンは今週開かれるカナダ選手権で7連覇をめざしている。世界選手権で3連覇をなしとげて以降、彼はソチの(金メダルの)最有力選手となった。11月のGPSフランス大会ではショートとフリー、そして総合で世界最高点をたたきだし、2位の羽生結弦に31点もの大差をつけて優勝した。
羽生はカナダ人のブライアン・オーサーをコーチとして、トロントを拠点に練習している。チャンは、ソチでもっとも手ごわい競争相手になるのは羽生だろうと予想する。19歳の羽生は12月のGPFでチャンを破り、ショートではチャンの記録を上回る最高点を出した。

だが、羽生は母国の福岡で滑ったのだから、とチャンは指摘する。
「ソチは彼にとって初めてのオリンピックだし、日本開催でもない。オリンピックはぼくら全選手にとって公平な場になると思う。でも、僕は誰のこともあなどるつもりはないよ。ダイスケは苦しいシーズンを送ったけど、彼には何か特別なことができる力がある。ハビエルもそうだし、デニスだってそうだ」

世界チャンピオンに3度輝いたエルビス・ストイコは、今シーズン、男子の試合を注視してきたという。ソチはチャンと羽生の一騎打ちになるだろうと、彼は予想している。
「羽生にはワクワクさせるものがあるんだ。予測不可能だし、新鮮さを持っているからね。一方、チャンには成熟がある」

「パトリックは集中力を高めていく必要があるだろうね。他選手の力が以前より彼に近づいてきているから」とストイコは言う。「僕が見るところ、今は倒すべき相手は羽生だ。彼は絶好調だからね。でも、パトリックは経験を持ち合わせている。オリンピックを経験しているし、3度の世界チャンピオンだ。プレッシャーに負けないように集中を切らさないことだね」
「今度のオリンピックはバンクーバーじゃない。カナダじゃないから、少しは気が楽だろう。それでも、その1週間はとにかく集中力を高めて、いろいろなものに飲まれないようにするべきだ」

ケビン・レイノルズも、ソチのメダル候補に名を連ねたい選手だ。だが、カナダ男子2番手である彼は、6か月にわたる苦しい靴トラブルの後、今やっとシーズンデビューを果たそうとしている。
23歳のレイノルズは、昨年春の世界選手権で5位に入賞した勢いを維持したいところだった。だが、新しく買ったスケート靴は、特注であつらえたにもかかわらず、彼の細いかかとには大きすぎた。彼のシーズンはそこでいきなり中断されることになってしまった。

「靴は今でも100パーセントではないけれど、ずいぶんいい感覚にはなってきているよ」とレイノルズは話した。「今できるスキルは自分の満足いくレベルではないけれど、今週のカナダ選手権をなんとか乗り切って、ソチでもなんとかやっていきたいと思っている」
「理想的な状況ではまったくないよ。カナダ選手権がシーズン最初の試合で、ソチ五輪もうすぐそこ、30日後に迫っているというのはね。経験のために、なんとか試合に出ておきたかったとすごく思う」

レイノルズはGPSを2試合とも欠場し、練習でもクワドを含む高難度のジャンプをまったく跳べない状態だった。
昨シーズン使っていた靴を履き古して以降、今のものがもう9足目か10足目になるという。12月には特注品を作るためにイタリアの靴メーカーを訪ねたことさえあった。
「そのときにはかなりフラストレーションがたまっていたよ。2試合目のGPS欠場を決めたところだったから。五輪シーズンに自分にできることは何でもやりたかったんだ」

その後、昨シーズンの靴に戻してみた。手元にあった、特注品ではないRisportの靴だったが、この1足が完ぺきにフィットしたという。
「まるで繊維だけって感じなんだ」とレイノルズは言う。「もうカラカラで何も残っていない感じだよ」

カナダの五輪枠は、男子とダンス、ペアが各3枠。女子が2枠。ソチに出場する国では最多だ。カナダスケート連盟は日曜日に五輪代表を発表する予定だ。(以下ダンスとペアについて略)

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てれネコ 写真はカナダのスケート連盟がTwitterにアップしたもの。各選手への共同インタビューがおこなわれたようですね。このインタビューをもとに記事がいくつも出ているようですが、とりあえずパトリックの言葉一番拾われていると思われるこちらの記事を掲載してみました。

それにしてもパトリック…羽生羽生言われてさすがにイラついたでしょうか?「彼は初の五輪だし、ソチは日本じゃない」などと! 他に、「ロンドンワールドでも表彰台に上がらなかったしぃ〜」と言ったという記事もありました。祝・パトリック節復活ですね!!
ところで、今季いろんなインタビューで自立した自分を強調しているパトリックですが、「オレオもアイスクリームも自分の好きなように買えるんだ!」というのが、ものすごくカワイイですね!(今までよほどお母様が厳しかったのでしょうか?)
そしてケビン…(;_;) 状態は今もよくなさそうですが、なんとかがんばってほしいです!

ひとつごめんなさい。ケビンの最後のセリフですが、じつはちょっとあいまいなのです。原文はこうです。
 "They feel like tissue basically," Reynolds said. "There's no life left in them."
古い靴なので革がカチカチになっている、という意味かなあと思ったのですが、今ひとつ自信がなく…。もし異論がありましたら、どうかよろしくご教示くださいませ!m(__)m

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カテゴリ:パトリック・チャン | 16:45 | comments(8) | trackbacks(0) | - | - |
パトリック・チャンがバンクーバー五輪で学んだこと。ビデオインタビュー
残念ながら自爆祭りになってしまったスケート・カナダ男子…。そんな中でも、パトリック・チャンが圧勝したこと――特に強力なライバルと目されていた羽生くんに大差をつけて優勝したことで、ソチの金メダルはやはりパトリック一択か!という雰囲気がただよいはじめているこの頃。

いやいや、スケアメの町田くんはパトリックを上回る得点でしたし、日本男子も海外男子も全員まだここから盛り返してくる!と信じていますが、スケカナでのパトリックの言動を見ると、なんだか精神的にすごく成長して、「男気」さえ感じられる気がしたんですよ…。

そんなパトリックに、おなじみのPJクォンさんがビデオインタビューをしています。カナダのソチ五輪サイト上に10月30日付でアップされた記事がこちらです→Patrick Chan's Olympic lessons
この記事に掲載されたビデオインタビューで、パトリックがなかなかいいこと言ってるんです(←上から目線ですいません^^;)このパトリックの動画だけ書き起こしてみたいと思います。
(限定公開になっているため、ここに埋め込むことは控えたいと思いますが、一応リンク先はこちら



PJ:こんにちは、PJクォンです。世界3連覇、そしてソチ五輪メダルの有力候補であるパトリック・チャンをお迎えしています。あなたは2010年バンクーバー五輪にも出場しましたが、バンクーバーではどんなことを学んだのか教えてもらえますか?

パト:バンクーバーで学んだことですか……僕にとってのバンクーバーは、もちろんちょっと失望した体験でした。僕の人生において特別な部分です。当時はまだ19歳。とても若くて、経験もあまりなく、世界選手権では2度銀メダルを取っただけでした。人間としてもスケーターとしても今とはまったく違っていましたね。自分にそれほど自信もなく、いつもそばで誰かに助けてもらっていました。五輪を前にした時期にも、五輪の最中でさえも、いつも誰かの助けが必要で、僕ひとりでは何もできなかった。ひとりの時には居心地悪く感じていました。そのせいで、たったひとりで五輪の氷の上に立って競技するのが、難しいものになってしまったんだと思います。あれほど巨大なリンクにひとりで立つのは怖いものですから。

ソチ五輪に向かう今、当時と違うのは、年齢を重ねたこと。今は22歳、ソチの頃には23歳になります。大人と言っていい年齢になったし、経験も積んできました。デトロイトでは一人暮らしをしていて、自炊もしてますし、体のケアも自分でやっています。いつマッサージやカイロプラクティックが必要か、自分で判断しなくちゃならない。そうした小さなことが合わさって、自信になっています。五輪に向かうには、自信やポジティブな考え方をもてることが重要だと思います。

PJ:そうした、この4年間でつちかってきた自分に対する意識以外に、ソチのために何か「ゲンかつぎ」でやっていることはありますか?

パト:ゲンですか?(笑)僕はゲンには頼らないんです。そういう運とか迷信とかは、何の助けにもならないから。バンクーバーの時には今よりは頼っていたかもしれないな。決まった場所に座るとか、衣装を着る方法とか、スケート靴のはき方とか。ゲンというより習慣の問題だと思うけど、僕はいつも右足のソックスを履いてから左足のソックスを、右の靴を履いてから左の靴を履きます。そういう順序はあるけれど、ゲンのためにやってることは何もないですね。自分の運は練習することで作っていくものだし、自分にとって安心できるもの、ハッピーになれるものを持つことが必要だと思います。ソチ五輪に向かうにあたって、僕は考えたんです。毎日デトロイトで練習している中で、何が自分をハッピーにするのか、いいスケートができるときは何が理由なのか。五輪でそんな状況をつくりだせるようにするにはどうすればいいのかってね。

PJ:最後の質問です。あなたにとって「完璧なオリンピック」ってどんなもの? どんな光景を思い描いているかしら?

パト:まず団体戦で優勝することですね。チームとして表彰台に立つこと。それが、チームにかかる――カナダの五輪チーム全体にかかる大きな重圧を和らげることになると思います。期間中ごく初期のメダルになるだろうし。そして、それが個人戦のプレッシャーも軽くしてくれると思います。

自分が五輪の氷の上に立つときには、メダルのことは考えないでしょうね。考えるのは、なぜ自分が今ここにいるのか。どうすれば自分がハッピーになれるか…それは完璧な演技をすること。僕はリンクに立ち、クワドを2本決めて、その後はひとつひとつのエレメントにだけ集中していく。やがて最後のエレメントのダブルアクセルが終わって、最後のステップに入る。その時にはすっごい笑顔を浮かべて、こう感じているんです。「これが僕の人生における巨大な章の、すばらしいエンディングになるんだぞ」って。……それが完ぺきなオリンピック、人生最大のイベントでしょうね。(終)



 
スケカナでのエキシ…ちょっとかっこよくないですか、このパトリック!? 滑りはもちろん、表情も所作も素敵で、思わず惚れそうになりましたよっ!
じつはこの大会前には不安が大きくかなり緊張していたと語っていましたが、上のインタビューにあるように、日々いろんなことを考えながら着実にソチに向かっている感じがひしひしとします。

次戦はパリで再び羽生くんと対戦しますが、パトリックが優位を保つのか、羽生くんが底力を見せてリベンジできるのか。そこにアモ、ミハル、ロス、ナンソン、ハンヤンたちが絡んでくるのか、ものすごく楽しみです! 

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カテゴリ:パトリック・チャン | 11:55 | comments(17) | trackbacks(0) | - | - |
パトリック・チャン、「ラ・ボエム」と新プロ「四季」を語る @skatecanada
当ブログとしては異例の2日連続更新! しかも2日連続パトリックでございます(笑)
カナダスケート連盟のサイトに、今季の新フリー「四季」についてだけでなく、昨季の「ラ・ボエム」や去年からの環境の変化などについて、パトリック自身がたっぷり語っている記事が掲載されていました。(Hanaさん、教えていただきありがとうございます!)

元記事はこちら→Patrick Chan unleashes Vivaldi at Thornhill Summer Skate 8/19/2013



「パトリック・チャン、Thornhill Summer Skateでヴィヴァルディを初公開」

この夏、彼はコロラド・スプリングスで荷物をまとめ、デトロイトへと引っ越した。コーチのキャシー・ジョンソンと二人で、荷物をたっぷりつめこんだ2台の車――屋根の上には彼の自転車が積まれている――で小さなキャラバンを結成して、アメリカ中西部の大平原をえっちらおっちら走り抜けた。荷物をすべてほどき終えたのは8月も半ばになってからだった。チャンとジョンソンはこの移動を休暇旅行も兼ねさせることにしたのだ。通常なら2日で移動できるところを、途中でカンサス・シティやシカゴに立ち寄った。これはチャンにとって新しい始まりだった。これからはデトロイト・スケーティング・クラブのスケーターだ。

8月18日にトロント近郊で開催されたThornhill Summer Skateで、彼が初公開したオリンピック用プログラムは、新しいものであると同時に古いものでもあった。曲はヴィヴァルディの「四季」。チャンが2006-7シーズンの世界ジュニアで2位になったときに使った、華やかで豊かなイタリアバロック音楽の作品だ。2007-8シーズンには世界選手権デビューの際にこの曲をスウェーデンで再び使い、9位になった。このときの振付はローリー・ニコル。今回はデビッド・ウィルソンだ。

「ヴィヴァルディではいい結果をたくさん出してきたよ」とチャンは言う。「このプログラムを最後に滑ったとき、自分でわかっていたんだ。もう一度オリンピックで滑るんだろうなと」
プログラムのもともとのバージョンは、オズボーン・コルソンからチャンへの最後の贈り物だった。2006年に90歳で亡くなったコルソンは、コーチと振付師を兼ねるのが常だったが、2006-7シーズンには、フリーをローリー・ニコルに振付けてもらうよう初めてチャンに勧めたのだった。

つまり、ヴィヴァルディの新プログラムは、チャンにスケーティングスキルを教えたコルソンに捧げるものになる。チャンはこの新しいバージョンのことを「自分のGreatest Hits」[*ヒットメドレー、ぐらいの感じでしょうか]と呼んでいる。過去に使った曲の音色と主題を組み入れ、さらにずっと昔、コルソンが彼のために考案してくれた基本的な動きも入っているからだ。

「突拍子もないことをやるつもりはないんだ」とチャンは言った。「今シーズンは限界に挑むようなことはしない。今季はそれをやるべきシーズンじゃないんだ。今季は心地よいと思えるもの、スケートを楽ませてくれるもの、ベストなスケートをさせてくれるものへと立ち戻るシーズンだと思う」
曲を選んだのはチャンだ。彼は振付にも参加し、とりわけ以前のプログラムで気に入っていた振付のパターンや親しみのあるちょっとした動きを入れる役割を果たした。巧妙な細部の振付やターンや動きはたっぷり入っているが、いわば履き心地のいい靴のような感覚のプログラムなのだ。それでも高度なプログラムではあるため、ペース配分や自分に合うリズムをつかんでいかなくてはならない。



ショートは昨シーズンのものを持ち越すというが、これは当然だろう。ラフマニノフの「エレジー変ホ短調」を使ったショートでは、3月のカナダ・ロンドンでの世界選手権で98.37という世界最高点をたたきだした。今回Thornhillではショートは滑らず、フリーだけだった。早い時点で観客とジャッジの前で披露し、ソチ五輪にむけて勢いをつけるためだ。

今回の出場選手には復活してきた織田信成もおり(スタンディングオベーションを受け、優勝した)、まるでグランプリシリーズの試合に近い感覚だった、とチャンは言う。
そしてチャンが演技をおこなうと、客席を埋めた観客たちは、チャンの才能を見せつくすよう作られたプログラムの中で、彼の卓越したブレード使いを目撃することになった。完璧な演技ではなかった――3回転のジャンプのいくつかが2回転や1回転になった――が、チャンはフットワーク、スピン、つなぎをきちんと実行することだけを意図していた。チャンのパワーに見合うリンクはどこにもないのだろう、小さなホッケー用リンクではジャンプは壁ギリギリになってしまった。4回転ジャンプは2本決め、そのうち1本は3Tとのコンビネーション。今年は4回転への入りのパターンを変えて跳びやすくなったという。そう、ジョンソン・コーチによると、チャンにとって4回転はますます簡単なものになっているそうだ。

オリンピック用プログラムの初披露だけあって、心理的なプレッシャーはあった、とチャンは認めた。緊張していたし、みんなが気に入ってくれるか気になっていたという。それでも、自分が気に入っているのだから、みんなも気に入ってくれるはずだと思っていた。それはそのとおりだった。観客は彼にスタンディングオベーションを送った。

世界選手権ではミスを連発してフリーで2位に甘んじるなど、昨季は苦しんだシーズンだった。チャンは「実験的なシーズン」だったという。いつもは毎年新プロは1つだけだが、昨シーズンはジェフリー・バトルとデビッド・ウィルソンという2人の新しい振付師のもとで、プログラムを2本とも新しくした。ウィルソンがチャンのために初めて振付けたのが「ラ・ボエム」だったが、じつは苦闘していたんだと、チャンは今、認めている。
「ラ・ボエムは大好きだったよ。でも、それは僕じゃなかったんだ」
彼とウィルソンは去年はまだお互いのことがよくわかっていなかった。だが、今はわかり合っている。

チャンによると、ラ・ボエムは「やたら長く感じた。編曲のしかたもそうだし、ステップもいつもよりちょっと遅く感じた。最後のコレオシークエンスもそれほど速くノリのいいものだとは感じられなかった」という。今度の新しいプログラムでは、最後におこなう彼自慢のステップで、観客とジャッジを乗せ、そしておそらく彼自身も乗せていくものになるはずだ。

デトロイトでは穏やかで自由な気分で過ごしているという。リンクメイトには元全米チャンピオンのジェレミー・アボットやアリッサ・シズニー、同じカナダのエラッジ・バルデなどがいる。
「みんな、ものすごく仲良くやっているよ」とチャンは言う。「みんながお互いの役に立っているんだ。本当にそうなんだよ。僕ら全員が一緒に高め合っているんだ」
「お互いにいい刺激になっているよ。そして、エラッジとの練習でこんなに笑ったことは今までなかったよ」リンクメイトと一緒にディナーを食べに行ったり、ビデオゲームをすることもある。チャンはクラシックでビッグな「アメ車」が大好きという点でも、まさにぴったりの街にやってきたのだ。

シーズンでこれほど早く試合に出たことも、4回転ジャンプを決められたことも、今までなかったことだった。
「すべていい方向に進んでいるよ。トンネルの奥に光が見えてきたところなんだ」
彼は今、責任感を感じている。おそらくカナダ男子初の五輪金メダリストになることへの。




 いろいろ興味深いことは多いけれど、ファンにもファンじゃない人にも人気が高かった去年のフリー「ラ・ボエム」について語っているところが、個人的には特におもしろかったです。
「滑りにくかった」と言っているのは読んだことがあるんですが、冗長に感じていたんですね。ウィルソンともいまいち呼吸が合っていなかった模様。まあ、私はそれでも「ラ・ボエム」は大好きだったんですが、こうやって今振り返って分析できているということは、今年の新プロがよほどフィットしていて、ウィルソンともいい関係が築けている、ということなんでしょうね。
初見では「うーん」と思った「四季」ですが、動画を10回ほど(笑)見てみた結果、今はけっこうポテンシャルがあるプロなんじゃないか(上から目線ですみません…^^;)と感じています。ソチではどんな「作品」になるのか、本当に楽しみ!
…しかし、話は違いますが、ソチ五輪がほぼ確定している選手はしっかり行程が描けてうらやましいよなあ…。

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カテゴリ:パトリック・チャン | 10:59 | comments(8) | trackbacks(0) | - | - |
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